今日、生きているという奇跡

目が覚めたら肝臓取られちゃってたんです。劇症肝炎から生体肝移植へ。
何気なく生きている今日、それこそが奇跡なんです。

☆お知らせ☆

2006年09月28日 | 思うこと
今日からしばらく旅に出ます。

一週間弱留守にしてしまうと思いますが

お訪ねくださった方、ほんと、申し訳ありません

戻りましたらまた今まで通り続けていきますので

どうかよろしくお願いします



皆様のお土産に、ステキな写真を撮ってきますね。

それではいってきま~す




こうやって旅行に行けるほど健康になったことに感謝しつつ・・・


2006.9.28

ふうこ





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逃げるように帰ったものの…

2006年09月27日 | 肝移植の記録
しかし、まだ2週間では痛みは完全にとれていないらしく、

また、私と同様、相当体力が落ちていたこともあって

長距離の移動はかなり大変だった、と後から聞いた。



お母さんとおばあさんは、

「無理しないで東京駅までタクシーで帰ったら?」

と言ったらしいが、お父さんは

「大丈夫、大丈夫」と聞く耳を持たず、

普通にJRで東京駅に向かったらしい。

ところがJRの階段を上がるのが非常につらかったようで、

ヒーヒー言いながらやっとのことで上りきったとのことだった。



命からがら名古屋に帰りついたまではよかったが、

家でも寝込んでしまって実のお姉さんに面倒を見てもらっていたようだった。

お父さんとしては、だいぶ長いこと会社を休んでしまったので、

帰ったらすぐに仕事に復帰するつもりだったらしいが、

実際は微熱が続き、すぐに復帰、というわけにはいかなかった。

病院にいると安心なのだが、

一旦退院すると、

体力が落ちていることと微熱が下がらないのとで急に心配になり、

お父さんも不安でしょうがなかったという



それで、その後、

術後の検診の時に病院にやってきて、

そのまままた入院することになってしまった。



微熱は軽い胆管炎のせいだろう、ということだった。





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お父さんの退院

2006年09月25日 | 肝移植の記録
ドナーとなったお父さんは、

もともと健康だったこともあり、特に術後問題もなく、

2週間で一足お先に退院することが決まった。



「お父さんが退院」と聞くと、

「無事退院できてよかった」

という気持ちもあったが、それよりも、

せっかく離れて暮らしていたお父さんが近くにいてくれてたのに、

また離れ離れになっちゃうな・・・

という寂しい気持ちの方が強かった。



さすがにお父さんも、

術後間もない頃はヒーヒー言って大変だったようだが、

回復してくると血液検査以外特にすることもなく、

不自由な病院の生活と、

あまりおいしくない病院食にうんざりしてきていたようだった。



お父さんが入院している間は、

離婚したとはいえ、

お母さんが私の個室とお父さんの大部屋を行ったり来たりして、

洗濯をしたり、身の回りの世話をしていた。

お父さんも術後は自分で何もできないので助かっていたと思うが、

回復するにつれて離婚したお母さんと接するのも

なんだか息苦しくなってきていたのかもしれない。



そんな理由もあったのかなかったのかは知らないが、

お父さんは、またお見舞いに来るよ、と言って、

逃げるように名古屋に帰って行った





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あてがはずれて…

2006年09月25日 | 肝移植の記録
23日には私はもう普通米になっていた。



ところが、赤飯が出ないではないか!

それどころかまったく普段と変わらないメニューだった。

「な、なんで!?」



先生に「赤飯でないよー」と文句を言うと、

どうやら私の食事は「肝臓食」といって、

肝臓の悪い人用に作られたメニューのようだった。

普通食だと祝日の日などには特別メニューが出るのだが、

肝臓食などの治療食を食べている人には出ないとのことだった。

「通りで毎回似たような淡白なメニューが多いわけだ」



肝臓食というとレパートリーも限られてくるのか、

冷凍タラと豚肉の薄いのと鶏のササミの繰り返しだったような気がする。。。

(他にも出ていたが特にこれらが多い)



入院患者にとって、「今日の食事はなんだろな?」

というのが唯一の楽しみであるのに、

楽しみにしていた赤飯を食べ損ねたことは、

とてもショックな出来事だった



このとき、私は「退院したら絶対赤飯を食べるぞ!」

と心に誓ったのだった。





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敬老の日の特別食

2006年09月22日 | 肝移植の記録
9月15日、敬老の日。

この日は祝日ということもあって病院でも特別食が出た…ようであった。



“ようであった”というのは、

私はまだ完全にお粥食を卒業したわけではなく、

この日も8分か9分粥だった。



この日、特別食が出たと知ったのは、

だいぶ元気になったお父さんが私の個室に訪ねてきて、

「今日は赤飯が出たよ」と言ったのを聞いたためだった。



「えっ!赤飯!?食べたい!」

私は赤飯が大好きだった。

「少しでいいから食べたい!」

しかし、その要望は、お母さんの

「まだだめだよ。餅米はかたいんだからお粥のうちはダメだよ」

という言葉によってあえなく却下された



「いやいや、でも9月はまだ23日が祝日だからまた赤飯が出るかもしれない」

しめしめ、まだチャンスはある、と思いつつ、秋分の日を向かえた。





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無茶苦茶な自分

2006年09月21日 | 肝移植の記録
自分でも大変な事態になったことはなんとなく自覚してきていて、

でもすぐに元気になることはできなくて、

だんだんこの寝たきり生活にもストレスを覚え始め、

なんともいえない泣きたい気分に襲われた



そんな気分を吹き飛ばすかのように

なりふり構わずウォークマンから流れる曲に合わせて何曲も歌い続けた。

「JUDY AND MARY」はいつもよく聞いていたので歌詞はなんとなく覚えていた。

わからないところは適当に流して歌った。



つきっきりで個室にいてくれたお母さんは、

そんな私の気持ちを察して、かわいそうに、と思ったのか

「ふうこ、上手だねぇ」

と言った。



私は自分で無茶苦茶に歌っていることを知っていたので

「そんなわけないじゃん」

とあっさり否定し、

「お母さんも歌ってよ」

と片方のイヤホンをお母さんにつけさせ無理やり一緒に歌わせた。

お母さんは知らない曲なのに一生懸命歌ってくれた。



そんな無茶苦茶な自分にも、

そうやって気遣って一緒に歌ってくれるお母さんの行為にも、

情けなくなって悲しくて涙が出てきた。



「なにやってるんだろう・・・自分」



それでもお母さんに涙を見せないようにして歌い続けた。



しばらくすると看護師さんがやってきた。

「歌上手だね~。外まで聞こえてたよ」



・・・。

外まで聞こえてたとは(>_<)。



「でももう消灯過ぎてるからもうちょっと静かにしてね」



消灯…!?

私はその時初めて個室でも消灯があることを知ったのだった。





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JUDY AND MARY

2006年09月20日 | 肝移植の記録
昼間は、そんなふうにアイスを食べたり、

先生たちと話をしたりしてなんとか気が紛れたが、

夜は人の出入りもぐっと少なくなり、

とても静かだった。



ICUでは少し明かりは落ちるが真っ暗になることはなく、

お姉ちゃんの借りてくれたビデオをずっと見ていたりしたので

消灯が9時だとはICUでは気づかなかった。

大部屋ならすぐに気づくのだろうが、

ここは個室だったので自分の部屋の感覚で、

普段のように12時ごろ寝ればいいのかな、

くらいに思っていた。



なので9時過ぎでも寝る気のなかった私は、

入院する時に自分で持って来ていたウォークマンをお母さんに出してもらい、

大好きだった「JUDY AND MARY」の曲を聴いていた。



昔から「JUDY AND MARY」の曲を聴くと元気になれる気がして、

その時も、このわけのわからない事態と

わけのわからない気分を吹き飛ばすために

景気づけに「JUDY AND MARY」を聴き、

自分でも大声で歌った



わけのわからない自分がわけもわからず歌っているので歌声はひどいものだった。





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ハチと格闘!

2006年09月19日 | 肝移植の記録
「ハチが入ってきた~!!6階なのに~!」



私はベッドの上から動くことができないので

布団を頭まで被って目だけで飛び回っているアシナガバチの様子を伺いつつ

「こっち来るな~!」

とビクビクしていた。

お母さんもパニックになって、

「シッシッ」と追っ払おうとするが

ハチは窓の近くでブンブン音をたてていた。



看護師さんまで呼んで、みんなでワーワー騒いでいると

ハチはそのうち開いた窓から出て行った。

「やれやれ、こんな時に刺されたら大変だよ

…ま、病院だからすぐ処置してもらえるケド」



ハチもやってくるくらいなのでもう食べごろだろう、

とメロンを食べることにした。

それは、腐る一歩手前のとてもいい具合に熟していて、

甘さも抜群で、

メロン好きの私が今まで食べた中でも最高においしいメロンだった。



「糸井さん、ありがとう☆」

メロンを持って来てくれた女上司にとっても感謝した。





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メロンとハチ

2006年09月18日 | 肝移植の記録
先生から「メロンはいいよ」と聞いていたので、

会社の女上司と電話で話した時その話をすると、

なんとお見舞いにメロンを持って来てくれた。

小田急デパートかどこかで買ってきてくれた高級メロンだった。



私はメロンが大好きだったのでしっかり熟してから、

一番おいしい時に食べることにした。



お母さんが、早く熟すように、と窓際に置いてくれた。

もう9月も後半、とはいっても、

まだまだ日中南向きの日差しは強く、

メロンは早く熟してかぐわしい匂いを発していた。



それを敏感に感じ取ったのは私だけでなく、

ある日、窓を開けていると

どこからやってきたのかアシナガバチが病室に入ってきた!!





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バニラアイス

2006年09月16日 | 肝移植の記録
それと、先生は

「バニラアイスなら栄養もあるしいいよ」

と言ってくれた。

「ただし、フルーツとかの入ってない普通のやつね」



それを聞いて早速、

お母さんに1階にある病院の売店にアイスを買いに行ってもらった。

(私のいた個室は6階)

お母さんはカップのバニラアイスを持ってすぐに戻ってきてくれた。



久しぶりに口にする俗世の食べ物(?)は甘くてとてもおいしかった



ぱくぱく食べて、全部一気に食べれそうな勢いだったが、

「急に冷たいもの食べたらお腹がびっくりするからもうやめときなさい」

と半分でお母さんに取り上げられてしまった。



個室には冷凍庫付冷蔵庫も備え付けてあったので、

食べかけのバニラアイスはいったんそこにしまわれた。





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