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フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

はじめまして

ブログを見に来ていただいてありがとうございます。 アレンジメント教室での生徒さん制作のレッスン作品を「今週のレッスン」「プリザーブドフラワーコース」「エクセレントコース」「いけばなコース」で紹介しています。 私フーちゃんが作ったアレンジメント作品は生花アレンジもプリザアレンジも「フーちゃん作品」にまとめています。 その他、お花以外のこともいろいろ書いています。 見てもらえると励みになります。

ロイヤルコース ~モードリース~

2021年09月04日 | フラワーアレンジメント

9月に入ったばかりなのに
雨続き
スッキリとした天候には
なかなか恵まれません

秋は花色がしっとりと深みを帯びてくる
季節です
また、これからは
ハロウィンやクリスマスなどの
イベントが続き
フラワーアレンジのデザインも
ワクワク😍楽しみな季節に入ります

今日は
久しぶりに私のアレンジ作品を
ご紹介致します

9月のロイヤルコース
「モードリース」
秋色アジサイを使った
テーブルリースです

「リース」と言っても
壁にかけるようなリース台は使いません
テーブルの上に飾れるように
花器は水盤使用
その中に、吸水したフローラルフォームを
3ヶ所に配置して
それぞれにアレンジを施し、
最終的には
まる〜くリース状態に見えるように
仕上げていきます




こちらがその花材
大きな秋色紫陽花2種
ピンクとブルーがきました😊
あとは
赤薔薇3本
白薔薇6本
ヒペリカム2本
白アナスタシア2本
ブルーファンタジー大量
アイビー3本
リキュウソウ4本

庭に残していた紫陽花も2種類
少量プラスしました
(霧島の恵、西安)

これだけの花材が揃うと
かなりのボリューム感です😁

使用花器は直径30センチの
いけばなの水盤
(陶器製の濃いブルー)を使用しました

水盤にフローラルフォームを配置する際は
水盤の縁にフォームが沿うように
適切にフォームの面取りをしておきます

また、3箇所に置くフォームの大きさは
同じ大きさである必要はありません

3箇所に施すアレンジの大きさは
出来れば変えた方が良いでしょう
(つまりアレンジの大きさに大中小を
つけておく)

また、3箇所に置くフォームの間隔も
等間隔には置かず
間隔に差をつけます
(上から見た時に
正三角形に見えないようにします)

さて、いざアレンジですが、
最初がなかなか難しいです

紫陽花には葉がついているので、
まずは紫陽花の葉を
出来上がりをイメージして配置します

その後、紫陽花の花と白アナスタシアを
配置します
何故アナスタシアを最初に配置するのか?
2輪しかないからです
花弁の形も細くて切れ長
バラや紫陽花とは
全く雰囲気の異なる花形ですよね?
このように特殊な形の花は
最初に位置決めをしておきます




とりあえず、こんな感じかな(´・-・`)
と、配置していますが、
結局制作途中で紫陽花の花の分量や位置が
かなり変わりました😅

作品の出来上がり直径が50cm越えになる事や
リースなのでどこから見ても
おかしくないような配置にされなけらばならないので
制作するときに
回転台に水盤を載せて作りました




制作を始めると、集中してしまって
途中経過の写真を撮るのを
いつも忘れてしまいます💦

出来上がりは
こうなりました😊




3箇所のフローラルフォームに配置する
花材は全て異なる組み合わせにします

そうすることによって
それぞれの花が引き立ちます
紫陽花を配置する際も、
ボリュームの分量を変えます

アレンジの最後に
ライングリーンで
それぞれのフォームに施したアレンジを繋げて
関連性を持たせ
リースに仕上げていきます

リースなので基本的には
上から見るアレンジですが、
勿論横から見た時の花材のアップダウンも
必要です




花材が大ぶりなので
かなりの凸凹感をつけた方が
見応えも出ます

我ながら
とても素敵なアレンジになりました🤗

このアレンジデザインは
秋色紫陽花の季節に限らず
アジサイがある季節に
楽しめるものだと思います

来年、また我が家の庭が
紫陽花の花でいっぱいになった時に
今度は違う色の紫陽花で
作ってみたいなぁ🥰







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2021年 いけばなコース 8月 フォールライン、アーチ、鼓動

2021年09月01日 | フラワーアレンジメント
8月のいけばな
前半は
初級 フォールライン
中級 アーチ






どちらの制作者もアレンジメントコースの方ですが、
大変上手くおまとめになっていますね(^^)

8月後半は
中級 鼓動

かなりのインパクトあるデザインで
「えー、これがいけばなコースのデザイン?」
と、感じたかたも
多かったのではないでしょうか












蘇鉄(ソテツ)の葉を
どのように見せるのかが
作品のポイントです
大変立派な蘇鉄とユリ
やりがいのある作品でした

ちなみに、これは私も作りました(*^^*)





蘇鉄1枚は丸めずに
じっくり矯めて曲線ラインを作り
下から勢いよく
グッと立ちのぼるような印象になるように
試みました😁

ユリのツボミも
勢いがあるような向きに😊

ソテツもユリもとても重量がある花材なので、
剣山は大を2つ使っています



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2021年 今週のレッスン 8月23日 ボタニカルパレード 8月24日〜30日 ホリゾンタル、スクエア、フォーマルリニアール

2021年09月01日 | フラワーアレンジメント
暑くて、雨ばかりの8月が
ようやく終わりました
その間
 長い夏休みをとり
時間を有効に使おうと思っていたのに
なんだか予定していた事の半分も出来ずに
夏が終わってしまいました💦

23日からレッスン再会
緊急事態宣言が
兵庫県にも発出されましたが
教室レッスンに来て下さった皆様は
お変わりなくお元気な様子で
久しぶりのレッスンが
とても楽しく新鮮に感じました😊

8月23日は1教室だけ
プロフェッショナルのボタニカルパレードのレッスン
暑いさなかで参加はお2人でしたが
楽しんで作って頂けました






8月24日から30日までは
基本型です
初級 ホリゾンタル
中級 スクエア
上級 フォーマルリニアール

最近は基本型の参加者が少ないのが😢
少し残念😰
様々な決まりがあるので
なかなか楽しんで作れるものではありませんが
とにかく、
「基本無くして応用は有り得ない」です

最初から完璧な形を目指す必要はありません

形作りのポイントは回を重ねる度に
身についていくものです

難しいと感じるかもしれませんが
トライしてみてください








まずは輪郭線を整えましょう
とにかく輪郭を作ること!
曲線なのか?
直線なのか?
そこが整うだけで
全然見え方が違ってきます




上級のフォーマルリニアール
塊と線の対比
静と動の対比

今回、線の部分に使用する花材が
片側デンファレ
片側トルコキキョウとミスカンサス

デンファレ側が少し難しかったと思います

複数本のデンファレ
たくさんの花がついた状態では
線の動きはなかなか表現しづらいですね
それぞれのデンファレの
長さ、角度、花の付き方、を
よく吟味して整理していかなければなりません









































今週は体験アレンジにご参加いただい方もいらっしゃいました

ありがとうございました😊







体験のお花
もう、秋バージョンなんですね〜💕





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2021年 今週のレッスン 7月20日~7月26日 ナチュラルトピアリー、ビブラントフラワー

2021年07月31日 | フラワーアレンジメント
今週は初級は可愛い系デザイン😆
中級、上級はアフリカ原産の花を使った
力強い印象のデザイン
真っ二つに雰囲気が別れた作品が揃いました😊

初級のナチュラルトピアリー
ドラゴンヤナギで
トピアリーの上部と下部を繋ぐ支柱は
普通の直線的な花材を使用するよりも
何となく柔らかい印象を与えます
上部と下部で使用する花材は
グループ化せず、上にも下にも
共通花材を配置すると
全体が馴染みますね😊

中級、上級のビブラントフラワー
リューカデンドロン
ピンクッション
この2種類はアフリカ原産の花材です
形が特有で
かなりインパクトのあるその姿には
力強さを感じます
今回、このデザインのポイントは
MFP(メカニカルフォーカルポイント)が
中心ではなく、右または左寄りである事

つまり、若干Lシェープのような作りである
と、いう点です
MFPを右寄りに設定した場合
その反対側、つまり左側の花材を配置する面が広くなり
左側に少し流れるような挿し方になります

当たり前の話ですが、
どんな作品を作る時も
その作品のMFPを常に意識して
花材を配置する事が
必ずその作品に仕上がり度を
アップしますよ(^^♪



















































ビブラントフラワーで
スワッグ制作で参加され方も🤗
ご自分で花材を用意されて
かなり力の入った作品もありました
















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2021年 今週のレッスン 7月13日~7月16日 コウン、フリーセント

2021年07月24日 | フラワーアレンジメント
今週は基本形のレッスン週です

Basic:  コウン
Gradually:  ヴイシェープ
Professional:  フリーセント

初級の「コウン」つまり円錐は
底面の直径に対して
かなり高さを出した
細長いシルエットです
横幅を抑えて高さを強調するデザインは
花材の長さと角度の変化に
要注意!です
作品の下半分辺りは
比較的花材を挿しやすいので
花材が集中しモリモリになりがち

 上半分は花材が挿しにくく
極端に花材の密度が
薄くなりやすいのです

正面からみたアウトラインも
二等辺三角形となるため
左右の輪郭線は直線なのですが…
う〜ん、なかなかここが
直線にはならず
外側に膨らみ傾向となるのです

レッスン花材は
見た目可愛らしい花や、
極端に大きな花があったりして
実はとても作りにくい場合が多いので、
皆さん大変苦心されていますが
初めて作る場合は
とにかく輪郭線に気をつけて
制作してみてください

中級の「ヴィシェープ」は今回参加者が
いらっしゃいませんでした

さて
上級の「フリーセント」
この形は一年に2~3回は
カリキュラムとして登場します
「流れ」を表現するこの形は
エレガントで
華やか
そしてそのシルエットが美しい😍
と、レッスン参加の生徒さんが大変多いのです

この「フリーセント」を美しく作る
ポイントは
「流れ」の方向性を決めて
花材がその「流れ」に向かっていくように
配置する事です

また、もうひとつ気をつけてる事があります
正面から見ると
花材配置も
適切に出来ているように見えるのに、
側面から見たときに
「え!」
側面から見たときに立体感が無い!のです
花材を短く切りすぎてしまい
側面から見た時に
「ぺったんこ」の斜面になる方が
とても多いのです

この形に限らず
作品を作るときは常にあらゆる角度から
作品を見て確認する事が
重要です



















































今週は
ひまわりのラウンドが作りたい
と、体験花材で
参加された方がいらっしゃいました












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