囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

「ノアの箱舟」の行き先

2021年04月17日 | 雑観の森/心・幸福・人生

 

 

 

 

ノアの一行が

舟に乗り遅れなかったことが

ときどき本当に残念に思える。

 マーク・トウェイン(1835~1910)

 

 


百人碁会の年会費は4000円である。

週1回土曜日の碁会に毎回参加したとして

年50回なら「1回80円」で碁が打てる。

京都、東京等の囲碁サロンが「1回1200円」前後。

だから、コストは「15分の1」である。

 

囲碁サロンは、カネさえ払えば

相手を探してくれ、お茶を出してくれて

わずらわしいことは、やらなくてもよい。

会場確保やら、設営やら、後片付けやら

これらは料金のなかに含まれる。

お客さんだから、である。

 

一方、百人碁会として三十年――。

近所でカネもかからず

いろいろな相手と碁が打てるから

人気があり、親睦会も盛んだった。

だが、この互助組織には

権利だけではなく、義務が伴う。

「お客さん」だけじゃ、マズイのだ。

 

強くて、教えてくれる人がいれば

熱心で、つい応援したくなる人もいる。

運営に協力的な人がいれば

「乗っかるだけ」の人もいる。

フレンドリーに打てる人がいれば

打って不愉快にさせられる人もいる。


それに、新型ウイルスが直撃した――。

 


いま、半期2000円の会費を特例で半額にし

4月の四つの碁会開催日に徴収している。

第1土曜、第2土曜だけで計56人が納金した。

残り2回の徴収日(4月17日、24日)で、

何人が千円札1枚を握ってやってくるのか。

 

来る者は拒まず、去る者は追わずの集いが

この「大洪水の渦」でどう変化するのか。

舟に乗るべきか、乗らずに去るべきか、

千円払うもよし、払わぬもまたよし、である。

 

さて、きょう午後、3回目の徴収日――。

コロナ感染急拡大のなか

ほぼ最後の徴収日となりそうな気配だが、

さて、どんな人がやってくるのだろうか?

 

出会いを大切に――

 

 



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