Look at the Dawn Sky (^^)

生きとし生けるものが幸せでありますように。

Three times and mute swan

2018-11-30 20:37:32 | 日記





 佛歴2562年 11月30日





















 えーっと、一応お断りを申し上げます。

 私は決して道路の右側を逆走しているワケではありません(笑)。

 これらは例によってリアカメラで撮影した、麗しき紅葉が溢れるワインディング画像になります。

 いや、まあ、それにしても気持ちいいショートツーリングでした。





 初見となる、山村に住むお年寄りの為の移動販売車なんかも見られて、なんだかもう、オラ、ワクワクしてきたゾ状態に(笑)。





 ともあれコブチャ☆カポーに会いに行くのもこれで三回目になります。

 普通に最短ルートを辿ればせいぜい一時間半ほどでコブチャ達の元に到着出来るのですが、かなり赤く色づいてきた山肌に誘われて、今回はついつい知らない峠道に迷い込んでしまいました。

 そして、見知らぬ景色を思う存分に堪能しながらおよそ三時間後、カポーのおうちに無事たどり着きました──が。

























 あれ?





 いつもの場所にカポーの姿がありません。

 人間の歳に換算すれば、こちらのコブチャ☆カポーはもう80歳から90歳にはなろうかという後期高齢者です。

 それ故に、どうしたって一抹の不安が心に過りますが、ここは大人しく川辺に降りてカポーを待つことにしました。




























 うん、まだ新しい抜け毛ですね。大丈夫、なはず。


















 バサッ!





 前回、およそ三時間もの間、私のことをずっと監視していた(おそらくは食べもの目的で)トビさんかと思われ。





 今回もしきりにアピールなのかサービスなのか、私の直上を旋回していました。



























































 うむ、ここまでされては是非もなし。

 帰り際には彼へのお供え物(私のおやつ)を、ここに供えてから帰る事にしよう──と、この時決意しました(笑)。










































 しばらくの間、瞑想に励むものの、未だカポーの姿はありません。
































































 メダカさんたちのご機嫌を伺いに行くと。





 あんなに沢山いた川エビたちの姿は無く、その代わりという訳でもないのでしょうが、ドンコツさんが砂の中に頭だけ隠して……丸見えであります(笑)。














 川辺に降りておよそ三時間が経過。





 トビさんも待ちくたびれているみたいだし、そろそろ、なんて考えていると、上流方向にカポーの姿がようやく現れました。

 こっちに来るかなー? そう思ってこのまましばらく待ってみましたけれど、およそ1km先でカポーの動きが止まりました。

 (今日は黒い革ジャンだしなー、失敗したかなー)そんな後悔が心に浮かびます。

 普段、私は鳥見に行く時はなるべく同じ服装で行くように心掛けています。

 そうする事で、鳥たちから見て私という個体の識別性を高めてくれたらいいなぁ、という狙いからそうしているのですが、今回はついうっかりいつものアイボリーのフィールドジャケットではなく、革ジャンを着て来てしまいましたからね。

 まあ、しゃーないです。

 とりあえずこちらからカポーに近づいてみようと決めて、荷物をまとめ、足下にトビさんへのお供え物を供えて移動を開始すると。
















 私が踏み入った草むらから一羽の小鳥が飛び出し、すぐそばの藪の中に逃げ込みました。





 そしてまたしても初見となる、カシラダカの女子(多分!)こと、シラ子さんです。





 あー、もう! もうすぐ日も暮れそうで、やっとカポーも姿を見せてくれて、これから会いに行こうというこのタイミングで! こんなハニートラップに引っかかってしまうとは!(笑)。





 シラ子さんがお隠れになるまで少々時間をロスしてしまいましたが、ともかくカポーの元へ。


























































 どうやら私の顔は、覚えてくれていたみたいで。

































 こんにち……こんばんは。





















 夕暮れ時。





 みんな、もう、おうちに帰る時間です。




























































 みんな、またね。


















生きとし生けるものが幸せでありますように。






 230 拝



虎子入懐

2018-11-29 08:37:16 | 日記




佛歴2562年 11月29日








 お月様と同等の輝度で輝いていた明けの明星。















 みんな





 お! おはよ。





 露出補正とフィルム感度をガン上げ、そしてデジタルズーム(トリミング)を最大にして目標を確認。





 どうやら先日と同個体ではないかと思われる、ブサさん(ハヤブサ)登場。





 超カッコよくても、私的にハヤブサはブサさんなのです(笑)。

 先日は日の出までの間、泰然自若としていたブサさんですが、今朝は何やらしきりに周辺を伺っている模様。どうしたのかな?。




















































































 日の出と共に小さな鳥影が一つ、ブサさんのおわす高圧線にやってきました。





 セッキー(セグロセキレイ)ですね。









 ブサさんは猛禽類です。超肉食です。小鳥なんかごはんなのです。そんな事は百も承知な筈のセッキーは、自らの意志でブサさんに接近していました。


























 朝日が一段と輝きを増すと、猛禽絶対追い出す隊に所属のカラス警備員がブサさんの職質にやってきます。





 どうやらこの時にセッキーはどこかに行ってしまった模様。

 そしてこの時、私の足元では大きな野鯉が水しぶきを上げました。すわ名場面!。とか思ってカメラを向けるものの、ロクな写真は撮れず……再びブサさん方向にレンズを向けると、既に。





 そこにブサさんの姿は無く、二羽のカラス警備員達が、せっかく追い詰めた犯人を取り逃したお巡りさんが困っていらっしゃるかのように……私にはそんな風に見えました。

 まあカラスたちの事はともかくとして、私が気になるのはセッキーです。

 「窮鳥懐に入れば猟師も殺さず」という故事もありますけれども、先ほどのセッキーは全く窮してはいませんでした。

 だからどちらかと言えば「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の方かな、と思ったのです。

 ではセッキーにとって猛禽に自ら近づくというリスクを冒してまで得る虎の子(メリット)とは一体何があったのでしょうか。

 もしかしたら、仲良しになりたかったのかな……などと、ついつい妄想してしまうのです。

 種族や身分、生い立ちや立場、主義主張、そうした無粋な様々な違いを超えて、一つの生きものとして生きもの同士が仲良くなれれば、この世には、これに勝る虎の子などそうそう無いでしょう。

 そう思うのです。










生きとし生けるものが幸せでありますように。





230 拝






心を洗う

2018-11-28 08:16:14 | 日記





佛歴2562年 11月28日






 ブッダはチュンダ比丘にこのように述べた。

 「ぬかるみに嵌まった者が他者を救い出すことは出来ない。ぬかるみに嵌まっていない者がぬかるみに嵌まった者を救い出すことが出来るのである」

 「自身を救っていない者が他者を救うことは出来ない。己を救った者が他者を救うことが出来るのである」

(K.N.ジャヤティラカ博士論文集/仏教社会哲学の様相 仏教観からの倫理/株式会社サンガ 刊/32ページより抜粋)



 私は、そして私たち人間は、頭のてっぺんからつま先までどっぷりぬかるみに嵌まったまま、泥んこまみれで生きています。

 あまつさえ、その汚い泥を心身に塗りたくる事に快感を覚え、それこそが本当の幸せだなどと勘違いしたりもする、なんとも愚かな生きものです。

 泥(怒り、欲、無智)は、落としてこそ、洗ってこそナンボです。






































 みんな





 おはよ。
















































































 どうやらモズ男くんとの領土問題も無事に解決せしめたらしいジョビ子さん。

 今朝の彼女はなんだか清々とした晴れがましさを醸していたような気がしました。









 んふ。
























生きとし生けるものが幸せでありますように。





 230 拝


 

速い翼

2018-11-25 08:32:51 | 日記





佛歴2562年 11月25日






































 みんな





 おはよ。





 昨年よりも明らかに野鳥の数が減り、一昨日あたりから冷え込みも厳しくなった事もあって、今朝は人出も少なく、とても静かな川っぺりです(今朝はジョビ子さんもお出ましになられませんでした)。

 そんな折り、およそ20羽前後のヒヨドリの群れが高圧線の辺りを旋回していました。

 その高圧線の真ん中には先ほどからずっと、静かに、一羽の鳥影が佇んでいます。





 どちらさんかな? と、気になってズームしてみました。





 多分、ハヤブサです。

 こんな早朝ではこのハヤブサさんが満腹していて獲物を襲わない、という可能性は低いと考えられます。
 しかしヒヨドリの群れは恐れる事もなく2、3分もの間ハヤブサさんの頭上で旋回を続けていました。

 そしてハヤブサさんもまたヒヨドリ達に関心を持つ様子もなく、やがて北東の空に向かって飛び立ちました。

 素晴らしい加速であっという間に小さくなって行くハヤブサさん。
 もちろん私の腕ではその勇姿をファインダーに納めることは叶いません。

 ところでハヤブサという名前は、速い翼という、割とそのまんまの特徴からきているそうですが、その最速の翼で飛び去るハヤブサを、まるで追撃するかのようにヒヨドリ達も飛んで行きました。

 当然追いつける訳もないのですが、果たしてヒヨドリ達とハヤブサさんの間に一体何があって、ヒヨドリ達やハヤブサさんは何を思っていたのか。

 そんな、どうしたって分かる筈もない事を、つらつらと止め処なく妄想してしまう私であります。


















































































生きとし生けるものが幸せでありますように。





 230 拝

PCXニーグリップ化計画/備災活動その1

2018-11-22 13:27:13 | 日記

 今朝、起床すると小雨がしとしとと降っていました。そして何気なくスマホで天気を確認すると。

 う、げ。





 うげげげの、げ。





 という訳で、昨日またしても台風が発生していたとのことでした。
 今後の台風の進路に関しては、現在本州以南に展開している偏西風さんのご活躍に期待するとして……だが、しかし、得てしてこういう期待とは、実に簡単に裏切られる事が、間々ある事もまた事実です。

 なので私一個人として、これからは「災いに対して備える」ことを、楽しい一つの趣味として、積極的に活動して行こうかなと、そのように思った次第にございます。




 という事で今回は、備災活動計画第一段として我が愛車イーグレット号ことPCX JF81を、ニーグリップ仕様車へとお手軽改造してみました。

 んで、ニーグリップとは一体なんじゃらほい? 備災とバイクに何の関係があるんじゃい? と疑問に思われる方もいらっしゃると思いますので、ちょっと解説します。

 ニーグリップとは、バイクで安定走行するために両膝で(ニーで)車体をしっかり締め付ける(グリップする)基本的な乗車姿勢のことです。

 しかし大半のスクータータイプの二輪車は、構造的にニーグリップそのものが出来ません。

 走る。曲がる。止まる。こうした基本的なバイクの動きに対して、ただシートに座っている状態と、しっかり車体をニーグリップしている状態とでは、突然強風に曝されたり、地揺れに見まわれたりした時に、どちらが咄嗟の対応力に優れ、安全性が高いかなどは論を待たないでしょう。

 という事で、イーグレット号備災仕様化計画第一段、ニーグリップお手軽改造編です。

 で、まずはこのタナックス社製のシートフックを購入しました。





 そしてしっかり位置決めをした場所にフックをはめ込み、プライヤー等でガッチリ締め込みます。
 そこにバックの手提げ部分を咬ませたり、ゴムロープ等でしっかりテンションを掛ければ、あらあら不思議。













 あっという間に費用総額872円の、お手軽ニーグリップ仕様車の完成です(笑)。





 まあ、要するにシートとハンドルの間のスペースに、大きめのバッグを挟み込んだだけの簡単な工夫ですが、それでもいざニーグリップを強めに意識してその辺を走ってみると。

 「──あは! なんだこの人車一体感!!」

 と、私自身予想外の乗り味の変貌に、心の底からビックリしました。いやマジで(笑)。

 ちなみに今回使用したバッグですが、これはもう7、8年以上も前に、たしか、中野駅か高円寺駅の安売りワゴンセールで買った2、3千円の安物ビジネスバッグになります。
 今も現役で毎日使っていますけれど、もし樹脂製や金属製のガッチリしたバッグがあれば尚良しですね。

 でも、まあ普通ならそもそもスクーターにニーグリップなんか求めませんけれども、操作性の安定感が増し、その上積載量も増したという事で、今回の備災活動第一段としては大変満足のいったお手軽改造でした。


生きとし生けるものが幸せでありますように。


 230 拝