東日本先達会の午後の講習では、急きょ駆けつけてくれた、厚生労働副大臣の大塚耕平参議院議員から、お大師さまのお話しを聞くことになった。
原発事故以来、特に政治家へのアレルギーのようなものもあり、何故、民主党の政治家がここにいるんだと初めは思ったのだが、話を聞いてビックリ、お大師様についてまことに詳しく学ばれておられ、感心するばかりでした。それもそのはず、大塚議員は、『弘法さんかわら版』なるお大師様に関する著書まで著されていたのでした。その本の紹介には
「名古屋覚王山日泰寺の地元の小中学校を卒業し、参道前に事務所を置く国会議員が、毎月21日の「弘法さん」の縁日に、縁日の由来などを調べ2007年7月からひと月も欠かさずに地元振興のため参拝客に配っている「弘法さんかわら版」から、弘法さん・八十八ヵ所霊場や日泰寺にまつわる話を中心にまとめた異色の書。」
とあります。もともと、お大師様とのご縁のある方で、四国八十八ヶ所霊場会の会長からのオファーを受けて、ジュネーブから帰ってまだ間もない忙しいさなか、この霊場会発会式に駆けつけてくれたということでした。もちろん、今回は政治的な話をするために来てくれたのではなく、あくまで私的に先達会のために駆けつけてくれたのですが、なにより私が感心したのは、政治家というと、たとえば弔問に顔を出し、人を掻き分け焼香し自分の存在を誇示して帰ってしまうような議員さんばかり見てきたので(殊に最近は民主党の議員さんの人間の資質みたいなものに疑問を感じていたので)、大塚議員が皆と一緒にお昼を食べ、講演後も全ての研修が終わるまでみなと一緒に会場に残っておられたのに少なからず驚きました。
今日は褌は脱毛、もとい、脱帽です。恐れ入りました。
久し振りに京都の本山に来ました~途中、 三十三間堂をお参りし、今年で50回目を迎えた全真言宗教誨師大会会場の智積院に到着。ちらっと、裏を覗いたら、30有余年昔に寝泊まりした建物が残っていて懐かしいかぎりです。今年から、倅もお世話になってるのが不思議な感じです
ところで、京都は今、紅葉が見頃ですが、考えてみれば、紅葉を見たいんなら近くの山に行けばいいんで、やはり、せっかく京都に来たら、仏さんを拝みに行きたいものでございます〓だから、 早くお寺に“い紅葉”
追伸、紅葉はろくに見られませんでしたが、高野山の松長猊下はじめ真言宗各ご本山のトップがお揃いになった夜のレセプション会場では、わが智山派の化主猊下に、春の仏画展にわざわざお越しいただいたお礼のご挨拶と、教誨と仏画について親しくお話をさせていただくことができました~
今日は、私の生まれて育った寺で、たくさんのおロウソクを灯して三界万霊を供養する恒例の「千灯供養」が行われた。埼玉の県民の日に開催して、今年で40回目だが、今まで一度も雨などで中止や延期になったことがなく、今日も風もない穏やかな天気に恵まれ、心に残る行事になったと思います。よかった、よかった
チリの落盤事故で、有名な諺・“チリも詰まれば穴どうなる?”という皆の心配も吹き飛ばすぐらい、生還して元気いっぱいでみんなに石を配りまわっている人などを見て、本当によかったと世界中の人が胸をなでおろして喜びました。おめでとうございます。因みにメンバーに“マリオ”さんという名前の方もいたので、もういっそのこと、土管から飛び出す任天堂のスーパーマリオみたいに、くるくる回りながらみんなに石炭をぶつけながら喜びを分かち合えばいいのにと思っちゃいました。
しかし、ともかくこうした苦難を乗り越えることにより、その人に大きな自信と、ある意味宗教的な信念のようなものが生まれることは想像に難くありません。それにしても33人という数は、仏教圏の国であれば、観音様の奇跡として流れるニュースのような気もいたします。
それで「穴」といえば、やはり、3月30日の当ブログに書いた「慈眼寺穴禅定」を思い出します。地中深く挿まれる、そんな非日常の体験がしたい方は、どうぞ行ってみてください。因みに、その際は、むやみに入るのはとても危険ですので、必ず先達さんのご指導を仰いでくださいね。
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