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喜べ

祈れ、感謝せよ! (by モーセ神父)

10/26の説教

2014年10月25日 | 今月の聖書
年間30主日Α【マタ22:34-40 最も重要な掟】

クリックしてください → 礼拝説教より

ファリサイ派の人々は、イエスがサドカイ派の人々を言い込められたと聞いて、一緒に集まった。そのうちの一人、律法の専門家が、イエスを試そうとして尋ねた。「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」イエスは言われた。「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』これが最も重要な第一の掟である。第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』律法全体と預言者は、この二つの掟に基づいている。」

11/1-11/15

2014年10月24日 | 今月の聖書
キリスト教歳時記305  11月1日
B今日の福音
 ヨハ15:23-27 わたしを憎む者は、わたしの父をも憎んでいる。だれでも行ったことのない業を、わたしが彼らの間で行わなかったなら、彼らに罪はなかったであろう。だが今は、その業を見たうえで、わたしとわたしの父を憎んでいる。しかし、それは、『人々は理由もなく、わたしを憎んだ』と、彼らの律法に書いてある言葉が実現するためである。
 わたしが父のもとからあなたがたに遣わそうとしている弁護者、すなわち、父のもとから出る真理の霊が来るとき、その方がわたしについて証しをなさるはずである。あなたがたも、初めからわたしと一緒にいたのだから、証しをするのである。


C今日の暦
○諸聖人   初代教会より名もない多くの人々が殉教していた。それらの聖人を記憶し、祝っていた。西方では531年から11月1日に祝うようになった。神のもと、天国に迎えられ、すべての人のために取りなす聖人に心を向ける日
1950年 教皇ピウス12世が教皇不可謬権を行使して聖母の被昇天を正式にカトリックの教義として宣言。
1959年 長崎、浦上天主堂再建される
1963年 南ベトナム大統領ゴ・ディン・ジエムが軍部のクーデターにより暗殺される。カトリック信者で、ジュネーブ協定翌年の1955年に国民投票でベトナム共和国初代大統領となった。独裁的傾向を強め、仏教を弾圧したりしたため、反対する農民・知識人は1960年ベトナム解放民族戦線を結成。1961年からのベトナム戦争の中、起こった。


W今日の言葉     『人々は理由もなく、わたしを憎んだ』と、彼らの律法に書いてある
 ここで律法とは旧約全体をさす。
 「理由もなくわたしを憎む者はこの頭の髪よりも数多く、いわれなくわたしに敵意を抱く者滅ぼそうとする者は力を増して行きます(詩編69:5)」。
 「無実なわたしを憎む者が侮りの目で見ることがありませんように(詩編35:19)」。


Pワンポイント   イエスについて証しをするもの②
①イエスが来て彼らに話したこと(ヨハ15:22)
②だれでも行ったことのない業を、イエスが彼らの間で行なったこと(24節)
③律法つまり聖書に書いてある言葉(25節)
④真理の霊である聖霊(26節)
⑤初めからわたしと一緒にいたあなたがたつまり使徒(27節)
「,引き渡されたときは、何をどう言おうかと心配してはならない。そのときには、言うべきことは教えられる。実は、話すのはあなたがたではなく、あなたがたの中で語ってくださる、父の霊である(マタ10:19-20)」。


今日の祈り

キリスト教歳時記306  11月2日
B今日の福音
ヨハ16:1-3 これらのことを話したのは、あなたがたをつまずかせないためである。人々はあなたがたを会堂から追放するだろう。しかも、あなたがたを殺す者が皆、自分は神に奉仕していると考える時が来る。彼らがこういうことをするのは、父をもわたしをも知らないからである。しかし、これらのことを話したのは、その時が来たときに、わたしが語ったということをあなたがたに思い出させるためである。」


C今日の暦
○死者の日  すべての死者を記念する日。 諸聖人の祝日の翌日であり、天国に至らず、煉獄にいるかもしれない死者の魂のために祈る。
1917年 イギリスのバルフォア外相が「ユダヤ人シオニスト諸組織に対する好意の宣言」(バルフォア宣言)を発表。パレスチナ内にユダヤ人の民族的郷土の建設を援助すると約束。
1942年 北原白秋帰天(1885年-)。福岡県柳川生まれの詩人。長崎、天草のキリシタン遺跡を訪ね、南蛮文学の先鞭となる詩作の契機を得、耽美派文学の拠点「パンの会」を木下杢太郎らと結成。『邪宗門』『思ひ出』


W今日の言葉 つまずく  人間となった神の子イエスにつまずくことはずっと警告されていた。ここでは人への信頼を失ってその人を見限ることを言っている。
 「わたしにつまずかない人は幸いである(マタ11:6)」。
 「わたしたちは、十字架につけられたキリストを宣べ伝えています。すなわち、ユダヤ人にはつまずかせるもの、異邦人には愚かなもの……(Iコリ1:23)」
 「『今夜、あなたがたは皆わたしにつまずく。“わたしは羊飼いを打つ。すると、羊の群れは散ってしまう”と書いてあるからだ……』。するとペトロが、『たとえ、みんながあなたにつまずいても、わたしは決してつまずきません』と言った(マタ26:31-33)」。
※あなたがたを殺す者が皆、自分は神に奉仕していると考える
  回心前のパウロがそうだった。「サウロはなおも主の弟子たちを脅迫し、殺そうと意気込んで、大祭司のところへ行き、ダマスコの諸会堂あての手紙を求めた。それは、この道に従う者を見つけ出したら、男女を問わず縛り上げ、エルサレムに連行するためであった(使徒9:1-2)」。


Pワンポイント  煉獄
 人間は死後、復活し、神との至福直感にあずかることができる天国、あるいは神と切り離され永遠の罰を受ける地獄に送られる。
 しかし地獄にいくほどの大罪は犯していないが、この世で赦されなかった小罪を負うため、すぐ天国に入ることが認められない人もいるだろう。
 「おのおのの仕事は明るみに出されます。かの日にそれは明らかにされるのです。なぜなら、かの日が火と共に現れ、その火はおのおのの仕事がどんなものであるかを吟味するからです(Iコリ3:13)」。
 それらの人が一時的に浄化されるようにいく場として煉獄は考えられる。 そのため彼らのためにミサや犠牲、祈りをささげることがカトリック教会では勧められてきた。
 旧約でも、次のように死者のために祈り、いけにえを献げている。  「この罪が跡形もなくぬぐい去られることを、ひたすら祈願した。高潔なユダは、これらの戦死者たちの罪の結果を目撃したのであるから、この上はだれも罪を犯してはならないと一同を鼓舞した。次いで、各人から金を集め、その額、銀二千ドラクメを贖罪の献げ物のためにエルサレムへ送った。それは死者の復活に思いを巡らす彼の、実に立派で高尚な行いであった。もし彼が、戦死者の復活することを期待していなかったなら、死者のために祈るということは、余計なことであり、愚かしい行為であったろう。だが彼は、敬虔な心を抱いて眠りについた人々のために備えられているすばらしい恵みに目を留めていた。その思いはまことに宗教的、かつ敬虔なものであった。そういうわけで、彼は死者が罪から解かれるよう彼らのために贖いのいけにえを献げたのである(IIマカ12:42-45)」。
 プロテスタントでは既に神によって正しいと(義認)された人が煉獄に行くはずないと、煉獄の存在や煉獄の霊魂のために祈ることを否定した。


今日の祈り

キリスト教歳時記307  11月3日
B今日の福音
 ヨハ16:4-11【聖霊の働き】「初めからこれらのことを言わなかったのは、わたしがあなたがたと一緒にいたからである。今わたしは、わたしをお遣わしになった方のもとに行こうとしているが、あなたがたはだれも、『どこへ行くのか』と尋ねない。むしろ、わたしがこれらのことを話したので、あなたがたの心は悲しみで満たされている。しかし、実を言うと、わたしが去って行くのは、あなたがたのためになる。わたしが去って行かなければ、弁護者はあなたがたのところに来ないからである。わたしが行けば、弁護者をあなたがたのところに送る。その方が来れば、罪について、義について、また、裁きについて、世の誤りを明らかにする。罪についてとは、彼らがわたしを信じないこと、義についてとは、わたしが父のもとに行き、あなたがたがもはやわたしを見なくなること、また、裁きについてとは、この世の支配者が断罪されることである。


C今日の暦
1581年 信長、安土セミナリオ訪問
1615年 支倉常長らの遣欧使節、ローマで教皇パウロ5世に謁見


W今日の言葉    弁護者  παρακλητοs パラクレートス
 聖霊のこと。 弁護者は「慰め主」「助け主」「忠告者」「保護者」(→6月17日P 良い物、11月1日W 真理の霊)などの意味合いを持つ。
その慰めは、父なる神から来る。「わたしたちの主イエス・キリストの父である神、慈愛に満ちた父、慰めを豊かにくださる神がほめたたえられますように(IIコリ1:3)。
聖霊も「弁護者」「その方」と言われているように、はっきりとした位格(神なのでそう呼ぶ。 人間ならば人格)を持っていることが分かる。

Pワンポイント   聖霊の働き②(→1月6日P)
 世の救いのため父は子を世につかわした。子は救いの完成のため、聖霊をつかわす。
  「神が、『アッバ、父よ』と叫ぶ御子の霊を、わたしたちの心に送ってくださった(ガラ4:6)」。
 聖霊は3つの点についての世の誤りを明らかにする
  ①罪について   人々がイエスを信じないこと。  彼らはイエスを憎み、信じず、排斥した。
  ②義について   子が父のもとに行き、人々がイエスを見なくなること。
             イエスは父のみ旨に完全に従い、父のもとに行った。だからイエスは正しかった。
             聖霊はイエスがいなくなった後、イエスを信じるものを導き、正しい歩みを助ける。
  ③裁きについて  この世の支配者が断罪されること  こうして救いが完成され、サタンの勢力は打ち破られ、すべての人は悪と死の力から解放され、父なる神のもとに来ることが可能となる。
 他の聖霊の働き
  「弁護者、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊が、あなたがたにすべてのことを教え、わたしが話したことをことごとく思い起こさせてくださる(ヨハ14:26)」。
  「わたしが父のもとからあなたがたに遣わそうとしている弁護者、すなわち、父のもとから出る真理の霊が来るとき、その方がわたしについて証しをなさるはずである(ヨハ15:26)」。
  「しかし、その方、すなわち、真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。その方は、自分から語るのではなく、聞いたことを語り、また、これから起こることをあなたがたに告げるからである(ヨハ16:13)」。
  「霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制です(ガラ5:22-23)」。





今日の祈り

キリスト教歳時記308  11月4日
B今日の福音
 ヨハ16:12-15 言っておきたいことは、まだたくさんあるが、今、あなたがたには理解できない。しかし、その方、すなわち、真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。その方は、自分から語るのではなく、聞いたことを語り、また、これから起こることをあなたがたに告げるからである。その方はわたしに栄光を与える。わたしのものを受けて、あなたがたに告げるからである。父が持っておられるものはすべて、わたしのものである。だから、わたしは、『その方がわたしのものを受けて、あなたがたに告げる』と言ったのである。」
 ヨハ16:16-18【悲しみが喜びに変わる】「しばらくすると、あなたがたはもうわたしを見なくなるが、またしばらくすると、わたしを見るようになる。」そこで、弟子たちのある者は互いに言った。「『しばらくすると、あなたがたはわたしを見なくなるが、またしばらくすると、わたしを見るようになる』とか、『父のもとに行く』とか言っておられるのは、何のことだろう。」また、言った。「『しばらくすると』と言っておられるのは、何のことだろう。何を話しておられるのか分からない。」


C今日の暦
○聖カロロ・ボロメオ司教(1538-1584年)。母の弟であるピオ4世教皇から枢機卿に任命された。その後、ミラノの司教として教区を治め、教区会議を開き、トレント公会議の決まりを実行し、司祭を再教育した。ペストがはやった時は逃げずに残り、病人の世話をし、持ち物をすべて施した。
1847年 メンデルスゾーン帰天(1809年-)。ドイツの作曲家。ユダヤ人でキリスト者。バッハの死後初めて『マタイ受難曲』を演奏。ライプチヒ音楽院を創設。『フィンガルの洞窟』『イタリア交響曲』『バイオリン協奏曲ホ短調』
1989年 オウム真理教による坂本堤弁護士一家殺害事件。
1995年 ラビン首相銃殺(1922年-)。イスラエルの政治家、軍人。和平反対派のユダヤ人青年から至近距離より銃撃された。
 アラブ側との和平を進め、1993年にオスロ合意、1994年ヨルダンとの平和条約。その功績によりアラファート、ペレスとノーベル平和賞を受賞していた。


W今日の言葉  真理の霊
 聖霊を指す。真理であるイエスの言葉を正しく理解させる働きを持つ。
 「父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたと一緒にいるようにしてくださる。この方は、真理の霊である(ヨハ14:16-17)」。
 「わたしが父のもとからあなたがたに遣わそうとしている弁護者、すなわち、父のもとから出る真理の霊が来るとき、その方がわたしについて証しをなさるはずである(ヨハ15:26)」。


Pワンポイント   これから起こることをあなたがたに告げる
 旧約時代、主がイスラエルの民を導いてきた。新約の時代では、イエスが昇天した後、聖霊が教会を導く。聖霊の導きは父と子の意志と全く同一である。その聖霊は
 ①これから起こるイエスの死と復活による救いの秘義の意味を、使徒に伝える。
   「使徒4:8,ペトロは聖霊に満たされて言った。『……皆さんの前に立っているのは、あなたがたが十字架につけて殺し、神が死者の中から復活させられたあのナザレの人、イエス・キリストの名によるものです』(使徒4:8,10)」。
 ②これから起こることを使徒に伝える
   「聖霊がこうお告げになっている。『エルサレムでユダヤ人は、この帯の持ち主をこのように縛って異邦人の手に引き渡す』(使徒21:11)」
 ③初代教会に様々な問題が起こるたびに、それをいい方向に導くべく真理を伝える
   「『神が清めた物を、清くないなどと、あなたは言ってはならない』と、再び天から声が返って来ました(使徒11:9)。


今日の祈り

キリスト教歳時記309  11月5日
B今日の福音
 ヨハ16:19-24 イエスは、彼らが尋ねたがっているのを知って言われた。「『しばらくすると、あなたがたはわたしを見なくなるが、またしばらくすると、わたしを見るようになる』と、わたしが言ったことについて、論じ合っているのか。はっきり言っておく。あなたがたは泣いて悲嘆に暮れるが、世は喜ぶ。あなたがたは悲しむが、その悲しみは喜びに変わる。女は子供を産むとき、苦しむものだ。自分の時が来たからである。しかし、子供が生まれると、一人の人間が世に生まれ出た喜びのために、もはやその苦痛を思い出さない。ところで、今はあなたがたも、悲しんでいる。しかし、わたしは再びあなたがたと会い、あなたがたは心から喜ぶことになる。その喜びをあなたがたから奪い去る者はいない。その日には、あなたがたはもはや、わたしに何も尋ねない。はっきり言っておく。あなたがたがわたしの名によって何かを父に願うならば、父はお与えになる。今までは、あなたがたはわたしの名によっては何も願わなかった。願いなさい。そうすれば与えられ、あなたがたは喜びで満たされる。」


C今日の暦
2006年 元イラク大統領サッダーム・フセイン(1937-2006年)に対し死刑判決。スンナ派のアラブ人。バース党。
     1979年大統領となる。同年イラン革命(シーア派革命、ホメイニ師)が自国に及ぶのを恐れ、また覇権拡張のため、1980年イランに侵攻(イラン・イラク戦争)、化学兵器を使用。 1990年にはクウェートに侵攻したが(湾岸戦争)、1991年アメリカ軍を主体とする多国籍軍により、政権の危機に。 さらに2003年には大量破壊兵器開発を理由にアメリカ、イギリスの攻撃を受け(イラク戦争)、政権崩壊。


W今日の言葉     子供を産むとき、苦しむ
 出産時の苦しみは、命にもかかわる人間の最大の苦しみ
  「民は民に、国は国に敵対して立ち上がり、方々に地震があり、飢饉が起こる。これらは産みの苦しみの始まりである(マコ13:8)」。
  「彼らは痛みと苦しみに捕らえられ、産婦のようにもだえ、驚きのあまり、顔を見合わせ、その顔は炎のようになる(イザ13:8)」。
  「それゆえ、わたしの腰は激しくもだえ、産婦の痛みのような痛みにとらえられた。わたしは驚きのあまり、聞くこともできず、恐れのあまり、見ることもできない(イザ21:3)」。
  「お前は子を産む女のように、陣痛に取りつかれているのか。娘シオンよ、子を産む女のように、もだえて押し出せ(ミカ4:9-10)」。


Pワンポイント   悲しみは喜びに
 イエスが十字架にかけられ、キリスト者は泣き悲しむ。しかしそれは喜びに変わる。
 復活したイエスと出会いうことで、聖霊に満たされイエスのことを真に知ることで、秘跡によりイエスと出会うことで、イエスをとおして何でも父により願いがかなえられることで。


今日の祈り

キリスト教歳時記310  11月6日
B今日の福音
 ヨハ16:25-33【イエスは既に勝っている】「わたしはこれらのことを、たとえを用いて話してきた。もはやたとえによらず、はっきり父について知らせる時が来る。その日には、あなたがたはわたしの名によって願うことになる。わたしがあなたがたのために父に願ってあげる、とは言わない。父御自身が、あなたがたを愛しておられるのである。あなたがたが、わたしを愛し、わたしが神のもとから出て来たことを信じたからである。わたしは父のもとから出て、世に来たが、今、世を去って、父のもとに行く。」
  弟子たちは言った。「今は、はっきりとお話しになり、少しもたとえを用いられません。あなたが何でもご存じで、だれもお尋ねする必要のないことが、今、分かりました。これによって、あなたが神のもとから来られたと、わたしたちは信じます。」イエスはお答えになった。「今ようやく、信じるようになったのか。だが、あなたがたが散らされて自分の家に帰ってしまい、わたしをひとりきりにする時が来る。いや、既に来ている。しかし、わたしはひとりではない。父が、共にいてくださるからだ。これらのことを話したのは、あなたがたがわたしによって平和を得るためである。あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。」


C今日の暦
1620年 伊達政宗、キリシタンを処刑。 出羽の人。豊臣秀吉に仕え朝鮮に出陣。関ヶ原の戦いでは徳川につく。キリシタンに関心を持ち、宣教師ソテーロ、ビスカイノを招き、1613年には支倉常長をローマに派遣していた。
1637年 トマス金鍔次兵衛神父、長崎西坂で殉教
1860年 アメリカ大統領選で共和党リンカーンが当選。南部9州が連邦離脱を宣言し、南北戦争の原因となる。
1893年 チャイコフスキー没(1840年-)。ロシアのロマン派の作曲家。『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『交響曲6番悲愴』
1943年 大東亜共同宣言  米英打破、植民地支配、人種差別撤廃をめざす。
1945年 持株会社解体令。三井、三菱、住友、安田の四大財閥を解体するという政府案をGHQが承認。


W今日の言葉   わたしがあなたがたのために父に願ってあげる、とは言わない
 イエスが父なる神と人を結びつける唯一の仲介者であることは大前提である。
  「死んだ方、否、むしろ、復活させられた方であるキリスト・イエスが、神の右に座っていて、わたしたちのために執り成してくださる(ロマ8:34)」。
  「この方は常に生きていて、人々のために執り成しておられるので、御自分を通して神に近づく人たちを、完全に救うことがおできになります(ヘブ7:25)」。
  「わたしたちの大祭司は、それよりはるかに優れた務めを得ておられます。更にまさった約束に基づいて制定された、更にまさった契約の仲介者になられたからです(ヘブ8:6)」。
 それにもかかわらず、父と一つのイエスの仲介の使命が果たされて、弟子も父と完全に一致することができた。それで父の愛を完全に受けることができる。


Pワンポイント    あなたが何でもご存じで、だれもお尋ねする必要のない
 イエスは人間から問われる前に、人間の心の奥底を知っているのはもちろん、人間の心を読み取る力をも持っている。
  「わたしの舌がまだひと言も語らぬさきに、主よ、あなたはすべてを知っておられる(詩編139:4)」。
  「さあ、見に来てください。わたしが行ったことすべて、言い当てた人がいます(ヨハ4:29)」。


今日の祈り

キリスト教歳時記311  11月7日
B今日の福音
 ヨハ17:1-5【イエスの祈り】イエスはこれらのことを話してから、天を仰いで言われた。「父よ、時が来ました。あなたの子があなたの栄光を現すようになるために、子に栄光を与えてください。あなたは子にすべての人を支配する権能をお与えになりました。そのために、子はあなたからゆだねられた人すべてに、永遠の命を与えることができるのです。永遠の命とは、唯一のまことの神であられるあなたと、あなたのお遣わしになったイエス・キリストを知ることです。わたしは、行うようにとあなたが与えてくださった業を成し遂げて、地上であなたの栄光を現しました。父よ、今、御前でわたしに栄光を与えてください。世界が造られる前に、わたしがみもとで持っていたあの栄光を。


C今日の暦
680年  第3コンスタンティノープル公会議開始。キリスト単意説排除。混合分離されず、キリストの神人的位格の中で結合される二つの本性に呼応して、混合されず不可分に働く、神的・人的な二つの意志が存在する。
1614年 在日宣教師および高山右近らマカオ、マニラへ追放。
1914年 ド・ロ神父(1840年-)帰天。パリ外国宣教会のフランス人宣教師。1868年来日し、長崎市外海地区で、カトリックの宣教の傍ら、農業・印刷・医療・土木・建築・工業・養蚕業を伝え、貧困に苦しむ人たちのため、養護施設設立など社会福祉活動に尽力した。「ドロ様そうめん」。


W今日の言葉
※時(→6月18日P わたしの時)
  十字架に上げられる時は、普通に見れば敗北だが、これによってすべての人の救いが完成されるのであり、父に栄光を返したことになる。
  「わたしは地上から上げられるとき、すべての人を自分のもとへ引き寄せよう(ヨハ12:32)」。
※永遠の命(→2月12日W)
  イエスの死と復活によって人間にもたらされたが、イエスを信じるときから与えられるものでもある。
  「言は、自分を受け入れた人、その名を信じる人々には神の子となる資格を与えた(ヨハ1:12)」。
  「御子を信じる人は永遠の命を得ているが、御子に従わない者は、命にあずかることがないばかりか、神の怒りがその上にとどまる(ヨハ3:36)」。
※栄光(→8月21日W) 人の子イエスにも、三位一体の神の言葉として、世界が創られる前から神のもとでもっていた栄光を与えてほしいとイエスは願う。人々にイエスを、三位一体の神として認めてほしいからである。
 「天にあるものも地にあるものも、見えるものも見えないものも、王座も主権も、支配も権威も、万物は御子において造られたからです。つまり、万物は御子によって、御子のために造られました(コロ1:16)」。
 「言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた(ヨハ1:14)。


Pワンポイント   すべての人を支配する権能(新共同訳、新改訳)
 「すべての人を治める権能(フランシスコ会訳)」、「万民を支配する権威(口語訳)」。原文は「すべての肉に対する権能」。
 父はイエスにすべての人を救う権能を授けた。
 「あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい(マタ28:19-20)。」


今日の祈り

キリスト教歳時記312  11月8日
B今日の福音
 ヨハ17:6-11 世から選び出してわたしに与えてくださった人々に、わたしは御名を現しました。彼らはあなたのものでしたが、あなたはわたしに与えてくださいました。彼らは、御言葉を守りました。わたしに与えてくださったものはみな、あなたからのものであることを、今、彼らは知っています。なぜなら、わたしはあなたから受けた言葉を彼らに伝え、彼らはそれを受け入れて、わたしがみもとから出て来たことを本当に知り、あなたがわたしをお遣わしになったことを信じたからです。彼らのためにお願いします。世のためではなく、わたしに与えてくださった人々のためにお願いします。彼らはあなたのものだからです。わたしのものはすべてあなたのもの、あなたのものはわたしのものです。わたしは彼らによって栄光を受けました。わたしは、もはや世にはいません。彼らは世に残りますが、わたしはみもとに参ります。聖なる父よ、わたしに与えてくださった御名によって彼らを守ってください。わたしたちのように、彼らも一つとなるためです。


C今日の暦
1674年 ミルトン帰天(1608年-)。イギリスの詩人。ピューリタン革命に参加し、議会派として言論の自由を主張した。共和政府に関与したが、王政復古後、失明と孤独の内に詩作に没頭。『キリスト降誕の朝にあたりて』『失楽園』『復楽園』『闘志サムソン』
1939年 ゲオルク・エルザーによるヒトラー暗殺未遂事件が起こる
1960年 J.F.ケネディ、アメリカ第35代大統領に。アイルランド系。カトリックとして初めての大統領。43歳で史上最年少。ニューフロンティア政策を掲げる。
2007年 日本人初の教皇庁、移住・移動者司牧評議会議長を務めた濱尾文郎枢機卿帰天


W今日の言葉
※御名(新改訳;→1月3日W)。 「み名(口語訳)」、「あなたの名(フランシスコ会訳)」
 名は実体であったから、イエスは、父としての実体、つまり父なる神の栄光を現してきたことになる。
※聖なる父  父なる神は聖である。つまり完全で絶対的に聖い。
 「わたしはあなたたちの神、主である。あなたたちは自分自身を聖別して、聖なる者となれ。わたしが聖なる者だからである(レビ11:44)」。
 「わたしもまた、わたしの神よ、琴に合わせてあなたのまことに感謝をささげます。イスラエルの聖なる方よ、わたしは立琴に合わせてほめ歌をうたいます(詩編71:22)」。


Pワンポイント  わたしに与えてくださった人々のためにお願いします
 イエスは特別に、弟子のために祈る。
 ①彼らはあなたのものだから             弟子は父のものだから
 ②わたしは彼らによって栄光を受けました       イエスは、弟子がイエスを信じることで、栄光を受けた。
 ③彼らは世に残りますが、わたしはみもとに参ります  イエスは、イエスに敵対する世に弟子を残して、父のもとに参るので。
 ④彼らを守ってください。わたしたちのように、彼らも一つとなるためです  三位一体の神のように、弟子が一つであるように守ってほしいから。


今日の祈り

キリスト教歳時記313  11月9日
B今日の福音
 ヨハ17:12-19 わたしは彼らと一緒にいる間、あなたが与えてくださった御名によって彼らを守りました。わたしが保護したので、滅びの子のほかは、だれも滅びませんでした。聖書が実現するためです。しかし、今、わたしはみもとに参ります。世にいる間に、これらのことを語るのは、わたしの喜びが彼らの内に満ちあふれるようになるためです。わたしは彼らに御言葉を伝えましたが、世は彼らを憎みました。わたしが世に属していないように、彼らも世に属していないからです。わたしがお願いするのは、彼らを世から取り去ることではなく、悪い者から守ってくださることです。わたしが世に属していないように、彼らも世に属していないのです。真理によって、彼らを聖なる者としてください。あなたの御言葉は真理です。わたしを世にお遣わしになったように、わたしも彼らを世に遣わしました。彼らのために、わたしは自分自身をささげます。彼らも、真理によってささげられた者となるためです。


C今日の暦
○ラテラン教会の献堂  コンスタンティヌス帝によりローマのラテランの丘に建てられ、311年寄贈された。ローマの大司教座聖堂つまり教皇の教会。「ヨハネ大聖堂」で知られる。 今は教皇は聖ペトロ大聖堂に住むものの「ローマと世界のすべての教会堂の母であり頭」として全世界のローマ典礼の教会で祝われる。5回の公会議がひらかれ、イタリアとの間でラテラノ条約も結ばれた。
1872年 明治政府、太陽暦への改暦を発表。
1963年 東海道線鶴見で貨車脱線し、並走の横須賀線上下と二重衝突(死者161名)。 大牟田市の三川鉱で炭塵爆発(死者458名)。
1989年 ベルリンの壁崩壊: 東西ドイツの国境検問所で市民の通行が自由化。


W今日の言葉   聖なる者とし   αγιαζω
 これまで油を塗ることによって行われてきた(「1月19日W メシア」)。そしてこれからは真理の霊である聖霊の注ぎにより、聖なる者とされる。
 「自分自身をささげます」も「自分自身を聖なる者とします」、「さげられた者となる」も「聖なる者となる」が原文。


Pワンポイント
※滅びの子    滅びに向かっている人
  「なぜなら、まず、神に対する反逆が起こり、不法の者、つまり滅びの子が出現しなければならないからです(IIテサ2:3)」。
※世から取り去ることではなく、悪い者から守ってくださる(悪い者→6月16日W)
 ここでイエスは、弟子たちが世にとどまりながらも、世の影響を受けることなく、かえって、世を教化する力を与えるよう祈る。




今日の祈り

キリスト教歳時記314  11月10日
B今日の福音
 ヨハ17:20-23 また、彼らのためだけではなく、彼らの言葉によってわたしを信じる人々のためにも、お願いします。父よ、あなたがわたしの内におられ、わたしがあなたの内にいるように、すべての人を一つにしてください。彼らもわたしたちの内にいるようにしてください。そうすれば、世は、あなたがわたしをお遣わしになったことを、信じるようになります。あなたがくださった栄光を、わたしは彼らに与えました。わたしたちが一つであるように、彼らも一つになるためです。わたしが彼らの内におり、あなたがわたしの内におられるのは、彼らが完全に一つになるためです。こうして、あなたがわたしをお遣わしになったこと、また、わたしを愛しておられたように、彼らをも愛しておられたことを、世が知るようになります。


C今日の暦
○聖レオ一世教皇教会博士(-461年)。イタリアで生まれ440年教皇に選出。キリスト教の正しい教義を擁護し、カルケドンドン公会議に出席。教会一致のため努めた。民族大移動で襲ってくるフン族など諸部族の侵入によりローマの繁栄は終わるが、それでも被害をやわらげるよう交渉し、復興に努めた。
1483年 ルター出生。ドイツ人。
1965年 姚文元による論文「新編歴史劇『海瑞罷官』を評す」が上海の日刊紙『文匯報』に掲載、文化大革命(-1969年)の序幕。
 大躍進政策の失政により毛沢東は失脚した。中国共産党指導部、劉少奇、小平ら実権派による修正主義(資本主義による調整)の伸長に対し、毛沢東が復権を狙い引き起こした。青少年による近衛兵を組織し、旧思想、旧文化、旧風俗、旧習慣の打破を叫び、文化財、書物を破壊し、多くの知識人や一般市民を殺害した。死者2千万人。


W今日の言葉       一つに
 キリスト者がイエスと一致し、それにより父と一致するとき、一つの教え、一つの信仰、一つの心、一つの思いを持つようになる。そうしてキリスト者は、真に神から遣わされたと、世に証しできるものとなる。
 「平和のきずなで結ばれて、霊による一致を保つように努めなさい。体は一つ、霊は一つです。それは、あなたがたが、一つの希望にあずかるようにと招かれているのと同じです。主は一人、信仰は一つ、洗礼は一つ、すべてのものの父である神は唯一であって、すべてのものの上にあり、すべてのものを通して働き、すべてのものの内におられます(エフェ4:3-6)」。


Pワンポイント   ルター(1483-1546年)
 父は農民出身の鉱夫。1507年アウグスティヌス修道会の司祭、1512年ウィッテンベルク大学神学部教授となった。しかしいくら禁欲的な生活をして罪を犯さないよう努力しても、できる限り善業を行ったても、神の前で自分は義である(正しい)と確信できなかった。そんな中、ロマ書に、善行でなく、信仰によって救われると書いてあることに突然目覚め、救いは自分の意志を超えた神の恵み、愛によることを確信した。
 1517年贖宥(ゆるしを受けた後の償い)を得るための献金に反対し、贖宥行為の濫用に関する「95カ条の堤題」を大学聖堂の扉に提示した。
 1521年ウォルムス国会で追放されたが、選帝侯フリードリヒの守護のもと、1522年までワルトブルク城に逃れ、ギリシア語新約聖書をドイツ語に訳した。ヤコブ書は自分の考えと相いれないため、軽んじた。
 教会と議論する中で、万人司祭主義、聖書主義(聖書に書かれていることのみを信じる)、信仰義認(信仰によって人は義とみなされる)をとなえた。結果としてカトリック教会と別の教会を作ることになった。
 1524年の農民戦争では、急進派のミュンツァーらと対立。聖餐論ではツウィングリと一致できなかった。
 1525年41歳の時、カタリーナ・フォン・ボラという15歳年下で26歳の元修道女と結婚し、子をもうけた。
 『キリスト者の自由』『大小教理問答』





今日の祈り

キリスト教歳時記315  11月11日
B今日の福音
 ヨハ17:24-26 父よ、わたしに与えてくださった人々を、わたしのいる所に、共におらせてください。それは、天地創造の前からわたしを愛して、与えてくださったわたしの栄光を、彼らに見せるためです。正しい父よ、世はあなたを知りませんが、わたしはあなたを知っており、この人々はあなたがわたしを遣わされたことを知っています。わたしは御名を彼らに知らせました。また、これからも知らせます。わたしに対するあなたの愛が彼らの内にあり、わたしも彼らの内にいるようになるためです。」
 ヨハ18:1【裏切られ、逮捕される(マタ26:47ー56、マコ14:43ー50、ルカ22:47ー53)】こう話し終えると、イエスは弟子たちと一緒に、キドロンの谷の向こうへ出て行かれた。そこには園があり、イエスは弟子たちとその中に入られた。


C今日の暦
○聖マルチノ(ツール)司教(316-397年)。現ハンガリーで異教徒の兵士の家に生まれる。兵士となるが洗礼を受けると兵役を辞し、臆病と投獄された。修道院を設立し、聖ヒラリオ司教の指導を受ける。ツールの司教に選ばれたのちは、模範を示しつつ、聖職者を教育し、貧者に福音を伝えた。ミサのための立派な服を貧者に与え、平服でミサをしたこともあった。殉教者以外から初めて聖人となった。
1215年 第4ラテラン公会議開始。 カタリ派(南欧諸国に多く拡布した二元論的異端。初代マニ教の流れを汲み、一般に結婚生活を行わず、画像、聖者崇拝を否定し、ローマ教皇の権威を認めない)反駁。
 聖体の秘跡における全質変化を認める。 年ごとに告解し聖体拝領することを勧める。
1855年 キルケゴール帰天(1813年-)。デンマークの哲学者、プロテスタント神学者。『あれか、これか』『人生行路の諸段階』『死に至る病』。 ヘーゲルの思弁的合理主義、観念論を批判。不安と絶望を実相とし、理性を超出し「単独者」「主体性」など主観主義の立場から、実存主義的思索を展開。 神学的にはデンマークの教会のあり方を批判し、信仰と実存の問題を掘り下げた。バルトの弁証法神学に影響。
1918年 連合国とドイツ帝国が休戦協定に調印。第一次世界大戦が終結。


W今日の言葉    わたしに対するあなたの愛が彼らの内にあり、わたしも彼らの内にいる
 信仰と愛によりイエスと一致したキリスト者は、イエスを愛する父からも愛される。


Pワンポイント   キドロンの谷
 エルサレムとオリーブ山の間にある谷。ここにはギホンの泉とゲツセマネの園(油搾りの園)があり、イエスは園でたびたび祈った。
 ダビデが子アブサロムから追われて、この谷をわたった。「その地全体が大声をあげて泣く中を、兵士全員が通って行った。王はキドロンの谷を渡り、兵士も全員荒れ野に向かう道を進んだ(IIサム15:23)」。


今日の祈り

キリスト教歳時記316  11月12日
B今日の福音
 マタ26:37-44 ペトロおよびゼベダイの子二人を伴われたが、そのとき、悲しみもだえ始められた。そして、彼らに言われた。「わたしは死ぬばかりに悲しい。ここを離れず、わたしと共に目を覚ましていなさい。」少し進んで行って、うつ伏せになり、祈って言われた。「父よ、できることなら、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。しかし、わたしの願いどおりではなく、御心のままに。」それから、弟子たちのところへ戻って御覧になると、彼らは眠っていたので、ペトロに言われた。「あなたがたはこのように、わずか一時もわたしと共に目を覚ましていられなかったのか。誘惑に陥らぬよう、目を覚まして祈っていなさい。心は燃えても、肉体は弱い。」更に、二度目に向こうへ行って祈られた。「父よ、わたしが飲まないかぎりこの杯が過ぎ去らないのでしたら、あなたの御心が行われますように。」再び戻って御覧になると、弟子たちは眠っていた。ひどく眠かったのである。そこで、彼らを離れ、また向こうへ行って、三度目も同じ言葉で祈られた。


C今日の暦
○聖ヨサファト司教殉教者(1580-1623年)。 ウクライナのギリシア正教の家庭に生まれ、カトリックに転じる。20歳でバジリオ修道会に入会。教会一致のため働き、成果を上げるが、かえってカトリックに反対する人々を刺激し、殺害された。彼の死後、同地ではカトリックに転じたものも多かったが、ソ連領となり、正教会に統一された。
1986年 島尾敏雄帰天(1917年-)。横浜で震災後神戸に。1943年学徒出陣のため九州大学を繰り上げ卒業、海軍予備学生となる。特攻隊隊長として奄美大島、加計呂麻島で恋愛(のちに結婚)。出撃命令を受けた2日後に戦争が終わり、実際に出撃はなかったものの、極限状況を体験する。 1947年神戸外国語大学講師として『島の果て』『出弧島記』を発表。1955年精神を患う妻のため奄美に移住。1956年カトリックの受洗。『離脱』『死の棘』『出発はついに訪れず』。
2011年 教皇ベネディクト16世、「成人幹細胞の研究を教会は支持する」と明言。


W今日の言葉     杯
旧約でしばしば人間の運命を象徴する言葉。
  「目覚めよ、目覚めよ、立ち上がれ、エルサレム。主の手から憤りの杯を飲み、よろめかす大杯を飲み干した都よ(イザ51:17)」。
  「逆らう者に災いの火を降らせ、熱風を送り、燃える硫黄をその杯に注がれる(詩編11:6)」。
 ここではすべての人類の罪を贖うため、父なる神が子に課した、イエスの受難と死の苦しみを指す。
 人類はアダムの罪がすべての人に及び、罪と死を継いでいる。しかしこの贖いにより、すべての人間は罪が赦され、死を滅ぼし、再び神と和解することができる。イエスは最後のアダムとなるのである(→12月6日W 原罪)。
  「目覚めよ、目覚めよ、立ち上がれ、エルサレム。主の手から憤りの杯を飲み、よろめかす大杯を飲み干した都よ(イザ51:17)」。
※ペトロおよびゼベダイの子二人(→4月16日W ペトロ、ヤコブ、またヤコブの兄弟ヨハネ)、(→2月23日P 使徒の紹介②(兄弟ペア))


Pワンポイント    死ぬばかりに悲しい
 これから始まる受難と死の苦しみ、それは人々から、そして神からさえも見捨てられるほどのものである。
 イエスは罪を除いてすべての点で同じ人間性を取った。そしてイエスは人間の贖いのため、自らすすんで貧しくなり、苦しみを担ってきた。そして完成として、すべての人の罪の贖いとして自身をささげ切る。しかしそれは淡々として受け入れられるものではない。人間の弱さを知ったものとして、内的に最後まで戦いを経なければいけなかった。
 「この大祭司は、わたしたちの弱さに同情できない方ではなく、罪を犯されなかったが、あらゆる点において、わたしたちと同様に試練に遭われたのです(ヘブ4:15)」。



今日の祈り

キリスト教歳時記317  11月13日
B今日の福音
 ルカ22:43-46〔すると、天使が天から現れて、イエスを力づけた。イエスは苦しみもだえ、いよいよ切に祈られた。汗が血の滴るように地面に落ちた。イエスが祈り終わって立ち上がり、弟子たちのところに戻って御覧になると、彼らは悲しみの果てに眠り込んでいた。イエスは言われた。「なぜ眠っているのか。誘惑に陥らぬよう、起きて祈っていなさい。」
 マタ26:47-50【裏切られ、逮捕される(マコ14:43ー50、ルカ22:47ー53、ヨハ18:3ー12)】イエスがまだ話しておられると、十二人の一人であるユダがやって来た。祭司長たちや民の長老たちの遣わした大勢の群衆も、剣や棒を持って一緒に来た。イエスを裏切ろうとしていたユダは、「わたしが接吻するのが、その人だ。それを捕まえろ」と、前もって合図を決めていた。ユダはすぐイエスに近寄り、「先生、こんばんは」と言って接吻した。イエスは、「友よ、しようとしていることをするがよい」と言われた。


C今日の暦
1612年 遣欧少年使節の1人、伊東マンショ、長崎で帰天(2月20日C)。
1974年 カレン・シルクウッド(1946年-)。アメリカの労働組合活動家。原子力関連企業のカー・マギー社の核燃料製造プラントで行われていた安全規則違反と不正行為を巡るスキャンダルの中、28歳で謎の死をとげた。
1985年 南米コロンビアのネバドデルルイス火山が噴火。大量の泥流が発生し、死者・行方不明者2万5千人。


W今日の言葉   「友よ、しようとしていることをするがよい」
  フランシスコ会訳「友よ、しようとしていることにとりかかりなさい」。
  口語訳「友よ、なんのためにきたのか」、新改訳「友よ。何のために来たのですか」。
 新共同訳、フランシスコ会訳の方が意味を汲み取っていると思われる。イエスはすべてをご存じであり、事を運んでいるのは、イエス自身である。けっして周到な打ち合わせをしてきたユダにあるのではない。
※接吻    闇の中、誰を逮捕するのかという目印となるため。ユダは親愛のしるしをして最後まで偽る。
※血の汗   血の混じった汗。極度の苦しみや感情の激動によっておこることがある。それほどイエスは苦しみもだえた。


Pワンポイント   天使が現れて
 洗者ヨハネの誕生(ルカ1:11-25)、マリアへのお告げ(ルカ1:28-38)、イエスの降誕(ルカ2:9-14)のとき天使が現れ、声をかけた。


今日の祈り


キリスト教歳時記318  11月14日
B今日の福音
 ヨハ18:4-9 イエスは御自分の身に起こることを何もかも知っておられ、進み出て、「だれを捜しているか」と言われた。彼らが「ナザレのイエスだ」と答えると、イエスは「わたしである」と言われた。イエスを裏切ろうとしていたユダも彼らと一緒にいた。イエスが「わたしである」と言われたとき、彼らは後ずさりして、地に倒れた。そこで、イエスが「だれを捜しているのか」と重ねてお尋ねになると、彼らは「ナザレのイエスだ」と言った。すると、イエスは言われた。「『わたしである』と言ったではないか。わたしを捜しているのなら、この人々は去らせなさい。」それは、「あなたが与えてくださった人を、わたしは一人も失いませんでした」と言われたイエスの言葉が実現するためであった。


C今日の暦
1831年 ヘーゲル没(1770年-)。ドイツの哲学者。ドイツ観念論を体系的に完成した。自然・歴史・精神の全世界を矛盾を蔵しながら常に運動・変化する弁証法的発展の過程としてとらえた。また欲望の体系としての市民社会概念を明らかにした。
2000年 教皇庁国務省外務局次長ほか司祭一行が北朝鮮を訪問


W今日の言葉
※わたしである(→6月27日W わたしはある)   それはほかならぬわたしであると言いながら、自らの神性をも暗示している。
※「あなたが与えてくださった人を、わたしは一人も失いませんでした」と言われたイエスの言葉
   「わたしは彼らと一緒にいる間、あなたが与えてくださった御名によって彼らを守りました。わたしが保護したので、滅びの子のほかは、だれも滅びませんでした。聖書が実現するためです(ヨハ17:12)」。


Pワンポイント    後ずさりして、地に倒れた
 イエスの威厳に打たれて倒れた。
 「さいなむ者が迫り、わたしの肉を食いつくそうとするが、わたしを苦しめるその敵こそ、かえってよろめき倒れるであろう(詩編27:2)」。


日曜学校
 日曜学校で女の先生が、生徒たちの知識についてテストをしました。
 「誰か、永遠とはどういうことかいえますか?」
  小さい女の子が答えました。
 「それはお母さんが一万回、同じ事を繰り返す時です」


キリスト教歳時記319  11月15日
B今日の福音
 マタ26:50-54 イエスは、「友よ、しようとしていることをするがよい」と言われた。すると人々は進み寄り、イエスに手をかけて捕らえた。そのとき、イエスと一緒にいた者の一人が、手を伸ばして剣を抜き、大祭司の手下に打ちかかって、片方の耳を切り落とした。そこで、イエスは言われた。「剣をさやに納めなさい。剣を取る者は皆、剣で滅びる。わたしが父にお願いできないとでも思うのか。お願いすれば、父は十二軍団以上の天使を今すぐ送ってくださるであろう。しかしそれでは、必ずこうなると書かれている聖書の言葉がどうして実現されよう。」
ルカ22:51-53 そこでイエスは、「やめなさい。もうそれでよい」と言い、その耳に触れていやされた。それからイエスは、押し寄せて来た祭司長、神殿守衛長、長老たちに言われた。「まるで強盗にでも向かうように、剣や棒を持ってやって来たのか。わたしは毎日、神殿の境内で一緒にいたのに、あなたたちはわたしに手を下さなかった。だが、今はあなたたちの時で、闇が力を振るっている。」


C今日の暦
七五三 数え年で男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳の時に子の成長を祝い、神社や寺院に参詣する。
1551年 フランシスコ・ザビエル、豊後領主大友義鎮の日本人使節を伴ないインドへ向かう
1614年 イエズス会司祭メスキータ(1554-1614年)によって建てられた長崎のサンティエゴ病院、付属教会、大村藩家臣により壊される
1620年 ペトロ岐部、ローマで司祭叙階


W今日の言葉
※片方の耳を切り落とした(並行個所による追加情報)
「シモン・ペトロは剣を持っていたので、それを抜いて大祭司の手下に打ってかかり、その右の耳を切り落とした。手下の名はマルコスであった(ヨハ18:10)」。
 「そこでイエスは、『やめなさい。もうそれでよい」と言い、その耳に触れていやされた』(ルカ22:51)」
※剣を取る者は皆、剣で滅びる
 「人の血を流す者は人によって自分の血を流される(創世9:6)」。
※十二軍団   一軍団(レギオン)が6千人からなる。十二軍団では7万2千人。
※必ずこうなると書かれている聖書の言葉
 「病に苦しむこの人を打ち砕こうと主は望まれ、彼は自らを償いの献げ物とした。彼は、子孫が末永く続くのを見る。主の望まれることは彼の手によって成し遂げられる(イザ53:10)」。イザヤ書は苦しむ主の僕の姿をあらかじめ預言している。主の僕はほふり場にひかれる小羊のように抵抗することなくひかれていく(→5月24日P なっている、10月23日W 犯罪人の一人に数えられた)。
※毎日、神殿の境内で一緒にいた
 「毎日、イエスは境内で教えておられた(ルカ19:47)」。


Pワンポイント   あなたたちの時
 神があらかじめ定めていたイエスの受難をゆるす時。その時は闇であり、世の頭サタンが力を振るう。
 サタンがイエスに大胆に打って出るのは、イエスが公生活を始める前の、荒れ野での誘惑以来であり、これが最後となる。
  「悪魔はあらゆる誘惑を終えて、時が来るまでイエスを離れた(ルカ4:13;1月31日B)」。


6/25

2014年06月24日 | 今月の聖書
キリスト教歳時記176  6月25日
B今日の福音
 ヨハ8:3-11 そこへ、律法学者たちやファリサイ派の人々が、姦通の現場で捕らえられた女を連れて来て、真ん中に立たせ、イエスに言った。「先生、この女は姦通をしているときに捕まりました。こういう女は石で打ち殺せと、モーセは律法の中で命じています。ところで、あなたはどうお考えになりますか。」イエスを試して、訴える口実を得るために、こう言ったのである。イエスはかがみ込み、指で地面に何か書き始められた。しかし、彼らがしつこく問い続けるので、イエスは身を起こして言われた。「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。」そしてまた、身をかがめて地面に書き続けられた。これを聞いた者は、年長者から始まって、一人また一人と、立ち去ってしまい、イエスひとりと、真ん中にいた女が残った。イエスは、身を起こして言われた。「婦人よ、あの人たちはどこにいるのか。だれもあなたを罪に定めなかったのか。」女が、「主よ、だれも」と言うと、イエスは言われた。「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を犯してはならない。」]


C今日の暦
1530年 アウクスブルク信仰告白が神聖ローマ皇帝カール5世に捧げられる。(2月16日P)
1950年 北朝鮮軍が38度線を越えて南に進攻し、朝鮮戦争が勃発(→7月27日C)。
1964年「ハンセン病を正しく理解する週間」


W今日の言葉  [ヨハ7:53-8:11]
[ ]に囲まれた記事。これは古い重要な写本には載っていないからである。(2月4日C)
 姦通をキリスト教の大罪とみなしつつあった教会で、簡単に姦通を赦されると信者が考えることを恐れたと推測される。(イエスの言動であることは、2世紀終-3世紀初の『使徒戎規』に同じ物語が記載されていることから明らか)。
 4世紀に入ると聖書写本に載せられるようになる。それには313年コンスタンティヌス大帝がキリスト教迫害をやめ、信教の自由を認めたことが背景とされる。つまり迫害下に背教したが回心した者を、再び教会に入れるかどうかの問題が起こった。
 「姦通の女」が赦されたように、「背教者」も改悛すれば赦される。「もう罪は犯してはならない」。
 この物語が、この背教者受け入れという新しい問題に対処するための基礎の物語として、再び重要視された。 (→3月10日W姦淫)
※石で打ち殺せ(→7月11日W)


Pワンポイント ダビデ王の姦通事件
 ダビデは、ウリヤの妻バト・シェバを見初めて姦通。妊娠が分かるとバト・シェバの夫ウリヤを殺害(IIサム11)した。(バトシェバが妊娠した最初の子は罰として流産。次の子がダビデの四男アドニヤと争って王位を継いだソロモン)。
 ところでダビデには長男アムノンが、また別の母マアカから生まれた三男アブサロムとその妹タマルがいた。
 アムノンは処女タマルを見初め、無理やり凌辱。欲求が満たされると憎しみを覚えタマルに命じる(「立て。出て行け」。「いいえ、わたしを追い出すのは、今なさったことよりも大きな悪です」。IIサム13)。この件に対し父ダビデは何もしなかった。
 激怒したアブサロムは、2年後アムノンを殺害。さらには父ダビデに反乱をおこす(IIサム15)。「ダビデは頭を覆い、はだしでオリーブ山の坂道を泣きながら上って行った(IIサム15:30)」。しかし最終的にアブサロムは父ダビデ軍のヨアブに殺された(IIサム18)。
 「ダビデは身を震わせ、城門の上の部屋に上って泣いた。彼は上りながらこう言った。『わたしの息子アブサロムよ、わたしの息子よ。わたしの息子アブサロムよ、わたしがお前に代わって死ねばよかった。アブサロム、わたしの息子よ、わたしの息子よ』(IIサム19:1)」
   ダビデ 妻アヒノアム 長男アムノン
       妻マアカ   三男アブサロム   妹タマル
       妻ハギト   四男アドニヤ              (別の妻子は IIサム3:2)
       バトシェバ  (死んだ子)    ソロモン

4/11

2014年04月10日 | 今月の聖書
キリスト教歳時記101  4月11日
B今日の福音
 マコ4:35-41【突風を静める(マタ8:23ー27、ルカ8:22ー25)】その日の夕方になって、イエスは「向こう岸に渡ろう」と弟子たちに言われた。そこで、弟子たちは群衆を後に残し、イエスを舟に乗せたまま漕ぎ出した。ほかの舟も一緒であった。激しい突風が起こり、舟は波をかぶって、水浸しになるほどであった。しかし、イエスは艫の方で枕をして眠っておられた。弟子たちはイエスを起こして、「先生、わたしたちがおぼれてもかまわないのですか」と言った。イエスは起き上がって、風を叱り、湖に、「黙れ。静まれ」と言われた。すると、風はやみ、すっかり凪になった。イエスは言われた。「なぜ怖がるのか。まだ信じないのか。」弟子たちは非常に恐れて、「いったい、この方はどなたなのだろう。風や湖さえも従うではないか」と互いに言った。


C今日の暦   
○聖スタニスラオ司教殉教者(1036-1079年) ポーランドの保護者。両親はポーランドの名家の出身で、子どもに恵まれず、祈りつつ30年後授かった。感謝の心から、子を聖職者として神にささげると決め、信仰面、愛の行いの面でも立派になるようしつけた。スタニスラオは両親の期待にこたえ、貧しい人の世話もよくした。41歳でクラクフの司教となるが、国王ボレスラフ2世の不品行を戒め、王の反感をかう。ミサをささげているところ、王の部下によって殺害。
1885年 教皇レオ13世 P.M.オズーフ司教に託して明治天皇に親書(その治世を称え、日本のカトリック信者の保護を求める)
1961年 ホロコーストの責任を問うアイヒマン裁判はじまる(イスラエル)
1963年 教皇ヨハネ23世 回勅『パーチェム・イン・テリス-地上の平和 -』(1948国連人権宣言を評価)
1994年 ルワンダ虐殺: 国際連合平和維持活動にあたっていたベルギー軍が駐留先学校から撤退。フツ族民兵に襲撃され、避難していた2千名が虐殺される。以後拡大していく。


W今日の言葉   風や湖さえも従う
 イエスが行った奇跡には次のようなものがある。
  治癒に関するもの(病気を癒やす、悪霊・悪魔を追い出す、死者をよみがえらせる)
  自然に関するもの(水をぶどう酒に、食物を増やす、大漁、嵐を治める、湖上を歩く)
 奇跡は、神の国の到来を人々に表すためのしるしとして行われた。イエス自身の名誉や利益のためには行われていない。そのように誤解されることをイエスは避けた。(→5月19日W しるし②)
 「彼は不思議を行う人物であり、真理を喜んで受け入れる人々の教師であった(ヨセフス『ユダヤ古代史18・3・3,#63』)」。


Pワンポイント  ガリラヤ湖
 イエスの様々な活動の舞台の場となった。 大漁(ルカ5:6)、嵐を沈める(マタ8:24)、豚の群れが落ちて死ぬ(マタ8:32)、イエス湖上を歩く(マタ14:25)、ペトロも歩く(マタ14:29)、魚の口から銀貨(マタ17:27)、復活のイエスが現れた(ヨハ21)
  周囲53km、南北21km、東西13km、166平方キロメートル(琵琶湖の1/4)の面積。最大深度は43m。海抜マイナス213m。湖としては死海につぐ海抜の低さ。突風が吹くとすり鉢の下のような形態のため真空状態になり、高波が起こる。

3/9の説教

2014年03月08日 | 今月の聖書
四旬節1主日A【マタ4:1-11 誘惑を受ける】

クリックしてください → 礼拝説教より

 さて、イエスは悪魔から誘惑を受けるため、゛霊゛に導かれて荒れ野に行かれた。そして四十日間、昼も夜も断食した後、空腹を覚えられた。すると、誘惑する者が来て、イエスに言った。「神の子なら、これらの石がパンになるように命じたらどうだ。」イエスはお答えになった。「『人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる』と書いてある。」次に、悪魔はイエスを聖なる都に連れて行き、神殿の屋根の端に立たせて、言った。「神の子なら、飛び降りたらどうだ。『神があなたのために天使たちに命じると、あなたの足が石に打ち当たることのないように、天使たちは手であなたを支える』と書いてある。」イエスは、「『あなたの神である主を試してはならない』とも書いてある」と言われた。更に、悪魔はイエスを非常に高い山に連れて行き、世のすべての国々とその繁栄ぶりを見せて、「もし、ひれ伏してわたしを拝むなら、これをみんな与えよう」と言った。すると、イエスは言われた。「退け、サタン。『あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ』と書いてある。」そこで、悪魔は離れ去った。すると、天使たちが来てイエスに仕えた。

2/16の説教

2014年02月15日 | 今月の聖書
年間6主A【マタ5:17-37】

クリックしてください → 礼拝説教より

 言っておくが、あなたがたの義が律法学者やファリサイ派の人々の義にまさっていなければ、あなたがたは決して天の国に入ることができない。あなたがたも聞いているとおり、昔の人は『殺すな。人を殺した者は裁きを受ける』と命じられている。しかし、わたしは言っておく。兄弟に腹を立てる者はだれでも裁きを受ける。兄弟に『ばか』と言う者は、最高法院に引き渡され、『愚か者』と言う者は、火の地獄に投げ込まれる。だから、あなたが祭壇に供え物を献げようとし、兄弟が自分に反感を持っているのをそこで思い出したなら、その供え物を祭壇の前に置き、まず行って兄弟と仲直りをし、それから帰って来て、供え物を献げなさい。あなたを訴える人と一緒に道を行く場合、途中で早く和解しなさい。さもないと、その人はあなたを裁判官に引き渡し、裁判官は下役に引き渡し、あなたは牢に投げ込まれるにちがいない。はっきり言っておく。最後の一クァドランスを返すまで、決してそこから出ることはできない。」
 「あなたがたも聞いているとおり、『姦淫するな』と命じられている。しかし、わたしは言っておく。みだらな思いで他人の妻を見る者はだれでも、既に心の中でその女を犯したのである。
 「また、あなたがたも聞いているとおり、昔の人は、『偽りの誓いを立てるな。主に対して誓ったことは、必ず果たせ』と命じられている。しかし、わたしは言っておく。一切誓いを立ててはならない。
 あなたがたは、『然り、然り』『否、否』と言いなさい。それ以上のことは、悪い者から出るのである。」

1/5の説教

2014年01月04日 | 今月の聖書
主の公現Α【イザ60:1-6+マタ2:1-12】

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 イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。そのとき、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、言った。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。」これを聞いて、ヘロデ王は不安を抱いた。エルサレムの人々も皆、同様であった。王は民の祭司長たちや律法学者たちを皆集めて、メシアはどこに生まれることになっているのかと問いただした。彼らは言った。「ユダヤのベツレヘムです。預言者がこう書いています。「ユダの地、ベツレヘムよ、お前はユダの指導者たちの中で決していちばん小さいものではない。お前から指導者が現れ、わたしの民イスラエルの牧者となるからである。』」そこで、ヘロデは占星術の学者たちをひそかに呼び寄せ、星の現れた時期を確かめた。そして、「行って、その子のことを詳しく調べ、見つかったら知らせてくれ。わたしも行って拝もう」と言ってベツレヘムへ送り出した。彼らが王の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。学者たちはその星を見て喜びにあふれた。家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。ところが、「ヘロデのところへ帰るな」と夢でお告げがあったので、別の道を通って自分たちの国へ帰って行った。