我が輩は笹五位(ササゴイ)である

名前は笹乃助左右衛門光秀…と

まあ、これは冗談というものである

もともと我が輩は名であるとか冗談であるとかいふものを意に解することなど無かったのであるが、近頃我が輩が食事に赴く岸部には毎朝同じ人間が夜明けと共に現れ、そのような名であるとか冗であるといふものを嗜むようなのである
そしてその者は我が輩たちを見て何やら楽しそうにしているのである
時折あの者は、我が輩に向かって何やら声を発することがある
その鳴き声は警戒や警告や威嚇などでは無く、なんともフワフワとしたものであることが多い
聞いて悪い気分ではないので、我が輩も偶さかにこの者の相手をしてやることも、ある
しかし、この者はどうも我が輩を臆病者と見なしている節がある
うむ、これはけしからん
この者に我が輩の肝がどれほど豪胆であるものか、一度はっきりと示さねばなるまいと思うのである
見たか!我が輩のこの勇姿

我が輩の三倍はあろう巨大な鳥を相手に適切な距離を保ち…
「!、キョキョョーーーーん!!」

巨鳥の気配が変わるや否や!即座に身をかわし、機を見るに敏なこの立ち振る舞い…(少々寿命が縮む思いではあるが)
これであの者も我が輩を見直すであろうと………
ふむ
…相変わらずにやけておるようである

ま、いっかー…である

てへぺろ、でもある(笑)

(^^)…という感じで夏目漱石先生にオマージュを捧げた今朝の川っぺりでした







(^^)みんなおはよ














今朝もこの堰に集まる鳥さん達は少な目でした

おかげで今朝はたっぷりとササ乃助左右衛門さんと遊べた訳なのですが、先ほどネットで調べたところササゴイは撒き餌を使って漁をする個体が確認されているそうなのです
まずは自分で虫を捕まえて、それを水面に放り投げ、その虫に集まったお魚をパックンチョ!と美味しく頂くというものだそうです
しかしこの堰のような浅瀬の急流でそのような撒き餌漁は…ちょっと無理だよなぁ、とも思います
(^^)でもまあ、もし機会があれば是非とも見てみたいところですね

それでは今朝のであるはこれまでに御座います

よい一日を


230 拝