囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

境界の懲りない面々

2020年10月16日 | 雑観の森/政治・経済・社会

 

まさか、ほんとうに?

 ~ 「ナチスに学ぶ」?

 ~ あれは失言? 本音? の巻】

 

 


大著「存在と時間」で知られる

20世紀最大の哲学者ハイデガーが

なぜナチズムを擁護するようになったのか。

ヒトラーは狂喜乱舞したことだろう。

著名なアカデミズムのお墨付きを得たのだから。

 

教え子で、一時は不倫関係にあった

ユダヤ人のハンナ・アーレントは、

ナチズムが台頭したドイツから米国に逃れた。

亡命後は、主に政治哲学の分野で活躍し、

全体主義を生みだす大衆社会の分析により

一躍有名となった。

 

 

ある政局トーク番組での一場面。

「ナチス党は、選挙によって選ばれた政党。

のちにホロコースト(ユダヤ人大虐殺)に傾斜したが

『前半』と『後半』に分けて評価すべきだ」

と発言した評論家が、他の出演者から集中砲火を浴びた。

 


わたしは右も左も両極端な党を支持したことは

一度もないし、これからも99㌫ない。

根っこの部分に疑念があるためだ。

 

それにつけても

政権党の近ごろの強権姿勢はどうか。

こう露骨なら何をしたいのか、想像がつく。

歴史を紐解けば、脈絡の判読は容易だろう。

変節したのか、本性を現したのか。

「名は体を表す」か、「名前負け」か

いずれ、そう遠くない時期に分かろう。

 

 


マルティン・ハイデガー(1889~1976年) キリスト教神学、現象学、ドイツ観念論、実存主義、古代ギリシア哲学の解釈を通じて独自の存在論哲学を展開。主著「存在と時間」。1933年4月、名門フライブルク大学の総長に選出され、翌月に22人の同僚教授とともにナチスに入党した。

 

 

▲「継承」か「皮肉」か「お笑い」か、不気味な足音が聞こえてきたか▼

 

 

 

 

 

 

 

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