コロナ距離感

　そもそもの話、ワケの分からん伝染病が流行っているので外出は控えよう。という簡単な話な筈です。

　そんな簡単な事が我慢出来ない人々が今、ガラ空きな公道を我が物顔で走り回っているという状況なのだと、私は公道の現状をそんな風に解釈しています。

　そのような人々のする事ですから、普段よりも空いている広い道路という状況で、自制や我慢などを心掛けた運転など求めるだけ無駄な事でしょうね。

　今日も通勤中に二度ほどヒヤリとする車と遭遇しました。

　その二回ともが県外ナンバーで、おそらくは不慣れな道で目的地を探しながら……故のフラフラ運転だろうとお見受けしました。

　フラフラ運転は周囲の第三者からみればテロに等しい行為です。何しろ次の動きの予測が全くつきませんからね。

　その時、ふと思いました。

　下手に予測などしない方がいい。と。

　それよりももっと単純に車間距離を更に開ければいいのだ。と、いまさらにして、やっと気がつきました。

　私は普段から車間距離(高速、バイパス以外)は前車からだいたい10m以上と、割合広めにとっているつもりでしたが、逆に言えばそれ以上の車間距離を開けたことは今まで、ほぼほぼ無かったことに思い当たりました。

　そして、何故、こんな簡単な解決策に今まで気づけなかったのかというその原因にもようやく思い当たりました。

　今までは前車から10m程度の車間距離で無事何とかなっていたからだと、ようやく気づきました。

　今までにも何度か紙一重で事故を避けられた経験がありましたけれども、その時だってもっと車間距離を開けてさえいれば、そもそも肝を冷やすような思いをする必要はありませんでした。

　昨日の記事で私は「今までの私の安全運転は、もう通用しないのだ」などと綴り、警戒レベルをもっと上げようと考えてはいましたけれど、じゃあ具体的にはどうすんの？　という所が全く見えていませんでしたが、それが今日になってようやく見えてきたことで、今は、なんだか晴れ晴れしい気分を味わっています。

　あと、交通事故にしてもウイルス感染にしても臨機応変な距離感こそが大事なのだな、と、つくづく思いました。

　県外ナンバーのフラフラ運転手さん、大事な事に気づかせてくれて、どうもありがとー！(笑)。

　生きとし生けるものが幸せでありますように。

　230 拝

コロナ急ブレーキ

　コロナ自粛が本格化してからというもの、各地の幹線道路の交通量が、かなり減ってきています。

　そしてそうした状況に伴い、残念ながら無謀な運転手がかなり増加しているように思います。

　私事ではありますが、私が急ブレーキをかけるペースとは、今まではだいたい年に1、2回というところだったのですが、４月に入ってからのたったの二週間で無謀運転を回避するための急ブレーキを既に3回も踏んでいます。

　ここ最近は道路が空いているせいか、非常識なまでのスピードオーバーや、ウインカー無しの殺人的な車線変更。信号のモロ無視。路地や車線を複数跨いでのミサイル飛び出し等々と、あまりにも理不尽な運転が、更にパワーアップした形で目にする機会が大きく増加していると、日々実感しています。

　で、本題なのですが、コロナ禍が今後どのような推移をみせるのかは全く分かりませんが、現時点では、コロナよりも交通事故による死傷者の方が圧倒的に多い事は明白だと思います。

　そしてこれからもしばらくの間はこうした交通事故に巻き込まれる割合や機会が、更に大きく増加し続ける傾向にあるだろう。と、私はそんな風に予想しています。

　ただし事故件数そのものは例年とそれほど変化していないのかもしれません。

　しかし交通量そのものが減っていても尚、事故件数が例年並みであったとするならば、それはそれで、これもまた一つの非常事態だと言える状況だと考えられます。

　私はこれらの事柄を一種の、一連の現象だと捉えています。

　現象は現象として、只、そうあるだけです。

　現象に一々文句を言ったところで何も始まりません。

　そしてこのような状況下で私たちがいくら不要不急の外出を自粛しようとも、全ての外出を全くのゼロに出来る人はいません。

　こうした諸々を踏まえた上で、私は「今までの私の安全運転では、もう通用しないのだ」と、考えを改めるに至りました。

　そして私も私なりに一段も二段も警戒レベルを引き上げて、日々の運転に臨みたいと考えています。

　どうか皆様におかれましても日々此無事安全に過ごされますよう、心よりお祈り申し上げます。

　生きとし生けるものが幸せでありますように。

　230 拝