2013年FIAヨーロッパラリー選手権(ERC)第11戦、
ラリー・サンレモ(ターマック)が10月10-12日、
イタリア西部のサンレモを拠点に開催されました。
景観豊かな海岸を見下ろす山岳路に設定される舗装ステージは、
リズム変化が激しい難関コースです。
ラリーは11日金曜日の午後14時半から3本のSSを走行した後、
4時間のリグループを挟み計54kmのナイトステージ2本を走行。翌12日は、
3SSを2ループする6SSを走行する構成で、
計10SSの総ステージ走行距離は231.78kmでした。
新井敏弘選手/アンソニー・マクローリン選手組
今回のサンレモ戦は、アンドレアス・アイグナー選手/バーバラ・ワツル選手組(オーストリア)が
カップ2位以上でのフィニッシュを果たせば、最終戦を待たずに戴冠が決まる戦況。
我等が、新井敏弘選手/アンソニー・マクローリン選手(オーストラリア)組も
今季4度目のERC参戦を迎えたほか、
地元イタリアから参戦のマルコ・カヴィジオーリ選手/モニカ・フォルツナート選手組も加え、
3台のWRX STI R4が登場しました。
強豪勢にもパンクが多発する厳しいコンディションの中、
アイグナー選手/ワツル選手組はSS3でベストタイムをマークし、
序盤からカップ2位につけます。
デイ2も巧みにペースをコントロールしてポジションを維持。
カップ2位でのフィニッシュを果たし、今季のプロダクションカップのタイトルを確定させました。
アイグナー選手は「今季はプロダクションカップ勝利だけでなく、
クロアチアでは総合2位も獲得し、速さを発揮できました。
SUBARU、ストールレーシングに加え、ヨコハマタイヤが一体となって、
シーズンを通していい仕事ができました」と喜びを表しました。
また新井選手/マクローリン選手組もプロダクションカップ3位で続き、
SUBARU勢が2-3フィニッシュを果たしました。