香港フェニックステレビは4日、中国3隻目の新型空母「福建」が上海市の埠頭から試験航行を始めたとみられると伝えた。試験航行は7月に続き4度目。同テレビが交流サイト(SNS)に開設した公式アカウントによると、試験航行が始まったのは3日で、早期警戒機「空警600」や戦闘機「殲15(J15)」の実物大模型とみられるものが甲板に置かれている。
福建は通常動力の空母で、国産技術を使った中国初の自主設計の空母。船首に傾斜がついたスキージャンプ式の甲板がある従来の空母2隻と異なり、短時間で艦載機が発進可能な電磁式カタパルト(射出機)を3基備えている。
公式発表はないが、中国海事局は2日、福建が停泊する上海市の長江河口の一部で3日に航行制限を実施すると公表。「大型船航行のため」としていた。(共同)
中国3隻目の新型空母「福建」(新華社=共同)
産経新聞
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