昨日は、かみさんと毎年恒例となった小曽根真のクリスマス・コンサートへ出かけた。
この日は、渋谷東急文化村のオーチャードホールだ。
小曽根真のジャズピアノに、ラテンパーカッション、ハーモニカ、バイオリン、ビオラ、チェロの6名というメンバーで、ジャズピアノを中心にジャンルも様々なセッションを楽しんだ。
特に印象に残ったのは、ハーモニカだ。
ハーモニカは、リード楽器のひとつなんだということに気付かされた。
ハーモニカのジャズは始めてのことで、その鮮やかさには驚かされた。
音質は、ソプラノ・サックスに近い、ビートの細かいフレーズなどは、息を吸ったり吐いたりするのでさぞかし大変なんだろうと思う。
また、小曽根真作曲になる組曲では聴き入るばかりでなく、舞台演出も素晴らしく見入る内容で、瞬きを忘れた。
奥さんの舞台プロデュースではないだろうか。
さらには、小曽根真が音楽を担当した井上ひさしの「虐殺」という演劇の中の曲なども紹介され、その多才振りを感じさせた。
最後には、陣内孝則が登場し、軽快なMCで会場を沸かせ、見事なヴォーカルで会場を魅了した。
この日のサプライズは、聴衆に交じって客席にいたのは、塩谷哲、時任三郎。
定番のふたりなので、サプライズでもないか・・・。
ジャズ・ピアニストの小曽根真だが、ジャンルに捕われない多才さは、正にフュージョンの世界だ。