フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

はじめまして

ブログを見に来ていただいてありがとうございます。 アレンジメント教室での生徒さん制作のレッスン作品を「今週のレッスン」「プリザーブドフラワーコース」「エクセレントコース」「いけばなコース」で紹介しています。 私フーちゃんが作ったアレンジメント作品は生花アレンジもプリザアレンジも「フーちゃん作品」にまとめています。 その他、お花以外のこともいろいろ書いています。 見てもらえると励みになります。

2020/09/29

2020年09月29日 | フラワーアレンジメント




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2020年 今週のレッスン 9月23日~9月28日 オータムローズ

2020年09月29日 | フラワーアレンジメント
いよいよ今期最後のレッスン週となりました
9月最後のカリキュラムデザイン

オータムローズ

バラの花と個性的な姿のドラセナ
それに紅葉した枝をイメージした
ファーガスを差し色にした
秋を感じるデザインです

今回の注目花材
ドラセナコンシンネ
葉色の美しい、
スタイリッシュなドラセナです
テキスト作品では
これが作品の高さ決める花材になっています

個体差があるので
葉の長さ
密度
色合いがバラバラです

コンシンネは
葉が放射状に広がる姿がカッコイイ花材です
少し手を加えて
カッコイイ姿を作ってあげましょう(^^)

コンシンネではなく
サンデリアーナに変更になった教室が
1教室ありました

作品のデザインをするとき
コンシンネの位置に
サンデリアーナをそのまま置き換えても
もちろん構いませんが
コンシンネとサンデリアーナ
全然姿が違います💦

サンデリアーナは
横から見る姿以外にも
顔を見せるような角度で用いても
とても可愛いドラセナです

どう見せてあげたら
最もその花材が引き立つのか?
色々考えてみましょう(^^)

いつもお話しているように
テキスト掲載のデザインが
全てではありません

テキストの配置が正解◎
それとは違う配置が間違い✖
では、無いのです!

どうしたらドラセナがカッコイイ?
どいしたらバラの花が素敵?

今までのアレンジの経験を
活かしてみましょう😊

ここでひとつ、
レッスンで皆さんの作品を見て
気になった事

今回の差し色花材の
ファーガス

秋色の紅葉を表現する着色された
枝ものです
この使い方がとても気になりました😅

皆さんにお渡ししたたファーガスは
何故か
ペッタンコ(笑)です
生の枝ものではないので
立体感がなく
まるで上からアイロンをかけたかのように
平面の枝です

人数分を
ほぼ同じようなボリュームになるように
私が切り分けして
皆さんにお渡ししています
ですから
基本的に短い!
(切り分けせざるをえないので)

私が気になった使い方
その①
葉面が何故か真正面に見える角度で
作品の一番後ろに配置されている

その②
切り分けた枝に着いている
茶色い葉がそのまま整理されずに
配置されている

その③
切り分けで短い枝をそのまま使ってしまい
茶色い葉が花材の中に入り込んでしまい
よく見えない状態になっている

いかがですか?
思い当たる方、いらっしゃいませんか?
(笑)

まず①
葉面が真正面に向けられて
作品の一番後ろに配置されると
茶色い葉っぱの壁を作っている事になります
つまり
奥行感、空気感が
いっぺんに失せてしまいます

葉面は陽の光を受けているように
見せましょう
着色されて、生の枝ではありませんが
秋の紅葉を表現する花材です
生き生きと見えるように
見せましょう

枝に着いている葉
たくさん葉が付いていると
なんだか嬉しい気持ちにならますよね?
でも、ダメです!
個体差はありますが
フォーガスは葉の付き方が多いので
重なっているような部分の葉は
整理しなければなりません
3~4枚ぐらい少しづつ重なって
色が濃くなっているようなところは
絶対に減らさなければなりません

葉と葉の間に必ず空間をとること!
それによって
空気が通り軽く見えます
また葉をとる事で
枝の茎の流れがよく見えてきます
その枝の流れが作品の中で
生きてきます

②と関連しますが
仕方なく切り分けして
短くなってしまったファーガスですが幸いこれは生ものではありません(笑)
吸水の必要が無いので
長さが足りないものは
何か他のもの、例えば
他の花材の使わない茎などを付け足して
長さを延長し
ファーガスの紅葉した葉が
美しく見える長さを確保しましょう
生ものではないので
茎を付け足してたって
枯れませんd(≧▽≦*)

お話か長くなってしまいました😅
皆さんの作品、ご覧下さいね(^^)



















































今週も体験レッスンに
参加してくださった皆様の
作品をご紹介いたします(^^)




















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2020年年 今週のレッスン 9月15日~9月17日 グロリアス

2020年09月18日 | フラワーアレンジメント
9月の第三週のレッスンは
共通デザインの「グロリアス」
テキスト掲載のデザイン
素敵ですよね〜😆
グロリオサの赤い花が
ポッ、ポッと際立ち
アスパラペラが柔らかいラインで
流れ落ちるデザイン
作ってみたいなぁと
思われた方が多い作品だったと思います

今回のデザインは
「フリーセント」で
横から下方に流れるようにデザインします
横から下方と言っても
少し斜め手前に出した方が
良いかも知れません

花材かテキスト通りであれば…

そうなんですよねー😣
アスパラが無い!
アスバラなら無理なく
流れ落ちるような
柔らかいラインが作れるのですが、
グリーンか😱😰
ある教室は
「ギンコウバイ」
また、ある教室は
「キイチゴ」

これはアスバラと
配置場所をそのまま置き換えて作るのは
とても難しい花材に変更されていました😂

なんでアスパラ無いの〜?
生徒さんのみならず
私もそう思ってしまいました😫

でも、仕方ないです!
これでやるしかない!

下方に流れる花材は
皆さん自分の花材をよーく観察していただいて
オンシジュームをら選ばれた方が多かったです

さて、この作品のポイントは
グロリオサ

この花、大変特徴的で
かつ、個性的な形です

フリーセントのデザインは
「流れ」を表現するわけで、
普通は流れの先端に行くにつれて
家財の密度を薄くなるように作ります
密度を薄くする場合、
花材の大きさは
徐々に小さく、
また、
花材同士の間隔も
少しずつ開けるようにします

しかし今回のデザインでは
「グロリオサ」が
際立つようにデザインしたい!

そこで
流れの先端近くにも
赤く美しいグロリオサを配置します

グロリオサの花自体、
そんなにボッテリと
重そうに見える花ではありません

花弁同士の間隔も空いているし
流れの先端近くに存在してあても
それほど気になりません
逆に流れの先端部分にも目が行き
全体のシルエットが
ハッキリとわかります

さあ、今回はグレード共通の
デザインでしたから
初級、中級の皆さんは
少し難しい作品だったと思いますが
(あ、上級の方も難しい💦って
仰ってました😅)
とても素敵な仕上がりの作品が揃いました😊
どうぞご覧くださいませ〜🤗
















































今週も体験レッスンに参加してくださった方、ありがとうございました😊
可愛いラウンドになりました☺️













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2020年 今週のレッスン 9月8日~9月14日 ホリゾンタル、ヴィシェープ、ユーバーシュナイデント/フリーセント

2020年09月14日 | フラワーアレンジメント
今週は基本形のレッスン週です
Basic ホリゾンタル
Gradually ヴィシェープ
Professional ユーバーシュナイデント
またはフリーセント

基本形の中でも初級のホリゾンタルは
基本中の基本です
検定試験の出題デザインとしても
とても頻度の高い基本形です

今週はおひとりだけ
このホリゾンタルを作られましたが、
なんとその方は先週の体験レッスンで
入会したての方!
体験アレンジメントの「ラウンド」も
様々な大きさや形の花材で
難しかったと思いますが、
初めてのレッスンが
この「ホリゾンタル」😳です





輪郭線のとり方や
底辺の花材をテーブル面に着地させる等
本当に難しかったと思います
でも、初めてのレッスンで
この仕上がりは素晴らしい👏
これからがとても楽しみです😊

中級のヴィシェープ
正面から見た輪郭線は全て直線
シャープな「V」の文字が
イメージできるような
スッキリとしたアウトラインを
作らなければなりません

この形の難しいところは
左右幅を同じにする
また
基本点③から
①までの高さは
②までの高さの2倍をめやすとする
と、いう点です

MFPから①までのサイズが
長くると
どうしても中心から①までの幅も
長くなりがちです
左右のバランスが非常に悪いヴィシェープに
なりがちです










こちらの4作品、
もちろんどれも中級の生徒さんの作品ですが
初めての直線だらけのアウトラインで
大変だったと思います

自分で制作していると
どうしても自分に甘くなりがちです
私が見ると
「直線」が
「ん?何となく直線?」とか
「え?緩やかな直線?」
になってしまう方がほとんどです(笑)

自分の作品を見る目を
鍛えましょう(^^)




このヴィシェープは
上級の生徒さんの作品です
輪郭線を作っている花材の配置が
よく出来ていめすね〜😊


さて、上級の基本形は
ユーバーシュナイデント
または
フリーセント
どちらでも良いという
珍しいレッスンです

今回、私が思うに
難しかったのは
ユーバーシュナイデントです
「交差」を表現するわけですが
たくさん「交差」を作れば良い
という訳ではありません
その交差が美しなければ意味がありません

今回枝ものの雲龍柳に
細い脇枝がとてもたくさん付いていました
うじゃうじゃ〜って感じの枝が
とても多かったですが
かなり脇枝を整理し
交差を作りたい枝を厳選しなければなりません
また、ライングリーンとして
ベアグラスも交差を作る花材ですが
うじゃうじゃの雲龍柳に
ベアグラスのラインを
交差させたらどうなるか?
想像してくださいね😆


































もうひとつのデザイン
フリーセント
こちらは上級ではお馴染みのデザインです
「流れ」を表現するもので
先程のユーバーシュナイデントよりも
柔らかい、親しみ易い
デザインでないでしょうか

ただ、こちらも注意して欲しい
ポイントがあります
流れの方向とは反対側の花材の考え方です
ながれの方向に向く花材は
長さも長く
密度も徐々に薄くしていきます
イメージしやすいですよね?
反対側
どうしましょう?
私は生徒さんにはこのようにお伝えしています
「流れを表現する時は
風が吹いている状況を想像してみてください」

風が吹くと
その風に向かって咲いている花や葉っぱは
どんな様子でしょうか?
それを作品の中に取り入れて貰えれば
とても綺麗でナチュラルな
フリーセントになると思います(^^)





















今週も火曜日の教室で
体験レッスンがありましたので
作品をご紹介いたします









また、検定試験の練習で
ホリゾンタルホガースを
作った生徒さんの作品もあります
大変良く出来ていました🤗













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2020年 今週のレッスン 9月1日~9月7日 ティアドロップブーケ、シャワーブーケ、リフレッシングビューティ

2020年09月09日 | フラワーアレンジメント
今週はブーケレッスンです

初級  ティアドロップブーケ
🩸雫を逆さまにした形の
とてもキュートなブーケです
上半分は
ラウンドの輪郭
下半分は
下方に向かって雫の先端を表現していくのが
難しいです💦
花材の長さと
挿す角度
どうしても最初はバラツキが出てたり
極端に花材が少なくなりがちですが
これも実際に作ってみないと
なかなかコツが掴めないのです




中級  シャワーブーケ
こちらはもっと難しいです😳
「シャワー」という
決まったアウトラインがありません!
どのようなアウトラインをとるのか、
作り手次第です
また、水のしぶきを表現するために
大胆にアップダウンをつける必要があります
どの生徒さんにも言える事ですが、
大胆にアップダウンを付けることに
抵抗感を感じるようで
私から見ると
「アップダウン」をつけたようには
あまり思えない作品が多々あります
無意識に
花材の面を作ってしまう方が
とても多いです
これは、とにかく作品を作り慣れて行くしかないでしょうね😅









Professional リフレッシングビューティ
トルコキキョウをメイン花材にした
フリーデザインのブーケです

今回、こちらのブーケも
特にアウトラインの指定はありません

アップダウンを明確につけ
トルコキキョウが
生き生きと伸びやかに
美しく見えるようにデザインして頂ければ良いのです
が…
難しいですよねー💦
左右アシンメトリーのデザインで
制作した作品が多かったとおもいます


























火曜日の教室で
体験アレンジメントに参加して頂いた皆様、
ありがとうございます(^^)
作品を紹介させていただきます(^^)












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