長年観に行っている「演劇劇団キャラメルボックス」 の名作のひとつをミュージカル化した舞台。アメリカの作家、オースン・スコット・カードの短編小説が原作となってます。
◆STORY◆
もしも音楽の天才が音楽を禁じられたら?
すべての人間の職業が幼児期のテストで決定される時代。 クリスチャンは生後6ヶ月のテストでリズムと音感に優れた才能を示し、2歳のテストで音楽の神童と認定された。そして、両親と別れて森の中の一軒家に移り住む。そこで自分の音楽を作り演奏すること。それが彼に与えられた仕事だった。彼は「メイカー」となったのだ、メイカーは既成の音楽を聞くことも他人と接することも禁じられていた。 ところが、彼が30歳になったある日、見知らぬ男が森の中から現れた。男はクリスチャンにレコーダーを差し出して、言った。 「これを聴いてくれ。バッハの音楽だ……」
もしも音楽の天才が音楽を禁じられたら?
すべての人間の職業が幼児期のテストで決定される時代。 クリスチャンは生後6ヶ月のテストでリズムと音感に優れた才能を示し、2歳のテストで音楽の神童と認定された。そして、両親と別れて森の中の一軒家に移り住む。そこで自分の音楽を作り演奏すること。それが彼に与えられた仕事だった。彼は「メイカー」となったのだ、メイカーは既成の音楽を聞くことも他人と接することも禁じられていた。 ところが、彼が30歳になったある日、見知らぬ男が森の中から現れた。男はクリスチャンにレコーダーを差し出して、言った。 「これを聴いてくれ。バッハの音楽だ……」
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脚本・演出・作詞はキャラメルボックスの演出家さん。たぶん今までストレートプレイ(演劇)の脚本・演出しかしてないと思うけど大丈夫なのー?それにキャラメルボックス所属の役者さん3名も歌ってる姿は見たことないんだけど、ホントに大丈夫??とかなり不安でしたが・・・
セリフのシーンと歌唱のシーンが半々くらいの作品になっていたこともあるし、共演キャストとして元宝塚トップスターの霧矢大夢さん、ミュージカル界のスター藤岡正明さんや熊谷彩春さんなどミュージカル慣れしているメンバーもいたのでちゃんとした「ミュージカル作品」になってました
その役の心の内面の想いや葛藤はなかなかセリフだけだと表現しにくいけど、ミュージカルはそれを唄に乗せて堂々と表現できるので演劇Ver.よりもより明確にその役の想いを感じ取れる気がした。同じストーリーだけど演劇とミュージカルでは印象がだいぶ違った。
心配していたキャラメルボックスの役者さんは、多田さんはソロ歌唱もあったけど上手だった~。畑中さんはソロ歌唱がなかったのでレベルは不明だけど(笑)相変わらず滑舌の良い熱~い演技は良かった!樹里ちゃんのソロ歌唱はやっぱりプロのミュージカル俳優さんのレベルではないけど一人で何役も演じ分けていたのがすごい!
主演の平間さんはたぶん初見?難役だけど演技も歌唱も良かった。大東くんはさすが元ジャニーズ(今はTOBE所属)、唄もダンスもちゃんと仕上がってたし、半年以上練習したというギターも良かった
音楽の天才が規則を破るたびに罰を受け、それでも内側から湧き出る音楽創作の意欲に勝てずに罪を重ねてしまい、とうとう本当に音楽に携われないような身体になってしまうという悲劇。演劇Ver.の時と同じく、客席の大拍手に包まれたラストシーンは感動&涙モノでした。
・・・そして、ピュアな主人公に規則を破らせる最初のきっかけを作ったあの男は一体誰だったんだろう?という疑問が残る。彼さえ現れなければ、もしかしたら主人公は隔離された生活とはいえ幸せな一生を過ごせたのではないか?その人にとっての“幸せ”って何なんだろう?と考えさせられる作品。。。
日程の関係でたまたま東京公演千秋楽だったので、終演後は主演の平間さんから長めの挨拶がありました。Allキャラメルボックスの役者さんだとゴチャゴチャした大笑いの挨拶になっちゃうんだけど(笑)、今回はちゃ~んと真面目な〆挨拶でした(^_-)-☆
無伴奏ソナタ-The Musical-【公演ダイジェスト映像】→ YouTube
後日談・・・観劇の感想を「X(旧Twitter)」で呟いたら、畑中さんから「いいね」されてびっくり!悪い評価を書いてなくて良かった~(笑)と安堵したと同時に、SNSってホントに誰が見てるか分からないから責任を持った文章を書かなくては、と改めて思いました。
◇観劇記録◇
サンシャイン劇場
1階 12列 6番
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