元々健康(病気を含む)に無頓着だった私が、
生活習慣(「メシ」「フロ」「ネル」)をホンの少し見直しただけで、
体調不良(肉魚酒アレルギー)が治ったばかりか、
今迄に弱めてきた身体の働きを立て直す事ができました。
これが契機になり、
私は健康(病気を含む)に関心を持つようになっていったのです。
そしてこの時に、
私の周囲の身近な人達の状況を観て、
マタ私の接骨院に来るお客サンを観て思った事は、
ナゼこの人達の体調不良(ケガや病気を含む)は治らないのだろうか？
何時迄、体調不良(ケガや病気を含む)を治さずにいるのだろうか？
そして自分の体調不良(ケガや病気を含む)は全く治っていないのに、
良好な体調(絶好調)になれた私の経験を否定したばかりか、
自分の体調不良(ケガや病気を含む)が治っていないのは棚に上げて、
私に善意の助言をしてくれた人ばかりいた事で、
善意の助言とは、
体調不良(ケガや病気を含む)が治らない考え方や方法を勧めてくる事です･･･が、
これは決して悪意があっての発言ではなく、
私の体調を心配しての発言です･･･からタチが悪いのです。
(私の接骨院に来るお客サンでも、
生活習慣(「メシ」「フロ」「ネル」)の見直しを始めて、
少しずつ身体(体調)に変化がでてきのすと、
その時の変化が理解できない人が心配して、
イロイロとアドバイス(善意の助言)を受けるようです。)
ナゼ身体(体調)が回復してきた人の姿を素直に観る事ができないのでしょうか？
この疑問を少しでも解決しようと思い、
私は健康(病気を含む)に関してイロイロと調べるようになり、
その手始めとして健康問題の現状を調べたのです。
それが、
「国民総不健康時代」(2024/03/04)
「曖昧な健康と病気」(2024/03/11)
「病気基準の健康」(2024/03/18)
「家畜の健康管理」(2024/03/25)
です。
これで頭を整理した私は、
多くの人の健康観(健康や病気の考え方＝基準)は偏っていて、
これで一生を健やかに生活するのは難しい(無理)。
という事でした。
「国民総不健康時代～家畜の健康管理」(2024/03/04～2024/03/25)は、
平成18年(2006年)に第1回目のブログに掲載した古い記事ですが、
この記事がアナガチ私の空想妄想話しでなかった事は、
十数年経った今でも健康に関する状況は何も変わっていない･･･どころか、
この間に無視できない程の大きな問題に育っている事でも分かると思いますが、
これは、
従来型の健康観(健康や病気の考え方)だけでは通用していないのが明らかになった。
と考えられるのです。
それでは私達の健康観(健康や病気の考え方)が偏ってしまったのは、
何時からなのかかを調べたのが、
「歴史から健康を考えた①」(2024/04/01)
「歴史から健康を考えた②」(2024/04/08)
です。
これも平成18年(2006年)に第1回目のブログに掲載した古い記事ですが、
この記事で分かった事は、
私達の健康観(健康や病気の考え方)が偏ってしまったのは、
両親や祖父母だけではなく、
人によっては祖々父母や祖々々父母の代からの、
伝統(躾けとか刷り込み等)の部分が大いに影響していた・・・という事なのです。
例えば私の場合でいえば、
幼少期に父母やお爺チャンお婆チャンから、
「出されたモノは好き嫌いを言わずに食べなさい。」とか、
「お茶で流し込まずによく噛んで食べなさい。」とか、
「肘をついて食べてはいけない。」とか、
「背中を丸めて歩いてはいけない。」とか、
「男だったら泣くな。」みたいな事を口うるさく言われてきたのですが、
(厳しくのなかには時に手が飛んできた事もありました。)
これは今思えば父母やお爺チャンやお婆チャンは、
健康(病気予防)を意識して言ったものはあまりなかったのですが、
実は幼少期の躾けには健康(病気予防)の知恵も多く含まれていたのです。
そこで今の状況を観てみますと、
昔、私が口うるさく(厳しく)言われていた事(躾け？)は、
今では言われなくなったり、
その代わりに当時とは違う事が言われるようになったのです。
(幼少期の躾けと健康の関係に関しては後述します。)
つまり私達が体調不良(ケガや病気を含む)がナカナカ治らないのは、
決してその人だけの問題ではない･･･という事になるのですが、
然し誰が悪かったとしても、
体調不良(ケガや病気を含む)が治らなかった時の、
不快な症状や不安の気持ちや、
その状態から逃れるための費用は、
全て自分持ちなのは確かなのです。
そんな事から次に私が思った事は、
私が体調が良くなった考え方や方法を否定する人は、
つまり偏った健康観(健康や病気の考え方)を続けていく人は、
どのような経過を辿っていくのかで、
これに関しては、
私の周囲の人達の経過を観て、
そして私の接骨院に来るお客サンから詳細に話しを聞いて書いたのが、
「体調が悪くなる経過①」(2024/05/13)
「体調が悪くなる経過②」(2024/05/20)
「体調が悪くなる経過③」(2024/05/27)
なのです。
流石にこの記事を書いた時(平成18年(2006年))には、
「こんな人もいるのかなア･･･」と、
ウスラボンヤリと思う程度だったのですが、
然しこの記事に書いてから、
意識して接骨院に来るお客サンの身体を観て話しを聞いていきますと、
「(私も含めて)この記事に書いた人ばかりだった。」
と分かったのです。
つまり「体調が悪くなる経過①～③」(2024/05/13～2024/05/27)は、
私の接骨院に来ているお客サンで、
生活習慣(「メシ」「フロ」「ネル」)の見直しを、
地道に続けている人の話しを聞き身体を観られた事で、
マタ頑なに拒んでいる人(中途半端な人を含む)の話しを聞き身体を観られた事で、
確信が持てた事なのです。
長い時間をかけて身体を弱めてきた人は、
身体の働きが回復していく途中で様々な症状をだしてきます。
つまり今迄の体調不良(ケガや病気を含む)で、
治し損なったモノ(弱ったままになっているモノ)が、
一つ一つ騒ぎ出してくる(当時の症状が再現される)のです。
これを私は「再発」と言っています。
そして何度も「再発しては治す」を繰り返して体調を回復させていくのです。
そして「再発しては治す」事を繰り返すのを、
私は「ツケ払い(清算)」と言っています。
(これに関しては後述します。)
その時の体調不良(ケガや病気を含む)が、
全くの御新規サンか御馴染みサンかは原因で判断するしかありません。
それは、
①過去に同じ部分が悪くなった事があるか？
②それが誰が聞いても納得できる明確な原因か？
で判断するしかなく、
過去にもナッた事があり、(それも何度も･･･)
そして今回体調不良(ケガや病気を含む)になった原因が、
誰が聞いても「？」になるような曖昧な(些細な)原因であったり、
思い当たる原因がなかった場合は、
シュッチュハック過去の体調不良(ケガや病気を含む)の「再発」か、
それ(治し損ねたモノ)に関連した不調なのです。
「じっちゅうはっく【十中八九】」の解説
十のうちの八か九まで。副詞的にも用いる。ほとんど。おおかた。
「—は大丈夫だろう」「—間違いない」
「goo辞書：じっちゅうはっく【十中八九】」より
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%8D%81%E4%B8%AD%E5%85%AB%E4%B9%9D/
つまり体調不良(ケガや病気を含む)で、
症状(検査結果も症状の一つ)だけを目安(指標)に判断するのは、
ある程度の目安(指標)になっても、
体調不良(ケガや病気を含む)の回復を判断する目安(指標)にはならないのです。
特に薬(ヤク)で症状(検査結果も症状の一つ)ほ消すのは、
全くと言っていいほど目安(指標)としては使えないのです。
ところが実際には、
業者(医療福祉従事者＋代替療法の施術者)サンは、
症状(検査結果も症状の一つ)だけで治療を始めて、
私達も症状(検査結果も症状の一つ)の有無程度だけで、
体調の良し悪しを判断しているのです。
原因が明確な急性の体調不良(ケガや感染症等)は除きますが、
慢性の体調不良(病気を含む)でも原因がないのではありません。
原因は業者(医療福祉従事者)サンや私達が、
思ってもみない時期(過去)に、
思ってもみない事(ケガや病気等)が原因で、
今、不快な症状(検査結果も症状の一つ)でたり病気になっているのです。
(これに関しては後述します。)
私の接骨院に来るお客サンで、
地道に生活習慣(「メシ」「フロ」「ネル」)の見直しを続けた人は、
弱った身体の立て直しが進んでいく途中で、
過去のケガや病気で治し損ねたモノや、
過去に受けた(最近も含む)手術の跡や、
過去に使っていた(今も使っている)薬(ヤク)で、
身体の働きをコントロールしていた部分が、
次々と騒ぎ出してきたり、
治し損ねたモノを身体に燻らせた儘にして、
身体の働きを弱めてきた部分が騒ぎ出してくるのです。
(「騒ぎ出す」とは過去のモノが「再発」する事です。)
特に過去に治し損ねたモノが身体に燻った儘(野放し)にしておけば、
燻らせていない人よりも身体の働きを弱めていきますから、
そんなワルモノを退治しない限り、
何れ身体的・精神的に関係なく、
その人も弱点に様々な不調(症状)をだすのは当然なのです。
少なくとも業者(医療福祉従事者)サンが、
「加齢(年)」だと言っている体調不良(病気を含む)は、
体調が悪くなった時に原因があるのではなく、
過去の何等かの事が原因で今の状態(体調不良(病気を含む))になっている事で、
これを説明している医学用語を私には見つけられなかったので、
私達のような医療福祉の素人でも納得できる言葉を探してみましたら、
仏(ブツ)用語の「因果応報」だったのです。
「いんがおうほう【因果応報】」の解説
人はよい行いをすればよい報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがあるということ。もと仏教語。行為の善悪に応じて、その報いがあること。現在では悪いほうに用いられることが多い。「因」は因縁の意で、原因のこと。「果」は果報の意で、原因によって生じた結果や報いのこと。
「goo辞書：いんがおうほう【因果応報】」より
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%9B%A0%E6%9E%9C%E5%BF%9C%E5%A0%B1/
(医療福祉の素人である私達が健康(病気を含む)を考える時には、
医学的な根拠(エビデンス)だけで考えるのは不十分です。
業者(医療福祉従事者＋代替療法の施術者)サンの言っている事(説明)が、
私達の生活の中でどんな時にソレが起こっているのか具体的に考えられる事、
つまり「理(屈)と実(際)の一致」が大切なのです。
そして業者(医療福祉従事者)サンの説明を丸暗記して分かった気になっている人を、
私は「知ったか振り(雑学博士)サン」だと思っています。)
更に言いますと、
特に健康(病気を含む)では「善因善果・悪因悪果」の方が分かりやすいのかもしれません。
ごう／業
心身による行為。･･････業には思業・思已業、表業・無表業、身・口・意の三業など種々の種類がある。業とは、思業・思已業に大別されるように、意志の発動と、その意志によってなされる行為とのことであり、身体(身)・言語(口)・心理(意)の三種によって形成される。業はただの行為ではなく、それが善業あるいは悪業であれば、必ず楽あるいは苦の結果が伴う。一般に「自業自得」といえば、特に悪い行いによってその報いを受けることをさすが、業の理論においては、善い業もまた報いを残すとされる。業の報いについては、俗に「善因善果・悪因悪果」というが、これは「善因楽果・悪因苦果」というのが正しく、善や悪の業によって受ける報いは楽や苦という感受であり、報いそのものは善でも悪でもない。ただし、強力な善業や悪業は、その余力を身体に残し、その後の行為を規制する。例えば、受戒などがこれにあたり、このような業を無表業という。業は、インド思想に広くみられるが、仏教の業の理論の特徴は意業に重きを置く点にある。これは実際の行動よりも、その行動を起こすに至った動機に重きを置くということである。そして、そのような心を制御することが、仏道実践の目的である。また業は、しばしば現世の境遇を過去世の行いによって説明するために用いられるが、これは業の理論の一面にすぎない。業の理論において最も重要なことは、『スッタニパータ』一三六偈に説かれるように、人間の価値がその行いによって定められることにある。生まれではなく、行いによって人の価値は決まるものであり、その行いが自らの意志によって善いものにできる、ということが仏教における業の理論の重要な点である。
【資料】『俱舎論』業品
【参考】木村泰賢『小乗仏教思想論』(『木村泰賢全集』五、大法輪閣、一九六八)
【参照項目】→三業、正定業・助業、因果応報
【執筆者：石田一裕】
「WEB版新纂浄土宗大辞典：業」より
http://jodoshuzensho.jp/daijiten/index.php/%E6%A5%AD
これを健康(病気を含む)に置き換えて考えてみますと、
何時迄も元気に生活できる(ピンピンコロリできる)か、
体調不良(ケガや病気を含む)が治らずに辛くて不安な思いをして生きていくかは、
(本来の急性以外では)全て過去にアッた何か原因で、
その結果が今の態だといえるのです。
つまり、
幾ら頭(理(屈))では正しい事をしていたとしても、
それが身体(実(際))にも正しいとは限らない。
その時のその人の身体(実(際))に、
負担がかからない(負担の少ない)生活をしてきた、
マタはかけた負担が解消できた結果が、
今の元気(健やか)な状態で、
身体に負担のかかる(負担の大きい)生活を続けて、
解消できなかった結果が、
今の体調不良(病気を含む)の辛くて不安な生活。
タダそれだけの事なのです。
このように考えますと、
現在は昭和時代のように、
「身体に良い(と言われている)事をヤリ、
身体に悪い(と言われている)事をヤメる。」だけでは、
体調不良(ケガや病気を含む)を適切に回復させて、
健康状態を維持向上する事は難しいと思いますし、
それを業者(医療福祉従事者)サンが考えてくれる事もないのです。
令和の現在に健康(病気を含む)を考える人は、
「実際の行動よりも、その行動を起こすに至った動機に重きを置く」
と書いてあるように、
今迄の考え方から一歩進んで、
「ナゼその方法を選択してのか」
つまり動機が大切で、
それが自分の身体にとって正しかったのか間違っていたのかを、
義理人情に囚われず自分で判断していかなければならない･･･という事なのです。
それが私の接骨院では、
生活習慣(「メシ」「フロ」「ネル」)を見直す事から始まるのです。
完
