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続々・徒然日記

秋月風鈴のつぶやき。
ブログ更新は開店休業中です(苦笑

BMW K1200R インプレッション!

2008年08月03日 23時24分11秒 | クルマ・バイク
ってなわけで、YGCPと以前から興味のあったレンタルバイクで、ツーリングに行ってきました。


買うと数百万円もするような大型バイクを夢のような値段でレンタルできるこのサービス。
なんでもっと早く利用しなかったの?って感じです。
ホントに楽しかった!良かった!

秋月が借りたのは「BMW K1200R


あのK1200Sのネイキッド版。
東京モーターショーで初めて見たときに、「こいつは日本の峠に最高だろうなぁ。楽しそうだなぁ」という感想を持ち、その日一番印象に残ったバイクです。
ただ、もちろん買うお金はないですし、「きっとこんな変顔のバイク、まわりで買う人もいないだろうなぁ」と思ってたので(苦笑)、絶対に乗れることはないと思ってました。

いやぁ、探せばいろんなサービスがあるものですねー。

では、インプレッションです。

■サスペンション
BMWのサスペンションはその独自性から、一度体験すると止められないとよく耳にしますが……本当に素晴らしいサスでした!
ハッキリと路面を感じられるのに、沈まないフロント。一瞬で収まる前後ピッチ。
細かい段差が続くような路面ではゴツゴツ感を感じるのですが、車体は全く揺れないんですよ。
真価を発揮するのは下りのワインディング。
ABSブレーキとデュオレバーフロントサスペションの組み合わせで、コーナーの突っ込みブレーキングが全く怖くない。ほとんど登りと同じような感覚で曲がっていけます。最高です。

■エンジン
どの速度域からでも、どのギアからでも、回したら回した分だけ加速する信じられないエンジン。
1200回転くらいから十分なトルクが発生するので、ギアチェンジが不要なくらいです。
実際に首都高・高速道路・街乗り・峠。いずれも6速ホールドで走れました(笑!
(もちろん、いろんなギアを試しましたよ(笑))
とんでもない可用範囲です。シャフトドライブのおかげか、加速のもたつきも全く感じません。
一緒にいったYGC氏も「2速も3速も変わらん」とコメントしてました。
モーターのよう、というのはまさにこの事! 最高です。

■コーナリング性能
入り口でも出口でも、どこでも曲げていける。
ST2に乗り慣れている秋月にはあまりにもオーバーステアな性能でした。
ただポジション的に外足の置き場所が少し不明確かな、と。まぁ、慣れの問題かも知れませんが。
ペタンと寝るように倒れ込めます。最高です。

■総括
先進的なメカの数々(デュオレバーフロントサスペンション・スポーツシャフトドライブ・前後ABSブレーキ・BMW渾身の直4エンジン・グリップヒーターww、など)、それらをまとめた優れた総合的バランス。
”走る・曲がる・止まる”を恐ろしく高い次元で実行できる近未来的な乗り味。
加えて、高いギアでスムーズに走れるので燃費も良い。(今回16km/㍑くらい)
ハッキリ言って、非の打ち所のない、最高水準のバイクと言えます。

ただし、唯一にして最大の欠点。
それはライダーが何もしなくて良いこと。

ある程度ブレーキして、ある程度荷重移動して、ある程度アクセルを開けたら、ちゃんと曲がってくれます。わりといい加減なギアや荷重でも、狙ったラインにピッタリと付けてくれます。

そのため、バイクがライディングの欠点を指摘してくることも、最高のコーナリングをしたときに一緒に喜び合うこともない。
まさに無口。サイボーグのような乗り物です。

今日一日、高速・峠・街乗りを体験して、店に戻ってきたときに、すごく楽しくて感動したのに、大きな物足りなさを感じました。
もちろん、もっと高い領域のライダーにはまた別のフィーリングを感じると思います。
コイツがおしゃべりになるのは、もっと違う走りをしたときだと。

だから、K1200Rが気になっている人に対しては、めちゃめちゃオススメだと言います。
これほど完成度の高いバイクは他にない、と。


■おまけ
愛機Ducati ST2に乗ってお台場から自宅まで帰ったのですが。
”加速しねぇ! 曲がらねぇ! 止まらねぇ!”とニヤニヤしてしまいました。
いやぁ、頻繁なシフトチェンジが楽しい!
気持ちいいエンジンフィールが狭いから、ちゃんとギアを変える。
僅かな荷重移動じゃ曲がらないから、アグレッシブに荷重を抜く・加える。
ブレーキだけじゃ減速しないから、ちゃんとエンジンブレーキも使う。

それでも狙ったラインを走れなかったら、途端にバイクから「このヘタクソ!」のヤジが飛んでくる。
これがめちゃ嬉しいww
やっぱりバイクって、ライダーとバイクのそれぞれできることをしながら走るのが楽しいんだと思った。
一言でいうなら「一蓮托生」。
さすがイタリアのバイクだよなぁ(笑

ちなみにBMW K1200Rは「質実剛健」でした。
さすがドイツのバイクだよなぁ(笑

2年後の自分へ

2008年06月03日 23時59分00秒 | クルマ・バイク
といっても未来日記的blogではなく。個人的メモ。

バイクのユーザー車検、手続き。
慣れれば楽。費用は半額。がんばれ。

1.車検証
2.自賠責保険証
3.定期点検記録簿
4.納税証明書
5.継続検査申請書
6.自動車検査票
7.重量税納付書

□■ ~1週間前まで ■□
まず、1~4を用意(5~7は当日車検場で)
1.はバイクに常備なので問題なし。
2.は馴染みのバイク屋へ行って、更新しておこう。
3.は定期点検時の記録簿を保存しておく。
4.は納税時に保存しておく。
(※3・4は気を抜くと捨てちゃうので、1.と一緒にまとめておく)

インターネットで車検場に予約
前回は予約番号を聞かれなかったけど、念のためちゃんと予約しとく。
このときに時間と費用を確認。
光軸に不安があれば、バイク屋に行って直しておく。

□■ 当日の朝~ ■□
ボールペン、鉛筆、印鑑、現金(重量税+検査代)、書類を挟むバインダー。
現金は5,000円くらいだけど、余裕を持って2,3万円くらい持っておく。


□■ 当日、車検場にて~ ■□
1.5~6の書類を購入。
2.3枚の書類に必要事項を記入。記入例があるのでそれをみれば難しくない。
  記入には30~60分ほどかかると想定しておく。
3.重量税+検査代の収入印紙を購入して書類に貼る。
4.受付に行って確認してもらう。問題なければ検査場へ
5.順番を待っていれば誘導してくれるので落ち着いてクリアしていこう。
  この時、毎回書類を提示しなければならないので、バインダーがあると超ラク。
  ・検査順番は以下の通り
   車体番号チェック/クラック/ランプ/ブレーキ/排気/光軸

  ブレーキは前後とも思い切りよく掛ける。
  光軸は1番引っかかりやすいので、前日までに必ず調整。
  万が一、上向きといわれたら、ブレーキ+荷重してフロントを沈めろ!(笑


  問題なければ検査場は10分くらいで終了。全行程でも1時間ほど。
  受付に行って、新しい車検証と車検ステッカーをもらったら終了です。
  おつかれさま。
  車検ステッカーは、剥がれにくいので帰ってから付け替えてもOK。

  検査不合格でも、当日修理して持ち込めば手数料はかからない。
  車検場の近くに修理工場が必ずあるはずなので修理して再検査。

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
※自賠責切れの場合。
 馴染みのバイク屋に行って取ってこよう。
 ちなみに自賠責切れで走行すると、自賠責法で50万円以下の罰金+道交法違反で減点6点と最悪な結果になります。

※車検切れの場合。
 市区町村の役所にて仮ナンバーを借りてきます。
 手数料は1000円くらい。有効期限は5日間。
 ちなみに車検切れで走行すると、道路運送車両法で30万円以下の罰金+道交法違反で減点6点と最悪な結果になります。

 もちろん両方切れていたら、両方の罰則が適用です。

F1 2008 開幕!

2008年03月16日 23時18分29秒 | クルマ・バイク
F1 2008がいよいよ開幕しました!
冬の準備期間を振り返るとマクラーレン、フェラーリの2強にBMW、ウィリアムズ、ルノー、レッドブル、トロロッソが続く状態。
今年からドライバーサポートの電子制御装置がいくつか禁止になりましたので、より繊細なコントロールが求められるようになりました。

開幕戦はオーストラリア・メルボルン。
気温39℃、路面温度46℃の灼熱の戦い。
荒れに荒れまくったサバイバルレースになってしまいました。
セーフティカー3回、大クラッシュあり、失格ありの結果完走が8台というすさまじさです。(生き残ったらポイントとなりましたね)

個人的なMVPはトロロッソのブルデー。
さすがチャンプカーの王者。レース戦略が抜群にうまいようです。
次点はアロンソ。非力なマシンで最後まで粘るクレバーな戦いを何度も見せてくれました。
そしてコバラインネン。最後のセーフティカーのタイミングが1周ずれていれば2位は確実でした。新しいチームでパフォーマンスを充分にアピールしたと思います。

逆にダメダメはチームフェラーリ。フェラーリエンジン搭載車は全滅ですし、ライコネンの給油タイミングも腑に落ちません。
次点はバリチェロ。残り10周まではホンダ復活の証であるかのように熱い走りをしていたのに…3回目のセーフティカーで全て台無しになりました。赤信号無視はベテランとしてはお粗末かと。

フェラーリはずっと優勝候補筆頭と噂されていましたが、予選・本戦ともに良いところ無し。逆に次戦以降も大丈夫か?と思えるくらい不安要素が露呈してしましました。
一方で、BMW、ウィリアムズ、トヨタ、ホンダのパフォーマンスの良さが目立ちました。マクラーレンがぶっちぎりで高性能なのは腹立たしいですが、去年よりもその差は縮まったように思えます。
オーストラリアは少し特殊なコンディションだったかも知れませんが、今年はかなり混戦が予想される戦いになりそうです。

個人的にはライコネンファンですが、今年のウィリアムズ、トヨタ、ホンダは応援したいですね!

米国開発のMotoGPバイク…?

2007年11月26日 01時57分20秒 | クルマ・バイク
DISCOVERY CHANNELで「夢の最強のバイク登場」なるタイトルのドキュメンタリの話。

小さな町工場で自作バイクを作ってMotoGPにチャレンジしようという内容なのですが、最初はすごく眉唾でした。
大抵DISCOVERY CHANNELで放映してるバイク番組はアメリカンな内容が多く、すなわち大きくてパワフルでとにかくCOOLでFUCKなヤツの勝ち、みたいな風潮なのです。

ところが、オーナーで設計者のマイケルさんは本気で真面目にサーキットレース用の、しかもMotoGPのレギュレーションに合わせたバイクを作るというのです。(ただし制作が昨年なので990ccなのが残念ですが)

このバイクはMotoCzysz C1と名付けられ、実際にラグナセカ・サーキット走行を何度も経験しています。
主な特徴ですが、まずトランクシャフトを右回転と左回転を交互に組み合わせたZ-Line4と呼ばれるエンジン。ジャイロ効果を相殺でき、縦置きでなんとリアタイヤより細い本体。
また、フロントサスは従来の2本を伸縮のみに使用し、真ん中の1本で衝撃を吸収する分担型となっています。リアも2本サスとなってます。



MotoCzyszのウェブサイトにあるブログを見ると、ジェレミー・マクウィリアムズがテストし、こんなにスムーズで旋回性能の高いバイクに乗ったことはない、とコメント。
また、元AMAチャンプも、フロントのサスが非常にスムーズで路面のグリップが最高だと言ってます。
(…まぁ、二人ともスポンサーの手前、ある程度リップサービスはあったでしょうけど)

残念ながらスペックは出ていないので、どのくらいの馬力があるのか、加速性は、サーキットタイムは、など具体的な数値はわからないのですが、TV画面からは市販車以上のレベルに仕上がっている感じがしました。
いきなりMotoGPとは言いませんが、AMAかSBKに出場すると面白いかも知れませんね。アメリカンライダーであるニッキーヘイデンがC1に乗ってラグナで優勝!なんてことになったら凄いドリームだと思いませんか?

ライコネンは、やれば出来る子!!

2007年10月22日 23時50分36秒 | クルマ・バイク
Formula one 2007 最終戦ブラジルGPの結果
…というか、今年の総決算なのですが。

「ライコネンは、やれば出来る子ぉ~~~~~っ!!!」


誰がしくだのか、奇跡が起きました。

≪年間ドライバーズポイント≫
1.ライコネン  110point
2.ハミルトン  109
3.アロンソ   109

圧倒的なポイント差でリードしていた新鋭ハミルトンがまさかのラスト2戦で2ポイント。
反対に風前の灯火だったライコネンが、ラスト2戦とも優勝し、20ポイントで逆転勝利!

内部亀裂が大きくなるばかりで、結局元には戻らなかったマクラーレンの二人が同109ポイント止まりで、僅か1ポイント差でライバルに勝利を奪われたというのは、今年のF1を象徴しているようで、なんとも皮肉に感じます。

とはいえ、マクラーレンに同情はしません。
チームもドライバーも、どこか一つ歯車がかみ合えば年間優勝をとっくに手にしていたはずなのです。
特に最終戦のQ3でライコネンのアタックを2度も邪魔したハミルトンには言葉もないです。
ライコネン的にいえば「いい”キミ”だ!」


とにかく、今年6度の優勝を果たしたライコネンのチャンピオンには素直に拍手。
マッサには少し思うところもありますが、チームのために貢献したことは彼はもちろん全ての人にプラスになったのではないでしょうか。

今年はフェラーリとマクラーレンのみが突出してタイトル争いが4人だけ、スパイ疑惑や内部紛争など、ネガティブな話題が目立ちましたが、なんとなく落ち着くところに落ち着いたので、ホッと胸をなで下ろす想いです。

来年は、また少しレギュレーションが変更され、ドライバーズスキルが求められるようになりますので、クリーンな状況で争いあって欲しいな、と思います。
その中で、ライコネンには2連覇を達成し、今年のチャンピオン奪取が奇跡のみで成り立っていないことを証明してほしいですね。


さて、シャンパンのフタを開けるか!!

MotoGP第7戦 かたる~にゃっGP決勝!

2007年06月13日 22時44分47秒 | クルマ・バイク

MotoGP第7戦 カタルニアGP決勝。
ストレート1047m、高低差が激しい高速テクニカルサーキット。
決勝は気温31度、路面温度43度の厳しいコンディションになりました。

予選は順にヤマハ・カワサキ・ホンダ・ドゥカティ・スズキと、なんと5メーカーが並ぶ超接近戦。マシンのポテンシャルはほぼ互角、ライダー同士のガチンコ勝負です!

◎大本命:ロッシ(YAMAHA) カタルニアは過去5回の優勝経験あり。
◎準本命:ストーナー(Ducati) 今期3度優勝。現在のポイントリーダー。
○対 抗:ペドロサ(HONDA) ホンダのエース。そして地元ライダー。
△ 穴 :ホプキンス(SUZUKI) 雨には強いスズキだが…。
×大 穴:ド・プニエ(KAWASAKI) カワサキのMotoGP初勝利を飾れるか?


レースはストーナーを先頭にロッシ、ペドロサ、ホプキンスが追いかける状態でしばらく続いていましたが、残り8周というところでロッシが”様子見は終わり”とばかりに先頭に出たところで一気に戦局が動きました。

ストーナー、ロッシ、ペドロサのラップタイムが縮まり、早めのラストスパートにてギリギリの削り合いを行った結果…!

最初にチェッカーを受けたのはDucatiのストーナーでした!
というか、Ducati速すぎ!

ストレート速度が違いすぎです!

あと、今年のトレンドとして、ブリヂストンタイヤの出来が、ミシュランより圧倒的に良いと言うことです。これまでのレースを振り返っても、ミシュランタイヤで結果を残しているのはロッシとペドロサだけ。
(今回のGPでも二人を除けば1~9位までブリヂストンユーザー)

とはいっても、一度抜かれた王者ロッシを抜き返して、最後まで押さえ込んだストーナーの実力は本物でしょう。
ストーナー+Ducati+ブリヂストンのパッケージは現在最強と言えます。

ストーナーとロッシの年間ポイント差は14。シーズンはまだまだ中盤に入ったばかりですが、ランカーにとっては1戦1戦が重要なレースとなってきました。

■第7戦スペインGP
1位 C.ストーナー(ドゥカティ) 
2位 V.ロッシ(ヤマハ)      0.069秒
3位 D.ペドロサ(ホンダ)    0.390
4位 J.ホプキンス(スズキ)   7.814
5位 R.ド・プニエ(カワサキ)  17.853


■総合成績
1位 C.ストーナー(ドゥカティ)   140point
2位 V.ロッシ(ヤマハ)        126
3位 D.ペドロサ(ホンダ)      98
4位 M.メランドリ(ホンダ)     75
5位 C.バーミューレン(スズキ)  72


二回連続の不幸…orz

2007年06月11日 23時55分20秒 | クルマ・バイク
前回に続いて、F1の結果を先に知ってしまうこの不幸…orz
通勤電車で目の前のサラリーマンが開いたスポーツ新聞の一面に掲載されてるなんて、いくらなんでも回避できんわい!(血涙

もう今日は、ワースト・オブ・ザ・デー2007ってくらいに朝から晩まで不幸が襲ってきた日だったんですけど。
でも、最後に少しだけ救われました。

それが、スーパーアグリ・佐藤琢磨の6位入賞!!

完走12台、セーフティーカー4回という大波乱のレースでしたが、最後にアロンソをオーバーテイクしての6位入賞はめちゃめちゃ大きな価値がある結果でした。
チームメイトのディビットソンも完走してますし、スーパーアグリチームにとっては、非常に有意義な一戦でしたね。
亜久里さん、本当におめでとう!!

灼熱の連戦! F1第3戦バーレーンGP

2007年04月17日 23時05分42秒 | クルマ・バイク
前回のマレーシアに続き、赤道直下のバーレーンでの争いです。

■予選グリッドは前回とほぼ同じくフェラーリ(1,3)、マクラーレン(2,4)、BMW(5,6)と、3強が3列独占の配置です。前回に続き、偶数グリッドに並ぶこととなったマクラーレンですが、今回はどう出るか。

さて、決勝ですが。
スタート直後の4コーナーで、アロンソがライコネンをかわし3位へ!
マッサはトップで逃げを打ちたいところですが、ハミルトンとの差がなかなか縮まらず、中盤までこの状態が続くことに。
アロンソ-ライコネンは、あきらかにライコネンに分がありそうなのに抜けない!我慢の勝負となります。
意外な頑張りを見せるハイドフェルド。アロンソを抜けないライコネンの後ろをしっかりマークします。

3強以外での特記。
・クルサード(レッドブル)が何度も何度もオーバーテイクを見せ、21位スタートから7位まで順位を上げます。…が、惜しくもトラブルでリタイヤ。この人、中盤の戦いは非常に強いのですが、今回はちょっと運がなかったようです、残念。
・トゥルーリ(トヨタ)が善戦を見せてくれました。ストレートスピードの遅い車で、何度もオーバーテイクを仕掛け、さらに後ろからのライバルをブロック! 最後までフィジコを押さえつけての7位入賞はお見事でした!
・スーパーアグリ! 琢磨とデビッドソンの2台ともエンジンブローでリタイヤ! ホンダエンジンは相変わらずよく燃えることよなぁ…(涙

1回目のピットストップで、ライコネンはアロンソを抜いて3位に。
そして、なんとハイドフェルドがアロンソをアウトサイドからオーバーテイク!!

BMWがマクラーレン(しかもアロンソ)を実力で抜き去った瞬間です。
(ベストラインから外れたとはいえ…アロンソのタイヤがユーズドだったのか…?)

最後12周ほどは、上位5位はバトル無し。もし、次のレースを考えてエンジンを温存しての結果なら、2レース1エンジンのレギュレーションの退屈さを露呈した感じです。せめて、0.6秒差だったアロンソはもっとプッシュを見せて欲しかったですね。チャンピオンシップを考えて走るのは理解できるけど、オーバーテイクの無いF1はエンタメとしては失格ですし。(もっとも、抜ける要素は低かったですけど)

結果として、マッサが前回の汚名を見事返上! ポール・トゥ・ウィンを飾り実力を見せつけました。
だた、真に驚くべきは2位のハミルトン。デビューして3戦連続表彰台は史上初だそうで、恐るべきルーキーの誕生です。


<総括>
・マクラーレン:信頼性の高さはもはや疑うべくもない。フェラーリとの差を埋めつつある。
・フェラーリ:速さは文句なし。マッサ復活でコンストラクターズの追い上げなるか。
・BMW:セッティングが決まったときの速さは見事。クビサが足を引っ張っている結果に。
・ルノー:トヨタを抜けなかったのは痛い。ヨーロッパラウンドで変貌できるか?
・トヨタ:トップスピードの低さが弱点? 新しい空力パーツに期待。
・ウィリアムズ:速さは持っているが、本戦での結果にもう一つ届かない。ニコのミスが目立つ。
・スーパーアグリ:2台とも燃えたってのはねぇ…。次戦は新品なので後ろからの追い上げを期待。

■マレーシアGP結果
1位 F.マッサ(フェラーリ)
2位 L.ハミルトン(マクラーレン)
3位 K.ライコネン(フェラーリ)
4位 N.ハイドフェルド(BMW)
5位 F.アロンソ(マクラーレン)

■年間総合結果
1位 F.アロンソ(マクラーレン)  22ポイント
2位 K.ライコネン(フェラーリ)   22ポイント
3位 L.ハミルトン(マクラーレン) 22ポイント
4位 F.マッサ(フェラーリ)     17ポイント
5位 N.ハイドフェルド(BMW)  15ポイント
(※なんと上位3人が同ポイント)

熱帯の対決! F1第2戦マレーシアGP決勝

2007年04月09日 02時06分31秒 | クルマ・バイク
F1第2戦 マレーシアGPです。
気温34度、路面温度56度の灼熱のフィールドとなりました。

■予選グリッドは以下の通り。
1位 マッサ(フェラーリ)
2位 アロンソ(マクラーレン)
3位 ライコネン(フェラーリ)
4位 ハミルトン(マクラーレン)
5位 ハイドフェルド(BMW)
6位 ロズベルグ(ウィリアムズ)
7位 クビサ(BMW)
フェラーリ、マクラーレン、BMWの3強がちょうど縦にならぶ配置となりました。これが1コーナーでどう影響するのか見ものです。

さて、決勝ですが。
スタート直後に、アロンソ-ハミルトンのワン・ツーに!
これはインラインがベストラインだったため、インライン側のマクラーレンのトラクションが良かったということとと、ハミルトンのライン取りが非常に巧かったことがあります。ライコネンの内側に入りつつ、マッサをうまく3,4コーナーの切り返しでかわします。
マッサはアロンソに抜かれたのはともかく、ハミルトンにも抜かれ、さらにライコネンのペースも塞ぎます。

あきらかにフェラーリの方がペースが速かったのですが、ハミルトンのブロックが上手く、マッサは並ぶだけでなかなか抜けない。そして5周目で痛恨のコースアウト! フェラーリのエースがルーキーに翻弄された形となりました。

その後、ハミルトンvsライコネンとなるのですが、ライコネンもハミルトンを抜けない。
その間にアロンソは1秒/周速いペースであっという間に10秒以上の差を築いてしまいました。

中盤の特記として、6位を走っていた好調だったロズベルグが残り13周でリタイヤ。ウィリアムズの復調を感じていたのですが、信頼性の脆さが露呈してしまいます。

最後10周ほど、ライコネンがハミルトンより0.5秒/周速いペースで追い上げるものの、追い越すまではいかずにチェッカーフラッグ。
結果として、マクラーレンの2年ぶりの勝利、ワン・ツーフィニッシュとなりました。
今回は特にハミルトンの巧さが光ったレース。ハミルトンは前回3位、今回2位で、ロン・デニスの秘蔵っ子と呼ばれただけの力を見せつけましたね。

これでマクラーレンとフェラーリのコンストラーズポイントの差は32:23の9ポイント差。なんと冬期テストで大本命だったマッサは総合成績6位と低迷してます。

個人的にはライコネン応援ですが、フェラーリとマクラーレンの2強に割り入ってBMWとウィリアムズがレースを面白くして欲しいですね。

<総括>
・マクラーレン:信頼性を取り戻したシルバーアロー。ドライバーの力が素晴らしい。
・フェラーリ:速さはピカイチ。ただマッサの低迷が今後、影響を与えそう…?
・BMW:トラクションの良さは折り紙付き。表彰台は目の前か。
・ルノー:ピーキーな操作は変わらず。早くタイヤとのマッチングが望まれる。
・トヨタ:ポイントを取るポテンシャルはある。ロングスティントでの強さを。
・ホンダ:信頼性と速さに課題多し。バリチェロの頑張りは称えたい。
・スーパーアグリ:平均速度は上がっている。今回デビッドソンの後退の理由が気になる

■マレーシアGP結果
1位 F.アロンソ(マクラーレン)
2位 L.ハミルトン(マクラーレン)
3位 K.ライコネン(フェラーリ)
4位 N.ハイドフェルド(BMW)
5位 F.マッサ(フェラーリ)

■年間総合結果
1位 F.アロンソ(マクラーレン)  18ポイント
2位 K.ライコネン(フェラーリ)  16ポイント
3位 L.ハミルトン(マクラーレン) 14ポイント
4位 N.ハイドフェルド(BMW)  10ポイント
5位 G.フィジケラ(ルノー)     7ポイント

SBK第2戦 孤島の戦いオーストラリアGP

2007年04月08日 23時15分47秒 | クルマ・バイク
SBK第2戦 オーストラリアGPです。
このフィリップアイランドは海のすぐ側にあり、晴れると非常に綺麗な景色が広がるので、よくTVCMなどにも利用されるサーキットです。
…が、海風が強く、風向きや天候が変わりやすいのでライダーにとっては見た目以上に厳しいコンディションとなっています。


予選で、スズキの加賀山就臣選手が転倒し、肺に穴が空く重傷となりました。命に別状は無いようで一安心ですが、一日も早い回復と復帰を祈ります。

さてレース1ですが、ポールのベイリスがいいダッシュを見せたのですが、1コーナーでビアッジが飛び出す。さらにトスランドが第2-3コーナーで外側から抜いていく!
序盤はトスランド、コーサー、ベイリスが先頭争いをし、その後、少し開けてビアッジ先頭に4位争いをする展開。
先頭グループがペースを上げていく中、コーサーがズルズルとペースダウン。最後はベイリスとトスランドの一騎打ちになりますが、そこは地元のベイリス、残り4周で抜いた後はさらにペースを上げてそのままフィニッシュ! 今年、初優勝を地元で飾りました。

■レース1
1位 T.ベイリス(ドゥカティ)
2位 J.トスランド(ホンダ)  2.096秒
3位 M.ビアッジ(スズキ)  10.143
4位 芳賀紀行(ヤマハ)    18.923
5位 T.コーサー(ヤマハ)  19.742


レース2も同様にコーサー、トスランド、ベイリスが先頭争い。ヤマハのコーサーはタイヤのバランスに問題があるようなので、逃げを打ちたいのか、序盤からペースを上げています。同じくヤマハの芳賀も追いつき、4台の争い。中盤ビアッジが追いつき5台の争いとなりました。今回はこの5人の速さが光っています。
後半、トスランドが一気にペースアップ! 遅いペースに慣れていた後続でついて行けたのはベイリスのみ。やはりこの二人の一騎打ちになりました。
今回はトスランドが最後までラインを開けずにフィニッシュ! さらに3位争いもギリギリの争いとなりました(タイム差参照)


■レース2
1位 J.トスランド(ホンダ)
2位 T.ベイリス(ドゥカティ) 0.274秒
3位 芳賀紀行(ヤマハ)    6.916
4位 M.ビアッジ(スズキ)  7.013
5位 T.コーサー(ヤマハ)  7.052

ここまでで見れば、トスランド、ビアッジ、コーサー、ベイリス、芳賀がチャンピオンシップを争う様相をみせていますね。問題はヤマハのタイヤ問題でしょうか。


■■年間総合成績
1位 J.トスランド(ホンダ)  90p
2位 M.ビアッジ(スズキ)  74p
3位 T.ベイリス(ドゥカティ) 64p
4位 芳賀紀行(ヤマハ)    50p
5位 T.コーサー(ヤマハ)  45p