今日、生きているという奇跡

目が覚めたら肝臓取られちゃってたんです。劇症肝炎から生体肝移植へ。
何気なく生きている今日、それこそが奇跡なんです。

ICUでプロポーズ!?

2006年02月19日 | 肝移植の記録
また、川辺先生より年が1つか2つ若い

南田先生という医者が面白くて、私はお気に入りだった。

うちのお父さんがおもしろいことをよく言って

私やお姉ちゃんを笑わしていたりしたので、

面白いことを言う南田先生はすぐに気に入った。



何が面白いかと言うと、まず、

見た目がキューピーみたいでかわいらしいのだ。

かわいいといっても女の子みたいにかわいいのではなく、

背が低めで、川辺先生と同様、頭が薄く、丸顔で目がちょこんとしていて

本当にキューピーみたいな感じなのだ。



その先生がその顔で、

「○×先生は親戚に歌手がいるのに歌が下手だ。」

とかいうので、私はおかしくって、げらげら笑っていた。

いつも面白いことばかり言って笑わせるので、私も調子に乗って

「先生、退院したら結婚しようよ」

とICUのみんなのいる前でプロポーズしてしまった。

(何度も言っておくが、これは薬によるハイテンションのせいで本心ではない・・・念のため)



私は普段なら自分から告白することもないくらいなのに、

プロポーズなんてとんでもないことだ。

しかし、南田先生はそれなりに困ってしまったようで、

後から他の先生が

「南田先生は結婚してるんだよ」

と教えてくれた。



私はもちろん本気ではなかったので

「なーんだ。結婚してるんだぁ」

と答えておいたが、今考えてもかなり恥ずかしい出来事だった。








少しでも多くの人に臓器移植について考えてほしいと思います。
応援よろしくお願いします!

気さくな先生たち

2006年02月19日 | 肝移植の記録
医者はみんな20代後半から30代前半くらいのわりと若い人達ばかりで、

そのうち一人が女性だったがみんな気さくで面白かった。

なのでハイテンションだった私は、

年も近いことからすぐに親しげに話し出して(しかもタメ語で)仲良くなった。



班長の川辺先生は、背が高く全体的に大柄な感じで、30代前半なのに頭が薄く、

でもいつもにこにこしていてスタッフ内では「仏の川辺」と呼ばれているらしかった。

そう、まるで仏像のようなにこやかな感じなのだ。

その川辺先生はディスにーランドの側に住んでいると言っていて、

それを聞いた私は、

「家から花火が見えるの?」とか

「治ったら他の先生たちも一緒にみんなで遊びに行こう」

とかなんやかんやとべらべらしゃべっていた。

先生も「うんうん、行こう行こう」と

にこにこしながら返事をしてくれていた。



その後、うとうとしながら、私はみんなでディズニーランドに行く夢を見た。








少しでも多くの人に臓器移植について考えてほしいと思います。
応援よろしくお願いします!