キースのサンポタリング日記

ひととき仕事を忘れ、他愛のない話でもしましょ。

オフレコが許される場合とは・・・

2011年07月19日 07時41分35秒 | うんちく・小ネタ

旧いネタで恐縮だが・・・、
被災地の知事を訪ねた松本復興相の発言について
ブログ記事に書いたが、日経産業新聞に面白い記事
があったので、全文を紹介しよう。

今朝の日経産業新聞の「眼光・紙背」というコラムから。

『 松本龍前復興相が3日の村井嘉浩宮城県知事との
会談で、自らを引責辞任に追い込む郷言を連発した。
住民の意思で選ばれた地域の首長である都道府県知
事に対し、首相に任命された一閣僚にすぎない大臣
が命令調で会話した点。被災者の神経を逆なでする
ような「知恵を出さないやつには、国はなにもしな
い」はつげんなどなど、国中から非難を集めるのは必至
の内容だった。あえてそのような発言に及んだのは、
「オフレコ」が成立すると信じ、発言内容が国民の
知るところとはならないと考えていたからだろう。
「今の部分はオフレコ。書いた社はもうそれで終わ
り」と、臨席していた報道記者をどう喝したのがそ
の証拠だ。
 取材される経験が豊富なはずの政治家にしてはい
かにも非常識と言わざるをえない。複数の報道機関
の記者がいる場、記者だけでなく各種関係者がいる
場、まして公人として訪れている場において、オフ
レコはそもそも成立するはずもない。演説や講演で
「これはオフレコですが」といって秘密めいた話を
するのは聴衆を引きつける話術の一種にすぎない。
本当に成立するオフレコは、信頼関係が成立してい
る記者個人に対し、自らの生命やキャリアを守りつ
つ重要情報を伝えるときのみである。記者側は情報
源個人の生命や立場を保護するために受け入れる。
自らの暴言を覆い隠すために記者団をどう喝するな
ど民主主義の議員として失格である。  (狂歌人)』

以下は、記事の写真。

Cimg4002


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。