今日、生きているという奇跡

目が覚めたら肝臓取られちゃってたんです。劇症肝炎から生体肝移植へ。
何気なく生きている今日、それこそが奇跡なんです。

元気な私を見てほしい

2007年12月27日 | 肝移植の記録
私は、以前の元気な私のイメージを崩したくなくて、

少しでも元気な姿を見せようと、

頑張ってずっとベッドの上に座ったままでいた。



お母さんは途中で

「ずっと座ったままで大丈夫?横になったら?」

と言ってきたが、私は

「大丈夫!」

と言って座ったままでいた。



2人が帰ると、案の定どっと疲れてしまった。

ただ座っていることがこんなに疲れるとは、

今まで会社で一日中座っていたことが不思議に思えてくるくらいだった。




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面会人

2007年12月21日 | 肝移植の記録
その頃から徐々に面会人も来るようになった。

会社の同僚や大学の友人。



面会人が来る前には、

薬の副作用でぼうぼうにつながった眉毛や、

女性なのにいっちょまえに生えてきたヒゲの手入れを行った。

(その頃にはもうムダ毛の手入れも許可されていた)



会社からはひとつ上の女の先輩と、

川口の病院にも来てくれた会社の隣の席の酒田さんが代表で来てくれた。

その2人も、私も、マスクをつけての面会だった。

久しぶりに、変わり果てた私の姿を見て、

2人共心配そうな目で私を見ていた。

いつも会社では憎まれ口をきいていた酒田さんも、

その時ばかりは当たり障りのない会話をしていた。

(お母さんもいたので当たり前といえば当たり前なのだが)






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1か月ぶりのシャンプー

2007年12月19日 | 肝移植の記録
1か月ぶりだった。



1か月ぶりに思いっきり髪を洗うことができた。

それまでは自分のベッドに寝たまま洗ってもらっていたので、

そう頻繁に洗うこともできず、

ごしごしやるにも限界があった。



洗ってくれた看護師さんも

「久しぶりだから気持ちいいでしょ?」

といいながらがしがし洗ってくれた。

がしがしやりながら「体勢キツくない?」と聞かれたが、

体勢のことよりも、とにかくがしがし洗ってほしかった。



2、3度洗い直し、やっとすすぎに入って、

タオルで拭いてもらってからドライヤーで乾かしてもらった。

髪がすっきりして、気分もさっぱりした。



こんなすがすがしい気分は久々だった。




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シャンプー台

2007年12月12日 | 肝移植の記録
車椅子にもなんとか座れるようになったので、

シャンプーはシャンプー台でしてもらうことになった。



個室の外へ出る時は、

マスクに上着と、

病棟の廊下であるにも関わらず感染予防のために完全防備だったが、

たまにそうやって個室の外に出られることはうれしかった。

個室の外には廊下に沿っていくつかの大部屋があり、

他の患者さんたちが普通に歩いていることもわかった。



シャンプー台はナースステーションの横の小部屋に設置されていた。

美容室にあるような、リクライニング式の大きな黒い椅子が置いてあって、

そこに座って洗髪してもらえるようになっていた。

洗髪してもらう人は、自分でシャンプー・リンスやタオルを持って行くのだ。



私はまだ立つことしかできなかったので、

車椅子からは看護師さんに手伝ってもらって黒い椅子に移動させてもらった。




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骨と皮

2007年12月07日 | 肝移植の記録
先週末、九州に行ってました。
旦那が熊本の結婚式に招待されたので、
旦那の大分の実家への帰省も兼ねてです。
もう大分の実家近辺は紅葉は終わっていましたが、
熊本市内のイチョウがきれいに色づいていました


          *          *          *


とりあえず立てるようにはなったので、

今後は毎日体重を計ろう、ということになった。



看護師さんが、外にある体重計を二人掛かりでどっこいしょ、と部屋に運んできて、

支えられながらそれに乗った。

健康な時の体重は、だいたい46キロくらいだった。

しかし、その日計った体重に、私はびっくりしてしまった。



39キロ。



いくら痩せている私でも、30キロ台はさすがにヤバイと思った。

背が166センチくらいあるので、どのくらいヤバイのかは想像がつくだろう。

ご飯も普通に食べているつもりだったが、

やはり病気というのは体を痩せさせていくものなんだと思った。



その時の私は、まさに「骨と皮」だけたった。




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