不来庵書房 裏庭倉庫

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G7サミット首相、初の対面マルチ会合対中議論リードできるか

2021-06-06 | にゅうす
うーん。申し訳ないけど、菅首相はちょっと国際間の議論をリードするには弱いかなぁ。

安倍前首相がなぜ第二次政権後期にG7首脳間で存在感を発揮していたかと言えば、トランプ前大統領の首に鈴をつけられる人物と見做されていたこともさることながら、初期からきちんと日本の立場を明確にしていたことと、在任期間の長さに伴う首脳個人間相互の信頼関係にあったのではないかと思います。

菅首相について言えば在任一年目、まだ経験値の低さは否めず。
では日本の立場を鮮明に、各国首脳に伝わるように表明できるか、という点ですが・・・・・・
国内への政権の立場を伝えるという点では安倍前首相に明白に一歩を譲るように見えるので、少々不安では、と感じます。

根本的に、太平洋に直接本国所属の領土領域を有するG7諸国は日本以外では米加両国だけ(一応、英仏両国もまだ太平洋に若干の領土を保有している他、英国は香港に未だ特別な関係を感じている模様)、北京政権支配領域から領土領域に対する通常兵力による脅威を受けうる国は日本のみなので、日本が抱いている対中脅威は他のG7諸国に伝わりにくいんですよね。
あ、対中関係云々はアメリカと日本でやっといてね、世界全体について言えば現在は中東やアフリカの方が重要でしょ?というのが英仏独伊の立場ではなかったかと思います。

とはいえ、イギリスは虎の子の空母クイーン・エリザベスを、フランスも軍艦を南シナ海へ派遣してきている現状をみると、北京政権は往年のソ連並に警戒されつつあるのではないでしょうか。

まあ、尖閣海域への侵入やら南シナ海での人工島造成やら、実力で国威を誇示する行為を控えておけば、もう十年もすればアメリカすらどうにもできないくらいに世界を対中依存へと誘い込むこともできたでしょうに。
・・・・・・個人的には、そんな世界は御免被るのですがね。



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