fu-koの小窓

旅と美味しい物、エンタメとSKIと浦和Redsを愛する管理人・fu-koの記憶代わりの日常記録☆

『かがみの孤城』

2020-09-01 | Entertainment

2017年の本屋大賞を受賞した辻村深月さんの小説の舞台化。今は活動を休止している「演劇集団キャラメルボックス」に所属している俳優さんが5名出演していることもあって観に行ってきました。

< 中学2年生の女の子が学校でイジメにあって他人が怖くなり、家から一歩も出られなくなってしまう。そんなある日、自分の部屋の大きな鏡がまばゆい光を発していることに気付き、恐る恐るその鏡に触れた瞬間、見知らぬ城がそびえる別世界に引き込まれてしまう。そこには同じ年頃の男女が6人集められていて・・・ >

といったストーリーのファンタジー作品。

ラストに一気にたくさんの伏線が回収されて行って、最後は前向きになれるHappyなエンディングになってました。主人公と同じように引きこもりになってしまった小中学生たちへのエールになるようなストーリーなので、ぜひそういう境遇の子供達に観て欲しいけど、、、引きこもりの人って演劇を観るために外出しないか。配信サービスもあるので直接観に来れない人で興味ある方はぜひ観て欲しいナ。

脚本・演出がキャラメルボックスの成井豊さんなのでキャラメルっぽい演出で懐かしい感じだったけど、お笑い要素はキャラメルボックスの舞台に比べるとかなり少なめで終始マジメな脚本。私としてはもうちょっと笑えるシーンも欲しかったかな~。・・・やっぱり私は「キャラメルボックス」の舞台を観に行きたい

主演が乃木坂46の生駒里奈ちゃんだったので、観客の中には普段の演劇作品ではあまり見かけないオタクっぽい男性もちらほらいました(笑)。

あと、今回の舞台はキャスト全員、耳から顎に掛けるタイプのクリアなマウスシールドを使用、そして舞台と客席最前列との間には透明ビニールシートが設置されてました。マウスシールドの見た目はそんなに違和感なかったけど、声がきちんと聞こえてくる役者さんもいれば、少々籠もってしまって聞こえにくい役者さんもいて、、、そこらへんは役者さん自身の発声や技量にも寄るのかな。透明ビニールシートは、私は8列目だったので全く気にならなかったけど、3列目で観ていたダンナは気になったらしいので、ビニールシート設置の作品の場合はやや後方の座席がいいのかも。

コロナ以降の新しい様式のもとでの舞台作品。これからもいろいろと試行錯誤されていくんでしょうね。『人が生きていくためにエンターテイメントは必要なのか?』という議論もあるけど、私にとっては、「ただ生きているだけなら不要かもしれないけど、より彩り豊な人生を送るためには必要」だと思っています。。。

 

◆観劇記録◆
サンシャイン劇場
S席 1階 8列 24番

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