ののたん!ののたん!

でも合コンはした事ないんれすよ

憧憬

2007-01-24 00:54:27 | Weblog
道重さんの写真集がワニブックスから届きました。
もちろんサインが入ってるわけもないので、さっさと簡単に感想でも。
けっ、ワニのあほっ!


『美しいオトナの女性へと成長する、道重さゆみの至極のショットの数々。憂いを帯びた表情も、麗しい姿も全てが彼女の「イマ」!!』
という帯のキャッチコピー。
この文章を踏まえた上で鑑賞すると、ああなるほどと思う。
異常なまでの肌の白さと漆黒の髪と瞳に代表される道重さゆみの造形の美しさ麗しさは
前作よりも各段にその存在感を増しているし、それはオトナの女性と呼ぶに相応しい領域に達している。
無機質なまでのその表情、というか道重さゆみという形には
以前垣間見えていた幼さあどけなさはその影すら感じない。
1ページ1ページが時間を止めて丹念に造り上げられた瞬間であって
その前後に動きはない。生身の彼女に感じる息吹の一部を切り取ったものではない。
芸術の事とか分からんけど、写真家が頭の中で構築する作品のピースの一つとして
彼女の美しさは確実にその役割を担っているのだろうけど、それは一つのピースでしかない。
道重さゆみを撮るためではなくて、道重さゆみを使って一つの作品を造るための写真集のような気がする。
その美しさは重要なファクターではあったのかもしれないけれど。
彼女の美しさが最も端的に表されるのは、表情に一切の力がなくなった時であるように思う。
笑顔はとても可愛らしいけれど、そんな写真集の中でそれは違和感を拭い去れない。

彼女のそんな美しさはとても素晴らしいのだけれど
モーニング娘。道重さゆみの写真集としては、素晴らしい出来だとは言い切れない。
そこには彼女の鼓動を感じない。
生身の人間はいるけれど、生身のアイドル道重さゆみはいない。
それを感じるショットも若干ないことはないけれど、完全に作品の中に埋もれてる。
それでもその形としての美しさを作品として素晴らしいと感じさせる彼女は素敵だけど
彼女の魅力はそんなところだけに留まっているものでもない。
でももしかしたら道重さんはモーニング娘。になっていなかったらこういう女性になっていたかもしれない。
カメラの前で時折見せる彼女の独特の空気感、それが彼女の本当の姿なのでしょうか。
ほぼ最後らへんの4ページ。
交互に見せられる彼女の姿は、陰と陽でありイマの彼女の内面と外面であるのか。

まあ道重さんに興味がない人がこの写真集を見ても
「道重ってキレイだね」それで終わってしまいそうで悲しいです。
それがこの写真集の意図するところなのかもしれないけど
「道重っていいね」とはならないならそれは残念です。
それを入り口に広がっていけるのなら素敵な事ですけどね。

カバーを捲ったところにいるテニスコート姿のさゆみん。
本体の外枠とも言うべきその場所に大きく写るその姿は
数少ない道重さゆみらしさであり、もしかしたら彼女自身のこの写真集へのアンチテーゼなのかもしれない。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2007-01-24 01:20:28
分かりづらい感想ですね
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Unknown (二の腕#にのうで)
2007-01-24 01:50:54
なんかわかる
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Unknown (こんもり)
2007-01-24 22:37:57
カーグラフィックTVでの古谷徹のナレーションみたいな感想ですね
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Unknown (フミーン)
2007-01-25 00:24:36
>>Unknownさん
道重さゆみは美しいっていう事をただこねくりまわしたかっただけなんですが
相変わらず自分のボキャブラリーの貧弱さには頭を抱えます。

>>にのうでさん
さすがさゆヲタ

>>こんもりさん
古谷徹って俺の中では星矢さんです
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