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電気自動車を自宅の電源に活用する“V2Hシステム”

2013-01-10 | その他
電気自動車(EV)の蓄電池のエネルギーを家庭用電力として取り出す装置を備えているV2H(Vehicle to Home <車輌から家へ>の略)の取り組みが注目を集めています。
この構想は数年前から知られていますが、実用化が急速に浮上したのは、東日本大震災による原子力発電所の事故の影響で計画停電や節電を経験し、非常用電源や日中の最大使用電力を減らすために蓄電池を活用する需要が表面化したためです。
定置型の蓄電池がまだ高価なため、EVを蓄電池として使えば費用負担を抑えることができます。
また、蓄電池の容量が大きく、日産自動車のリーフは24kwhの蓄電池を搭載しており、満充電時なら一般家庭が必要とする電力をおよそ2日間に渡って供給できるそうです。
 V2Hに太陽光発電も組み合わせて停電時の電源供給能力をさらに引き伸ばすシステムも開発されており、停電時も電力を1週間以上供給できるといいます。
 単体の自動車としてはまだ安価とはいえないEVに住宅用電源という付加価値をもたらすシステムとしてV2Hは期待されており、災害対応意識が高まっている日本から普及していく可能性がありそうです。

(参照:「日経エコロジー」 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1803A_Y2A211C1000000/)
(参照:「スマートジャパン」 http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/120 /08/news024.html)
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