喜べ

祈れ、感謝せよ! (by モーセ神父)

福島では?

2011年03月29日 | 時事
症状が出るのは、1,000ミリシーベルトからである。極端な例では、全身に4,000ミリシーベルトをあびると、60日後に50%の確率で死亡する。しかし「およそ100ミリシーベルトの蓄積以上でなければ発がんのリスク」も上がらない。さらに「危険が高まると言っても、100ミリシーベルトの蓄積で、0.5%程度」の上昇である。「そもそも、日本は世界一のがん大国」で、2人に1人が、がんになる。つまり、「50%の危険が、100ミリシーベルトあびると50.5%」となる計算である。よって2011年3月15日に東京周辺で観測された放射線量(1マイクロシーベルト/時間)と比較すると、「タバコを吸う方がよほど危険」である。「1時間当たり1マイクロシーベルトの被ばくが続くと、11.4年で100ミリシーベルトに到達」する計算となり、この数字を見ると「いかに危険が少ないか」がわかる。
http://www.u-tokyo-rad.jp/data/toudaivol4.pdf

「これからの道のり」英隆一朗神父のメッセージ

2011年03月25日 | 時事
これから心がけること
1.できる限り、日常の生活に戻るように努めましょう。直接に被害を受けた人びとはもちろんのことですが、間接的に被害を受けたり、被害に心を痛めておられる方々にもかなり疲労が蓄積していると思います。まだこれから長い道のりがあるので、無理をしすぎないように、心配しすぎないようにして、なるべく日常の生活を淡々と過ごしていく 工夫が必要だと思います。まだどのような事態が起こるか分からないので、適切な情報 収集は必要です。しかしながら、あまり悲劇を見つめすぎないように。否定的なことばかりを考えるのを差し控えましょう。むしろ、日頃の趣味や楽しみも大事にしましょう。休養もしっかりとりましょう。これから長いマラソンを走っていくつもりで、ゆっくりいきましょう。

2.思いがけない不便や困難がまた襲ってくるかもしれません。その際、キリスト者の心がけとして、イエスの十字架の道を思い起こしましょう。自分だけが苦しんでいるのではなく、いつも主がともにいてくださり、ともに苦しみを担ってくださっていることを祈りの中で確認しましょう。そして、十字架は必ず復活につながっていることを信じて、未来に希望をもっていきましょう。

3.この出来事がなぜ起こったのかという疑問を抱いている方は多いと思います。心が冷静になってきたら、少しずつこの災害の意味を信仰の観点からふりかえってみましょう。神はこの出来事を通して自分に何を語りかけているのか。どのようなことに気づくだろうか。これから何を変えていくように呼ばれているのか。一人ひとりが祈りの中で静かにふりかえりましょう。また自分の気持ちや気づき、疑いや希望をまわりの家族や友人とわかち合うようにしましょう。ふりかえりとわかち合いを通して、信仰の観点から少しずつ出来事を心から受けとめ、前に向かっていく力と未来を変えていく真の回心と新 たな生き方が生まれてくることでしょう。

心に緊張や不安をかかえている人は、以下のようなイメージ黙想をすることを勧めておきます。
A.悲しみや不安を心にいだいている自分(直接、間接の被害を受けて)のために
自分の疲れた心に、神の愛がシャワーのように降り注ぐのをイメージしましょう。ちょうど冷たい体がお湯のシャワーで温まっていくように。神の愛が自分の心に注がれて、だんだんと不安や緊張、悲しみや怒りが洗い流されていくように。そのようなイメージで神の愛の注ぎを味わいます。神さまはどんな状況でも、あなたのことを大切に見守ってくださいますから。
最後に(例えば)、「主の祈り」や「聖母マリアの祈り」を唱えましょう。

B.被災者の方々、亡くなった方々、被災者を助けている人たち(原発の事故処理に取り組んでいる人たちも合わせて)のために
彼らにもイメージ黙想で助けてみましょう。被災して苦しんでいる人びとや支援している人びとの姿を思い浮かべましょう。彼らの苦しみや痛みを味わうだけでなく、さらに、彼らの上に神の愛が注がれていき、彼らの姿に笑顔や希望、平安や勇気が戻ってくるのをイメージしましょう。被災者が今の困難を受けとめ、元気を取り戻していく姿や、復旧作業に必死に従事している人びとが守られ、任務を無事遂行している姿を思い描くのです。神の愛が注がれることによって、絶望が希望に変えていく姿を祈っていきます。
最後に(例えば)、「平和を求める祈り」(アシジのフランシスコ)を唱えましょう。

C.放射能汚染で怯えている人のために
冷静に考えると、30キロ圏外に住んでいる人に大きな健康被害があるとは思えません。それでも不安感が拭えず、心配でたまらない人もおられるでしょう。そういう人は以下のイメージ黙想をどうぞ。
死の灰が自分に降り注ぐ(あるいは体内に蓄積する)恐怖のイメージを手放します。その代わりに、神の愛(あるいは聖霊)が天から降り注いでくるのをイメージします。春の温かい雨が大地を潤すように、神の愛がすべての不浄なものを洗い流していく様子を思い浮かべます。神の愛のシャワーがあらゆる放射性物質を洗い流し、吹き飛ばしていきます。体内に蓄積されるごく微量の物質さえもすべて洗い流してくれます。ついでに、心の中にある不安やおそれもすべて洗い流してもらいましょう。
最後に(例えば)、「聖霊の続唱」(典礼聖歌351番)を唱えましょう。今のところ、放射能汚染に効く聖人は知らないですが、そういう聖人がいたら、取りなしを祈っておきたいですね。

D.エコロジーに関心のある方のために
 私たちは人間への悪影響ばかりを心配していますが、放射性物質は山も海も、動物も植物もすべてを傷つけ、痛めています。傷ついたすべての自然に対して、ごめんなさいと謝る祈りもささげましょう。人間の方が謝り、自然との和解を願うのです。私たちが謙遜にゆるしを願うならば、神も自然もゆるしてくださるでしょう。そして、人間と大自然が調和して、共存している姿をイメージしていましょう。どのようなイメージが浮かんでくるでしょうか。私は黒澤明監督の『夢』という映画の最後の夢のシーンが思い出されます。
最後に(例えば)、「太陽の賛歌」(アシジのフランシスコ)を唱えてみましょう。


E.それでも苦しい人のために
 十字架上のイエスをイメージで思い浮かべましょう。そのイエスに向かって、自分の今の苦しみ、悲しみ、怒りを率直に話します。自ら苦しむイエスがそれをすべて受けとってくださるようなイメージで。彼はすべての痛みや不幸を身に帯びておられます。そのイエスにすべてを打ち明け、彼から力となぐさめをもらってみましょう。
 最後に(例えば)、「キリストに向かう祈り」(イグナチオ・ロヨラ)を唱えましょう。
 この十字架の苦しみが最後には復活の喜びに変わっていきます。それを信じて、これからの長い道のりをともに歩んでいきましょう。

英 隆一朗(イエズス会司祭)
http://hanafusa-fukuin.net/article/192414641.html

パニック対策

2011年03月23日 | 時事
 今回の報道をみるに「この情報は出さないほうがいい」「この情報は控えめに流そう」と選択・操作していることが垣間見られた。国は大事件が起こった時、このように対処するということがよくわかった。
 3号機の復旧を優先していることは、放水量からも電源回復の試みからも明らか。その根本の理由が積極的に報道されることはない。被ばく量も、少し考えればすぐにおかしいと気づくような嘘で、大丈夫と言っている。
  http://takedanet.com/2011/03/post_b9fc.html
 パニックになったらそれだけで被害を大きくしかねないという懸念があるから。そのためその心配の少ない海外の報道を確認することで冷静な的確な情報を得られた。
 都より水道水から放射性ヨウ素が検出されたので乳幼児に飲ませぬよう速報した時も、テレビ出演中の学者は「この程度大したことないのだから報道することはどうかと思う」と言っていた。当然、都民がミネラルウォーターの買い占めに走ったら被災地はどうなるという配慮があるのだろう。
 しかし「大丈夫、心配ない」と言い続けて、大きな被害を与えることになったらどうするのだろう。

杞憂(福島原発のこと)

2011年03月17日 | 時事
 次のようなメールが届いています。もちろん私が書いたものではありませんし、内容についての真実性について私は判断できません。とにかく祈りましょう。
 お前たちの周囲に残された国々も、主であるわたしが この破壊された所を建て直し、荒れ果てていたところに 植物を植えたことを知るようになる(エゼ36:36)------------------------------------------------------------
 最新の英国政府内部の情報では、最悪の事態(連鎖的大爆発)が起きる可能性は地震発生時の予測よりも相当減少したそうです。
 また、爆発が全く予測されていなかったチェルノブイリとは違い、日本の方は最初から「応急処置」が多数講じられている上、設計と仕様に違いがあることから、仮に複数の原子炉が大爆発しても漏れる放射能は全部でもチェルノブイリよりも少ないかもしれないとの事。大爆発の確率も、「応急処置」による「ゆっくりとした」破損のおかげで落ちてきた模様。
 そして、現実的な最悪の事態は、1機か2機の大爆発で済むとの事。さらに、既に相当範囲の住民を避難させている事から、大爆発してもチェルノブイリ級の被害者(人間)は出ないであろうとの事。もちろん、その場合でも、土壌や農産物はかなり汚染され有害になりますし(汚染食品を食べればチェルノブイリの人々と同様の末路が待っています)、広島程度までも相当量の放射能は飛びますが、人間の健康を深刻に害する直撃は、東京では起きないとの事。
 とりあえず、放水による冷却にさえ成功すれば、(問題解決はしないが)想定される最悪の事態が起きる確率は激減するとの事。とりあえず、原発付近が駄目になっても、首都圏は間違いなく救われるそうです(事態の度合いによって、生活への支障は続きますが)。
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(上のメールにより修正されたこと↓)
 問題なのは、6つの原子炉が大爆発をする可能性の方です。チェルノブイリでは、操業休止中だった4号炉が制御不能に陥り、メルトダウン(全炉心溶融)後、大爆発したのですが、1~6号機もメルトダウンの寸前で(いくつかの原子炉はメルトダウンの最中です)、大爆発を寸前で食い止められるかが誰にも予測できないのです。放水も一時的な処置ですし(放水=応急手当程度のイメージです)、それすらも成功するかどうか、誰もわかっていないのが実情です。
 パニックを防ぐため、政府もマスコミも大爆発が起きる確率とその被害予想を公表していないのです。危機感を極力出さないため、政府・東電・マスコミ(+米軍)は情報を統制しており、真実を告げながらも重要事実は告げていないのです。それゆえ原発関係の情報公開はかならず1時間程度は遅れて開示され、文言にも相当手が入っているのです(東電のせいではないです)。つまり、計画停電と同じく、毎日毎日ぎりぎりになるまで避難範囲を拡大せずに、事態を見極めながら、できる限り真の危険性を報道しないようにするでしょう。
 ちなみに、チェルノブイリは出力100万キロワットでしたが、第1原発では1号機から6号機までの総出力は約470万キロワットであり、一つが大爆発を起こせば残りも爆発するのは必定で、広島までが人体に危険の出る範囲に入ります。
 ですから、米シンクタンク「科学国際安全保障研究所(ISIS)」が、第1原発は国際原子力事象評価尺度(INES)で上から2番目の「レベル6」に近く、チェルノブイリ原発事故に匹敵する「レベル7」に達する可能性もあると指摘しているのです。外国の政府や大企業が駐在員を本国に一時帰国させているのは真っ当に正しく、海外に避難したいくらいです。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/1310?page=4
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文科省放射能水準調査結果
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1303723.htm

日課

2011年03月03日 | 信仰生活
 私が毎日している(したい)日課です。
 読書として
①ヘルンフート兄弟団「日々の聖句(ローズンゲン)」(ベテスダ奉仕女母の家出版部)
②ヴァ(ワ)ルトルタの本(あかし書房、天使館)
③チャ-ルズ・E.カウマン「潤った園のように(荒野の泉)」(日本ホーリネス教団)
④聖書1章(旧約4章に新約1章の割合で)
⑤「カトリック教会のカテキズム要約」10項(カトリック中央協議会)

 あとは体の面で
⑥ヨーガ