今日、生きているという奇跡

目が覚めたら肝臓取られちゃってたんです。劇症肝炎から生体肝移植へ。
何気なく生きている今日、それこそが奇跡なんです。

生体肝移植

2006年02月11日 | 肝移植の記録
どれくらい眠ったのだろうか、私は再び目を覚ました。



目の前には家族の顔があった。

なぜか名古屋にいたはずのお姉ちゃんもいた。

みんな安心したような目でこっちを見ていた。

私は口に酸素マスクのようなものをつけており、うまくしゃべれなかった。

なんだ、邪魔くさいな、と思って外そうとすると、

「だめ!つけてないとだめだよ。」

とみんなに止められた。

「えー、なんで?」

よくわからないが必死に止められるのでつけておくことにした。

お母さんが言った。



「生体肝移植を受けたんだよ。」



「・・・・・・。」



一瞬、誰が?と思うくらい別世界の言葉だった。








少しでも多くの人に臓器移植について考えてほしいと思います。
応援よろしくお願いします!