おかげさまです。いよいよ明後日に建前(上棟式)を迎えることとなりました。今週は大工さんが大忙しでした。上棟式の日が決まっている以上、天候を考えた工事日程となり早めに進めているのでしょう。今住んでいる家は確か一日で終わった記憶があるけれど今度の家は延べ四日くらい掛かっています。工法や坪数の違いはあるのだろうけど、それだけ手間が掛かっているんでしょか。なんか不思議な気がします。まず土台が組みあがりました。同時に足場の組み立てもおおかた出来てきました。そして柱が立って落とし込みの板壁が出来てきました。(写真参照)これは、初めて見る光景です。この家には間柱がありません。柱に刻んだ溝に厚さ3センチの唐松(県産材)の無垢板を落とし込んで壁となります。したがって全てが真壁となります。建物を構成している部材の多くが自然素材です。無垢材の床・壁・天井・腰板・建具・造り付け家具、珪藻土や漆喰の壁など、まあ昔は全てがこうだったんだけどね。
いわゆるハイカラ(現在は死語となっております)な印象、大量生産によるコストの削減、施工期間の短縮等々・・・を求めた結果の新建材を多用した家が多く造られてきて、それと共に結露やシックハウスなどの問題もまた表面化して来ています。玄関を開けると有機溶剤系の臭いが鼻を突く家を何軒も見てきたけれど、そういう家の床はピカピカのフローリング、天井も壁も綺麗なビニールクロス貼りという家でした。(今の自分の家もそういう仕様なんですよおおお・・・・。)
昔から脈々と受け継がれてきた和風の建築様式と現代の技術が融合した住む人に優しい家、年老いた母が快適に暮らせる家。そういう家を目標としたつもりですが、それが達成されたのか否かの答えは入居してすぐに出るような気がしております。
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