今日、生きているという奇跡

目が覚めたら肝臓取られちゃってたんです。劇症肝炎から生体肝移植へ。
何気なく生きている今日、それこそが奇跡なんです。

そばにいてね…

2006年02月26日 | 肝移植の記録
夜になってだんだん人の行き来も少なくなり、

ICUも少し静かになった。

日中は賑やかだったICUも静かになったことで、

だんだん私も寂しくなってきた。



目をつぶるとあの重苦しい壁が見えるのが嫌で、

夜になっても眠りたくなかった私は、お姉ちゃんに

「ふうこが眠るまで横にいてね」

と甘えた。

甘えん坊な末っ子の私も、

普段お姉ちゃんにそんなことは絶対言わなかったが、

その日は夜にひとりになるのが不安でしょうがなかった。



お姉ちゃんは「いいよ」と言ってくれたが、私は

「一晩くらい起きてても大丈夫でしょ?

本とか読んで徹夜することあるもんね。いいでしょ?」

と何度も確認した。







少しでも多くの人に臓器移植について考えてほしいと思います。
応援よろしくお願いします!