福山市駅家町にある、「二子塚古墳」が国史跡に指定された記念として、
現地で見学会が開催されました。
開始当初は、くもり空でしたが次第に晴れ空にかわり、暑い日ざしとなりましたが
熱心な参加者により、よりヒートアップした感が致しました。
まず主催者側の「福山市文化財協会」土肥会長からあいさつがあり、続いて
全体の説明を「福山市教育委員会文化課」畑信次次長より伺いました。
参加者が約180名近くとなり、一度に見学が不可能なため、班構成で4班に
分けて見学することになりました。
説明の方々は、墳丘全体を手島主事と高田学芸員とで引率され説明を受けました。
石室内は、畑次長が説明されました。
今回の調査で解ったことは、
1.前方後円墳が無くなる7世紀の初頭に、前方後円墳がこの備後地域に築かれた
こと。
2.前方部と後円部に石室を持つこと。
3.後円部の石室が長い(墓道を含めると24.7m)こと。
4.柄頭(双龍環頭柄頭)が出土し、誰でも持てない太刀の柄頭であること。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/c5/97dfd623290c0a9e91a5ed6d295c6dcb.jpg)
(双龍環頭柄頭)
5.周溝を持つ、2段構築の前方後円墳であること。
6.前方部、くびれ部、それぞれに古いタイプの前方後円墳の形式を残すこと。
7.前方後円墳を築く場合に、綿密な計画性を持って築かれていること。
8.石棺の石材は、凝灰岩で兵庫県の竜山石を使用していること。
などなど数多くの新しい発見があり、貴重な古墳であることが判明致しました。
今後、この古墳の保存については、今年の秋に「整備検討委員会」が開催される
予定でその中から方向性が定まるものと伺っています。
地元に居ながら、この様に貴重な古墳だと判明したことは、これからも私たちの
励みともなります。
関係者一同の皆様、また参加された皆様、大変お疲れさまでした。
是非、地域に帰られて、「二子塚古墳」が貴重である意義を
宣伝して頂ければと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/40/b7ce986dc6162615f5b4f6f13617de0d.jpg)
(見学会参加者のみなさん:全体の説明)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/95/e1d408a757117054ae9701eea6ecd9d2.jpg)
(見学会参加者のみなさん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/a2/ab4f0402eb355a275dac9a4b87ed8d8c.jpg)
(見学会参加者のみなさん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/31/54ea39968714ed1cf34b4d7326f9d53d.jpg)
(石室:玄室鏡石)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/a7/7e69d4c74cf8a16d105fd540343f76ae.jpg)
(古墳の図面)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/e3/733523e0aa2a7aeca079131074f1163e.jpg)
(後円部中心点)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/af/43617e81fa92b683add51c568b001848.jpg)
(玄室:石棺の底石 手前が南 朱が確認)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/1e/0cc4ec96bbba8ce77e6722eca3be66f9.jpg)
(後円部 裾の周溝部分)
概略以上
(文責:福之山)
現地で見学会が開催されました。
開始当初は、くもり空でしたが次第に晴れ空にかわり、暑い日ざしとなりましたが
熱心な参加者により、よりヒートアップした感が致しました。
まず主催者側の「福山市文化財協会」土肥会長からあいさつがあり、続いて
全体の説明を「福山市教育委員会文化課」畑信次次長より伺いました。
参加者が約180名近くとなり、一度に見学が不可能なため、班構成で4班に
分けて見学することになりました。
説明の方々は、墳丘全体を手島主事と高田学芸員とで引率され説明を受けました。
石室内は、畑次長が説明されました。
今回の調査で解ったことは、
1.前方後円墳が無くなる7世紀の初頭に、前方後円墳がこの備後地域に築かれた
こと。
2.前方部と後円部に石室を持つこと。
3.後円部の石室が長い(墓道を含めると24.7m)こと。
4.柄頭(双龍環頭柄頭)が出土し、誰でも持てない太刀の柄頭であること。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/c5/97dfd623290c0a9e91a5ed6d295c6dcb.jpg)
(双龍環頭柄頭)
5.周溝を持つ、2段構築の前方後円墳であること。
6.前方部、くびれ部、それぞれに古いタイプの前方後円墳の形式を残すこと。
7.前方後円墳を築く場合に、綿密な計画性を持って築かれていること。
8.石棺の石材は、凝灰岩で兵庫県の竜山石を使用していること。
などなど数多くの新しい発見があり、貴重な古墳であることが判明致しました。
今後、この古墳の保存については、今年の秋に「整備検討委員会」が開催される
予定でその中から方向性が定まるものと伺っています。
地元に居ながら、この様に貴重な古墳だと判明したことは、これからも私たちの
励みともなります。
関係者一同の皆様、また参加された皆様、大変お疲れさまでした。
是非、地域に帰られて、「二子塚古墳」が貴重である意義を
宣伝して頂ければと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/40/b7ce986dc6162615f5b4f6f13617de0d.jpg)
(見学会参加者のみなさん:全体の説明)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/95/e1d408a757117054ae9701eea6ecd9d2.jpg)
(見学会参加者のみなさん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/a2/ab4f0402eb355a275dac9a4b87ed8d8c.jpg)
(見学会参加者のみなさん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/31/54ea39968714ed1cf34b4d7326f9d53d.jpg)
(石室:玄室鏡石)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/a7/7e69d4c74cf8a16d105fd540343f76ae.jpg)
(古墳の図面)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/e3/733523e0aa2a7aeca079131074f1163e.jpg)
(後円部中心点)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/af/43617e81fa92b683add51c568b001848.jpg)
(玄室:石棺の底石 手前が南 朱が確認)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/1e/0cc4ec96bbba8ce77e6722eca3be66f9.jpg)
(後円部 裾の周溝部分)
概略以上
(文責:福之山)
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