山野哲也選手のBRZが全日本ジムカーナ仙台ハイランドで優勝
2013年の全日本ジムカーナ選手権は中盤戦に入りました。
第4戦からおよそ一ヶ月、第5戦となる今回は
宮城県仙台ハイランド本コースでの開催となりました。
SUBARU BRZを駆るおなじみ山野哲也選手は、
第4戦はSUPER GTのスケジュールとバッティングしたことで欠場。
ここまで優勝1回に2位2回という成績で、シリーズでは2位の50ポイントとなっています。
75ポイントでPN3クラストップの森嶋昭時選手が、3勝を挙げていることを考えると、
今回はまさに負けられない戦いです。
今回の大会は、ピットアウトレーンからスタートした車両は
1コーナー先の短いストレートを180度ターンして、メインストレートに戻ってくる。
ここからがテクニカルセクションが続き、
すべてのテクニックが試される設定となっていました。
注目のPN3クラス1本目。スタート時は前日の雨が残った路面だったものの、
後半ゼッケンの有力ドライバーが走り始める頃には太陽が顔をのぞかせ、
コースのほぼ全域がドライコンディションになりました。
トップタイムを出した松本敏選手のトヨタ86をターゲットに
山野選手がメインストレートに戻ってきます。
山野選手は、ライバルたちを明らかにしのぐターンのスピード、
立ちあがりのトラクションをみせつけます。
ゴールすると山野選手のタイムは、1.3秒差をつけてトップに立ち、
最終走者の森嶋選手を待ちます。
しかし、森嶋選手はタイム更新ならず。
2本目に入っても、若干のタイムアップはあったものの
トップタイムを更新するドライバーは現れません。
よって、1本目のタイムで逃げ切った山野選手が、今シーズン2勝目を挙げました。
「チャンピオン争いを考えると、今回は絶対に負けられない戦いでした。
新しいタイヤのデビューもあって、
練習会からLSDやクラッチの乗せ替えなどできうることはすべて手をつけました。
メカニックは大変だったと思います。
足まわりも新しいセッティングが見つかって、
安心して走り切ることができました」と山野選手。
シリーズポイントでも87ポイントの森嶋選手に対して、
70ポイントとその差を17ポイントに縮めました。
全日本ジムカーナ選手権の次戦第6戦は、
8月10~11日にツインリンクもてぎで開催されます。
「かんばれ 山野選手、 我らの BRZ」