ふくまめ

高校野球応援記

【がんばれ】と言う言葉

2011-04-15 | ふだんの日

最近がんばれ】という言葉にとりつかれていました。
この間の震災で至る所に
「がんばろう日本」「がんばろう東北」
と書いてあります。

野球でもよく「がんばれ~」と声援を送ります。
わが子にも、高校野球・プロ野球観戦に行ってもつい声に出してしまいます。

今まで私は【がんばる】とは
自分の可能性が100あるけれども、そのときは例えば70%しか出してない場合に
100に近づけるようにすること
を言うのだと思ってました。

わが子のことはずっと見てきているから、《100出しているか・たるんでるか》は大体分かります。
そんなときガツンと「もっとがんばれ!」と言います。
時々「がんばれ~」の中に「100以上出せ~」と期待を込めることもあります。
(それがたまに100以上出るときがあるから、熱が入ってしまうのですけどね

 

災害と野球、同列に考えることじゃないと思うけど。

【がんばれ】っていうのは、
その人が力を出しきっている場合には言う言葉じゃないんじゃないかな。
そんなのその人しか分からないしおこがましいような気がする・・・。
【がんばる】という言葉は自分のために使う言葉であって、他人から言われるものじゃないのかも。

被害をうけたひとにも【がんばれ】って言っちゃいけないのではないのかな。
がんばれって言われてもそんなの無理な人もいるし、すでに自分の力以上に頑張っているひとがいる。
そんなことがTVにいっぱい流れて・・・でも「がんばれ」としかいえない自分に自己嫌悪したりして。

ここ1ヶ月くらい頭の中でぐちゃぐちゃと考えていました。



で、今朝ふと【がんばる】という言葉を辞書で引いてみました。

1 困難にめげないで我慢してやり抜く。「一致団結して―・る」
は省略


え~~~そんなんだ。すっかり勘違いしてました。
例えば、野球で言えば
ピンチに陥ったときでも、いつもどおりのプレーをしよう
震災で言えば
負けないで耐えて欲しい(そしたらいつかきっと良い方向に向かうから)

→これが【がんばろう】ってことなのね。

なんとなくすっきりしました。
なんだか日本人の本質のような言葉だと思いました。


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2 コメント

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がんばろう・・・なんですよね。 (yama)
2011-04-15 16:47:35
ふくまめさん
こんにちは。

実は私も考えていました。
「がんばれ」じゃなく「がんばろう」なんだって。
震災の事だけじゃなく、選手とメールのやり取りをすることもあるのですが、
今まで深く考えず「がんばれ!」という言葉を使っていました。

みんな自分自身、精一杯がんばっているんですよね。
がんばっている人に「がんばれ!」は、これ以上どうがんばるの?と思わせて
更に追い込んでしまう場合もあるんだということに気が付きました。

選手で言うと、私が何か手伝える訳でもなく、ただ応援する気持ちのみですが
「一緒にがんばる」の気持ちも込めて、私は「がんばろうね」の言葉を掛けていきたいなと思います。
それを気付かせてくれたのも身近にいる選手たちです。
選手からもらった「優しい応援ありがとう」の言葉に、自分の応援がこれでいいのか?もう一度考えました。

仲間同士も「がんばれ!」じゃなく、一緒に乗り越えようの「がんばろう!」なんだと思います。

がんばろう・・・相手に投げかけることで自分もがんばろうという気持ちになれる言葉です。
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yamaさんへ (ふくまめ)
2011-04-16 09:47:25
ワタシは当事者にはなれません。代わってあげられません。応援するだけです。
最終学年を迎えた2号達に声をかけるとしたらこんな言葉をかけようと思います。
「大丈夫、○○ならできるよ。」
1年生のときからずっと寄り添って見てきたからかけられる言葉です。
(その子のことを)信じること。
 寄り添ってあげること。
応援者に一番必要なことだと思います。
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