キリスト教歳時記205 7月24日
B今日の福音
ルカ12:39-48 このことをわきまえていなさい。家の主人は、泥棒がいつやって来るかを知っていたら、自分の家に押し入らせはしないだろう。あなたがたも用意していなさい。人の子は思いがけない時に来るからである。」
そこでペトロが、「主よ、このたとえはわたしたちのために話しておられるのですか。それとも、みんなのためですか」と言うと、主は言われた。「主人が召し使いたちの上に立てて、時間どおりに食べ物を分配させることにした忠実で賢い管理人はいったいだれだろうか。主人が帰って来たとき、言われたとおりにしているのを見られる僕は幸いである。確かに言っておくが、主人は彼に全財産を管理させるにちがいない。しかし、もしその僕が、主人の帰りは遅れると思い、下男や女中を殴ったり、食べたり飲んだり、酔うようなことになるならば、その僕の主人は予想しない日、思いがけない時に帰って来て、彼を厳しく罰し、不忠実な者たちと同じ目に遭わせる。主人の思いを知りながら何も準備せず、あるいは主人の思いどおりにしなかった僕は、ひどく鞭打たれる。しかし、知らずにいて鞭打たれるようなことをした者は、打たれても少しで済む。すべて多く与えられた者は、多く求められ、多く任された者は、更に多く要求される。」
C今日の暦
1587年 豊臣秀吉、宣教師に国外退去を命ず。高山右近ら追放。右近は小豆島へ逃れる(→2月5日P ザビエル~禁教~信仰の自由)
1847年 ブリガム・ヤング率いる末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)員がソルトレイクシティに到着。モルモン教の本拠地として宗教都市を作る(→4月6日C)。第二次世界大戦中、強制収容された日系人を戦後積極的に受け入れ、今も日系人の比率が高い。2002年冬季オリンピックをソルトレイクで開催。
1927年 芥川龍之介没(1892年-)。『鼻』を夏目漱石に認められ、『羅生門』で地位を築く。今昔物語やキリシタンもの(『奉教人の死』)、江戸を舞台にしたものと多岐にわたる小説を描く。晩年は虚無的心情を深め、心身衰弱し、『河童』を発表後自殺。
W今日の言葉 人の子は思いがけない時に来る
終末の時、イエスの来臨する時。「その日、その時は、だれも知らない。天使たちも子も知らない。ただ、父だけがご存じである(マタ24:36)」(→10月3日B)。
主の来臨の時は、希望の時であり待ちわびる時である。しかし用意のできていない者にとっては、大いなる災いのとき、泥棒の来る時ともなる。 泥棒が来る可能性はないわけではない。何の備えもしないでいれば、いざ泥棒に入られたとき、その被害の大きさを食い止めることはできない。
Pワンポイント 忠実で賢い管理人
イエスの弟子たちのような教会で特別な職務を担った人たちを指すのだろう。
彼らには主人が帰って来たとき、「言われたとおりにしているのを見られる」、そのような忠実さが必要とされる。
そして「時間どおりに食べ物を分配させる」、つまり他の召し使いが生きるのに必要なことをしっかり管理し、むしろ仕える姿勢が大切である。
そして主の帰りの日を「予想しない日」「思いがけない時」としないよう、必要な備えを絶えずしておく、そのような賢さも求められる。
それに反して「主人の思いを知りながら」「下男や女中を殴ったり、食べたり飲んだり、酔うようなことになるなら」そのような僕は罰せられる。たとえば律法に明るいはずの学者たちで、彼らは救うべき人々を裁き、自分に甘くして、陶酔している。そのような態度を戒める。
B今日の福音
ルカ12:39-48 このことをわきまえていなさい。家の主人は、泥棒がいつやって来るかを知っていたら、自分の家に押し入らせはしないだろう。あなたがたも用意していなさい。人の子は思いがけない時に来るからである。」
そこでペトロが、「主よ、このたとえはわたしたちのために話しておられるのですか。それとも、みんなのためですか」と言うと、主は言われた。「主人が召し使いたちの上に立てて、時間どおりに食べ物を分配させることにした忠実で賢い管理人はいったいだれだろうか。主人が帰って来たとき、言われたとおりにしているのを見られる僕は幸いである。確かに言っておくが、主人は彼に全財産を管理させるにちがいない。しかし、もしその僕が、主人の帰りは遅れると思い、下男や女中を殴ったり、食べたり飲んだり、酔うようなことになるならば、その僕の主人は予想しない日、思いがけない時に帰って来て、彼を厳しく罰し、不忠実な者たちと同じ目に遭わせる。主人の思いを知りながら何も準備せず、あるいは主人の思いどおりにしなかった僕は、ひどく鞭打たれる。しかし、知らずにいて鞭打たれるようなことをした者は、打たれても少しで済む。すべて多く与えられた者は、多く求められ、多く任された者は、更に多く要求される。」
C今日の暦
1587年 豊臣秀吉、宣教師に国外退去を命ず。高山右近ら追放。右近は小豆島へ逃れる(→2月5日P ザビエル~禁教~信仰の自由)
1847年 ブリガム・ヤング率いる末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)員がソルトレイクシティに到着。モルモン教の本拠地として宗教都市を作る(→4月6日C)。第二次世界大戦中、強制収容された日系人を戦後積極的に受け入れ、今も日系人の比率が高い。2002年冬季オリンピックをソルトレイクで開催。
1927年 芥川龍之介没(1892年-)。『鼻』を夏目漱石に認められ、『羅生門』で地位を築く。今昔物語やキリシタンもの(『奉教人の死』)、江戸を舞台にしたものと多岐にわたる小説を描く。晩年は虚無的心情を深め、心身衰弱し、『河童』を発表後自殺。
W今日の言葉 人の子は思いがけない時に来る
終末の時、イエスの来臨する時。「その日、その時は、だれも知らない。天使たちも子も知らない。ただ、父だけがご存じである(マタ24:36)」(→10月3日B)。
主の来臨の時は、希望の時であり待ちわびる時である。しかし用意のできていない者にとっては、大いなる災いのとき、泥棒の来る時ともなる。 泥棒が来る可能性はないわけではない。何の備えもしないでいれば、いざ泥棒に入られたとき、その被害の大きさを食い止めることはできない。
Pワンポイント 忠実で賢い管理人
イエスの弟子たちのような教会で特別な職務を担った人たちを指すのだろう。
彼らには主人が帰って来たとき、「言われたとおりにしているのを見られる」、そのような忠実さが必要とされる。
そして「時間どおりに食べ物を分配させる」、つまり他の召し使いが生きるのに必要なことをしっかり管理し、むしろ仕える姿勢が大切である。
そして主の帰りの日を「予想しない日」「思いがけない時」としないよう、必要な備えを絶えずしておく、そのような賢さも求められる。
それに反して「主人の思いを知りながら」「下男や女中を殴ったり、食べたり飲んだり、酔うようなことになるなら」そのような僕は罰せられる。たとえば律法に明るいはずの学者たちで、彼らは救うべき人々を裁き、自分に甘くして、陶酔している。そのような態度を戒める。