不来庵書房 裏庭倉庫

不定期更新・内容雑多・未確認情報散在
基本的に、小生の琴線に触れたニュースを集めただけです……
雑記・雑感も少々。

70歳クロマティ氏が電動車いす姿で登場「バンザーイ!」パフォーマンスで盛り上げ球場一体に…

2024-07-16 | Sports
何とも懐かしい。

1980年代、まだまだ野球シーズン中はTVで巨人戦の中継がデフォだった頃。
広島や大阪、名古屋はともかく、地方の小学生なら巨人のスターティング・オーダーだけは空で言えた時代の最後ころでしょうかね。

クロマティさんは他の漫画ネタにもなっていたりしましたっけ。
『魁!!クロマティ高校』(野中英次)((これは本人が訴訟しようとしたとか)や、ゴルフ漫画でも『クロマティ・ハラショー』(篠田アキヒロ/小池一夫)なる、「ソ連初のレッスンプロ」と名乗るロボットがゴルフを教えるものがあったような。こちらは思いっきり「4番・センター・クロマティ」とコールされた後野球のバッティングを見せるシーンがあったように記憶しています。

江夏豊さんも車椅子。まあ、なんというか、時の流れは・・・

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続『響け!ユーフォニアム3』

2024-07-16 | ドラマ
さて、本作について追記。正直なところ、まだ気持ちの整理がついていないままです。

ユーフォ奏者の末端&社会人でもコンクールに奏者として出るという重病人(笑)故に、色々と思うこともありまして。
(指揮で出たことも1回だけ)

原作改変の見事な例ではあるが賛否両論という本作、とりわけ第12話。
3年間北宇治高校で頑張っていた主人公・黄前久美子さんと、吹奏楽の強豪・清良女子(モデルは明らかに精華女子、同校は高校吹奏楽界の極超名門)からこの春転向してきた黒江真由さんの、全国大会におけるソリ(Soli。単奏、ソロと違い他の楽器も重要な役割を果たしている。今回はトランペット(高坂麗奈)とのデュエット)の座をかけたオーディションについて、原作小説では久美子部長・アニメ本作では真由嬢が担当となる、というあらすじです。

原作者・武田綾乃先生も公認の変更ですし、久美子部長たちが1年生当時トランペットソロの座を3年の中世古香織さんと麗奈嬢が争った故事のセルフオマージュ(誰がどう聴いても麗奈嬢の方が上、ただし3年だから香織嬢が吹いても多分文句は出ないし全国にも行けただろう、という程度の差)でもあります。1年のときは再オーディションの後の部員の挙手(アニメ第1作では、香織嬢には当時2年の吉川優子さんだけ、麗奈嬢には久美子嬢だけが挙手)でも決まらず、香織嬢が自ら辞退する形になりました。
今回は部員の投票は全くの同数、最後に麗奈嬢の一票で決まる、という展開。聴いてみても真由嬢の方が技術的に正確なのですが、久美子嬢くらい吹けていればあとは好みの問題と言っても角は立たないと感じます。
・・・作中、このシーンはブラインド・オーディション(海外一流オケでも採用、これにより女性奏者の採用が格段に増えたといういわくがあったり。女性だから落とされる、というジェンダーギャップが実在した傍証ともなった)で行われましたが、毎日合奏やパート練習で音を聴いている2人の部活内オーディションにどこまでブラインドの意味があったのだろう、と、思わなくはないです・・・

作劇上、麗奈嬢が真由嬢を選んだ方がよりドラマとして「正しい」のかもしれませんし(麗奈はん、あんたはんが1年生のとき香織先輩にやったことやろ、と言われても抗弁できないでしょうし、実際その後泣きシーンが・・・・・)、各キャラの設定や性格に沿うのはこちらの方なのは理解はできます。が・・・・・・

ええ、何も創作世界のクライマックス直前でまで現実世界で普通に起きているようなアレコレを見せられなくてもいいじゃないか!と、叫びたくなりました。
(本番直前にキミ、Aさんと交代ね。とか、コンクール当日のチューニング室で「そこの部分、今日は吹かなくていいよ」と言われるとか。ま、自分の腕前のせいなのでそこに文句をつける気はないのですが、悔しい気持ちになるのは仕方なかろうと)

おそらく、この変更に納得できていない人の中には『響け!ユーフォニアム』という作品の解像度が高すぎて痛い、という人も結構いるのかもしれません。高校時代吹奏楽部員だった大人たちで、その後も楽器を吹き続ける人は恐らく数%。サンプル数が少ないことは承知で私の高校時代の先輩後輩を数えると、確実に10%を切ります(私の代限定で言うと2割超え、但し元々の人数が前後の代に比べ極端に少ない(卒部時1桁))。コンクールに血道を上げることなく楽しくゆるく活動していた人たちもいるでしょうが、全国大会出場を真剣に目指していたような吹奏楽部にいた人たちは、『響け!〜』の描写のどこかが心の古傷を抉るのかもしれません。
・・・・・・高校時代、吹奏楽部だったけれどコンクールとは無縁に活動していた愚妻はこの展開を「大変ねぇ」で済ませていました。私の反応がかなり過敏に見えたようです・・・・・・
・・・・・・なお先輩(男性)の場合、先輩の息子さんも吹奏楽部だったのですが、息子さん高校3年生のときの県予選前に「父さん、最後のコンクールに出る気持ちってどうだった?」と訊かれ、言下に「代表になって支部大会、全国大会に出ることしか考えていなかったから最後のコンクールなんて思って出たことはない」と答えたとか。先輩が高校時代の頃の鬼の上級生っぷりを思い出すと共に、県大会突破から10年単位でご無沙汰な母校の凋落(と言ったら失礼かもしれないが)振りに涙したものです・・・・・・

過去作と同じく、多分恐らく近日中に劇場版が制作されるだろうと思いますが、soliについてこの辺どう処理するのかが観物ではあります。

それにつけても、中の人(声優さんはもちろんですが、この場合は各キャラの演奏担当の方たち)の演技がすごいなぁ、と改めて思ったり。

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