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Performance Engineering

Exige 2ZZ製作 Part2

2016-02-16 23:05:10 | エンジン ZZ系
クランクの曲がりを計測、曲がりは2/1000mm程度で優秀。さんざん回したと思しきエンジンでこれなら、今後も曲がらないでしょう。


コンロッドメタルの当たりも良好、ここまではなかなか良かったんですが…。


ピストン、トップランドに結構な接触跡。純正ピストンだと通常はトップランドは殆ど当たりません。スカートの当たりもきつめ。


シリンダーを点検すると上死点でピストンの首振りが大きかったようで、トップランド位置が段付き磨耗しています。ここまで磨耗しているのは初めて見ます。Lotus仕様はレブリミットが高めで、きっちり上まで回していたようなので、仕方ないのでしょうか。
燃焼室の焼けが甘かったのはここからの圧縮抜けやブローバイガスの増加に原因がるのかもしれません。



2ZZエンジンは純正でアルミブロックに薄いセラミック系のコーティングをのせてあるので、1ZZのようにボーリングはできず。

そのまま進める訳にはいかないのでオーナー様と相談の上、程度の良い中古エンジンを用意する事に。


インテークポートを見るとおおよその乗り方が分かります。中~高負荷運転が多いとガソリンで洗われてデポジットの付着は少ないです。バルブシートの当たり面幅はだいぶ広くなっています。


バルブのデポジットも問題なし。やはり焼けはちょっと甘い感じです。

つづく。

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