今日、生きているという奇跡

目が覚めたら肝臓取られちゃってたんです。劇症肝炎から生体肝移植へ。
何気なく生きている今日、それこそが奇跡なんです。

○▲☆・・・・・・大学病院

2006年02月10日 | 肝移植の記録
天井は白く、自分はベッドに寝ていた。



どこかの病院の個室っぽいところにいたが、

そこは自分が入院していた病院とは明らかに違っていた。

…白い部屋。

前の灰色の病院でないことは一瞬ですぐわかった。



「・・・済生会病院?」

違うだろうな、とは思いつつも、

確か入院してた病院の近くの駅にあったはずだ、

と思ってとりあえずその名前を口にしてみた。

「ここは、○▲☆□●×大学病院です。」

「○▲☆・・・・・・病院?」



聞いたことがあるような、ないような、

とにかく有名な都内の大学病院のようだったが、

その長すぎる名前(そのときの私にとって)は、

ぼんやりした頭ですぐに覚えることはできなかった。



なんだ、済生会じゃなかった・・・。



そんなことを思いながら、

そこまで話すのが精一杯だったのか、

私はまた眠りについた。








少しでも多くの人に臓器移植について考えてほしいと思います。
応援よろしくお願いします!