フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

はじめまして

ブログを見に来ていただいてありがとうございます。 アレンジメント教室での生徒さん制作のレッスン作品を「今週のレッスン」「プリザーブドフラワーコース」「エクセレントコース」「いけばなコース」で紹介しています。 私フーちゃんが作ったアレンジメント作品は生花アレンジもプリザアレンジも「フーちゃん作品」にまとめています。 その他、お花以外のこともいろいろ書いています。 見てもらえると励みになります。

2019年 今週のレッスン インヴァーテツドティー、エルシェープ、ユーバーシュナイデント

2019年06月27日 | 今週のレッスン

2019年度Springテキスト最後のカリキュラムは
各グレードとも基本形のデザインです

Basic: インヴァーテッドティー
Gradually: エルシェープ
Professional: ユーバーシュナイデント

最後を飾るに相応しい(笑)難易度の高い基本形です

インヴァーテッドティーとエルシェープは
似ています
と、言うかインヴァーテッドティーがきちっと作れれば
エルシェープはその応用形なので
簡単(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°です


レッスンでは

花材を縦方向に入れる、横方向に入れて
メリハリをハッキリ付けること!

花材の縦方向と横方向の流れの
切り替わりポイントとなる基本点を
曖昧にしない事

密度を均等に保つ事

直線の輪郭線を作るために花材の長さを適当にしない事

輪郭線に囲まれた面を平面にする事

などなど、細かくチェックさせて頂きますが
何事も基本が大事

頑張ってくださいね😅

さてProfessional のユーバーシュナイデントは
Basic やGradually とは違った難しさのあるデザインです



昨日の夜私も作ってみました😊


普通いつも作るアレンジメントは
中心点から360度放射状の広がり方をするように
花材を挿していきます

このように挿すと
目に見えるところで花材のラインが交差することはまずありません

交差してはいけない❌のですが・・・

ユーバーシュナイデントは
目に見えるところで花材の茎のラインを交差させ
かつ、その茎の先端の花も綺麗に見せなければならない

えー😱ムリムリ〜
いつもやってる事と違う〜

そうなのです
敢えて交差を作らないといけないデザインです

交差させる為には
花材に角度を付けて斜めに挿さなければなりませんが
その角度や花材の長さ、そして
どちらの方向に斜めにするのかという方向性も
考えなければなりません

自分の作品をよーく見なければなりません

また、花材を斜めに角度をつけすぎると
低い位置でしか交差は出来ず
作品の上部に交差がない事になります

今回のレッスン花材には
モンステラ
ドラセナサンデリアーナ
オンシジュームなど
交差を作るには大変難しい花材が入っています

適材適所
何処に何を使うと効果的なのか
よく花材を観察して作品制作をしてみてくださいね😉
























































































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アプサラス 天女の花飾り~アジアンスタイル~

2019年06月22日 | フーちゃん作品

今期のいけばなコース(モダンフラワーアート)
Advanced 最後のカリキュラムは
サクンインタクン氏監修のアジアンスタイルデザインです

今回は
カンボジアのアンコールワットに祀られている女神「アプサラス」の髪飾りをモチーフとしたデザインで
胡蝶蘭やアランセラなどの優雅で華やかな花材を使用した
普通のアレンジメントとはひと味もふた味も違う作品です😊

ピンクの胡蝶蘭
真紅のバラ
赤黒いアランセラ
真っ白のカスミソウ
(テキスト掲載作品は赤い染めカスミソウ)
縦縞のミスカンサス

どれも個性の強い主張する花材たちですが
サクン氏のデザインで
とっても美しい作品に仕上がります

早速私も作りました



まず
ハランを丸めて塔をイメージして
細長い三角錐(コウン)を作ります

この作品がカッコよく見えるポイントが
実はこの塔(コウン)

ハランで如何にコウンの先端をシャープに丸めることご出来るか、なのですが
両面テープを駆使してしっかりと接着すれば
キレイな細長いコウンが簡単に作れます(^^)

このコウンを
とにかく真っ直ぐに立てます

これだけで随分綺麗に見えるものなのです

胡蝶蘭はテキストでは2輪でしたが
私が取り寄せた時は3輪入っていました😍

胡蝶蘭はひとつの茎に花が5~6輪付いているいるのが普通でそれを教室では2から3輪ずつのかたまりで切り分けをして生徒さんにお配りします

このような時、切り分けられたままの茎をそのままアレンジメントに使うことは
まず辞めた方が良いでしょう

大抵花が逆さまになっているからです

一輪ずつ切り分け
ランピックにひとつずついれてから
花の向きや高さを考えてアレンジに取り入れます

ランピックには#18ワイヤーで脚を作り
配置します

この作品の胡蝶蘭も、
この方法で花の向きと位置を決めています

バラは比較的高さを抑えて2輪配置しますが
もちろん高低差は付けています

アランセラは
右端から斜めカーブの曲線を描くように
配置しています

テキスト掲載作品は左からのカーブでしたが
胡蝶蘭を3輪入れたことで
アランセラの配置を変えました

実はアランセラは枝分かれが多い
大変立派なものが来ました

でも、使ったのは主のラインの1本だけ

枝分かれしたものをあちこちに使いすぎるのは
他の花の美しさを損ねてしまいます

胡蝶蘭とバラを邪魔しない
でも、アランセラもちょこっといれて
この花の個性的な姿を見せる

使用花材の分量を作品全体で考えなければなりません

白いカスミソウは
フワフワと出さずに
胡蝶蘭やバラの足元に密度を濃くギュッといれます

でも、少しだけ花器からこぼれ落ちるような感じで入れると、花器の色とのコントラストが効いて
花器もカスミソウもどちらも綺麗に見えます

最後に左端のミスカンサス
葉先からしっかりと巻いて一度クルクルにします
それを敢えて引っ張り少し伸ばしたもの
クルクルのままのもの
短く長さをカットしたものなど
合計5本使っています

私はテキスト掲載作品で使っている横長の器の
色違いで、ワンサイズ大きい物を使いました

脚元のドシッとした重厚感と
本体の濃いグレーの色
そしてシルバーのレリーフ
この作品にピタっとはまりました😊

これから、このアジアンスタイルのレッスンに参加予定の皆様、きっと素敵な作品が出来ます(^^)

是非、この記事を参考にして頂ければと思います

そうそう、必ずランピックを2~3個
それから両面テープを用意してくださいね😊









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2019年 今週のレッスン 6月18日~6月24日 メロウライン、アーリーサマー、ミルフルールリリー

2019年06月21日 | 今週のレッスン


今週はそれぞれのグレードのカリキュラムデザインが
異なるレッスン週です

Basicのメロウライン
アイアンワイヤーの器のアウトラインや
模様がある程度見えるように
花材を配置したとてもおしゃれなデザインです

アンスリュームの茎を使用して緩やかなループを
作品の中に取り入れたい・・・のですが
アンスリュームの茎が結構短くて
テキスト参考写真のように
2箇所にアンスリュームの茎のラインが入れられません😢

その代わりにミスカンサスでループを作り
柔らかい雰囲気のラインを作品に取り入れましょう

Gradually のアーリーサマー
ナチュラル感のある赤い器に
オレンジ色のベルのような花がぶら下がって咲く
サンダーソニアをメインに合わせます

花器口近くには開くと大きくなるマスフラワーを配置し
安定感を出し
サンダーソニアは思い切って高さを出すと
軽やかで爽やかな風が通り過ぎるような作品になります


Professional のミルフルールリリー
ほとんどユリだけで構成される作品です
ただし・・・
教室レッスンの時には
まだユリの花は咲いていません😓
(教室によっては個体差があるので
咲いているところもあります)

テッポウユリ
LAユリ
オリエンタルユリ

全て咲いたら
どんなに華やかなことか・・・と、イメージを膨らませて制作するしかありません😢

普通のアレンジメントでユリの花が入っているときでさえ
やはりツボミ状態なので
その蕾をどう配置するか、大変難しいのに
今回は殆どがツボミ😳
ホントに難しいですよね

また、アレンジメントが完成しても
花が咲いていいないので
見てキレイ!という訳でもなくて
ちょっとテンションが上がらないかもしれませんが・・・

咲いたら凄い事になります!
それを楽しみにしてくださいね(^^)
ユリのツボミは必ず咲きますから😊



























































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2019年 今週のレッスン 6月11日~6月17日 スプレーシェープ、フレヴィー

2019年06月13日 | 今週のレッスン

今週のレッスンは
4月、5月の基本形レッスンに参加した皆様に
水色の器がプレゼントされます

水色と言っても
少し落ち着いた感じのライトブルー
そこにブラウンで花模様が描かれている
ポッテリとした陶器のうつわ

テキスト写真で見るものよりかなりいい感じです😊

今週のデザインは
この器を貰った方は
是非レッスンで使ってみてください

さて、今週の初級コースは「スプレーシェープ」
以前は必ず年に一度はカリキュラムデザインに入っていたのですが、
ここ数年あまり登場していなかった形です

花束を横に寝かせたようなデザインです
花を束ねた部分にはリボンの代わりに
ドラセナでルーブを作り、リボンのような配置をします

花束ですから、花側とその反対は茎側というように
ハッキリ花材をわけなければなりません

茎側が寂しいからと
小花など混ぜてはだめですよ(^_-)

中級、上級コースは同じデザインで「フレヴィ」
白いミツマタの枝を花材として使います

テキストではヴァーティカルデザインと
ホリゾンタルデザインの2パターンが提案されています

ホリゾンタルデザインの方は
花材は均等配置
ヴァーティカルデザインは花材はグルーピング

どちらでもお好みの方を作ってくださいね

ミツマタの白い枝が
涼し気で爽やかな印象のデザインです😊
































































































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パープルカラーで爽やかさを演出

2019年06月12日 | フーちゃん作品


こんにちは☺️

今日は久しぶりに
私のプライベートなお花作品をご紹介します

今回ご紹介する作品のテーマカラーは
「パープル」です

アレンジ教室の生徒さんは
総じて皆様「パープル」はお好みの色だと思います

テキストの作品の写真で
「パープル」カラーの花材が入っていると
レッスンの参加率も良いような気がします(^^)

私自身も「パープル」は大好き
今回はこのパープルの花がはいった
3作品を紹介させていただきます

まずは「いけばな」作品

私は個人的に「小原流」のいけばなをお稽古していますが小原流に限らず
流派には様々な「型」があり
決まり事がきっちりとありますよね

お稽古として作るお花はその型に則って
作品を作りますが
今回のようなプライベート作品では好きなように自由に作って楽しんでいるのですよ😉

今はちょうどアジサイの季節
大好きなアジサイと薄の葉で盛花作品を一つ
作りました



アジサイは三本
薄の葉は適当に使いました(かなりアバウトです😅)


角度を変えて少し斜め上からみると



アジサイの葉でいい具合に剣山か隠せています



薄の葉は
アジサイの後ろ側から手前にフワッと流れるようなラインです



バラバラとバラついたようにすると
少し風を感じる作品になります


2つ目の作品は「アレンジメント」です



基本形の「エルシェープ」ベースのアウトライン
花材配分は完全にグルーピングです

グラジオラス
トルコキキョウ
アジサイ
丹頂アリウム
ソケイ

丹頂アリウムはいけばなのお稽古の花で
とても長持ちしているので
今回アレンジメントにも再利用してみました

エルシェープの縦のラインは
直線的なグラジオラス
横のラインは丹頂アリウムの茎のクネクネとした
不規則な動きライン
ひとつの作品の中で面白いコントラストを出すことが
出来ました☺️

このアジサイは最初の「いけばな」で使っているのと同じアジサイです

薄いパープルが器の黒にとても映えて
とても綺麗にみえます



3つ目は「アーティフィシャルフラワー」の作品です



これ、実はレッスンカリキュラムの
「エアリーブーケ」で資材として使ったピンクのワイヤーバスケットの再利用です

ある生徒さんからこのピンクのワイヤバスケットで
ずっと飾れるアレンジを作りたいと相談され、
考えてみました(^^)

壁に掛けてみると
こんな感じです





大好きなパープル系の花で
今は家の中が
見た目は爽やか(笑)ですよ〜(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°



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