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「しれは迷ひしらねは迷ふ法の道
 なにかほとけの實になるらん」
至道無難禅師の句は健康にも通じるのです。

体調が悪くなる経過②

2024年05月20日 | 私見

「最初の一つ」を持った子供が、
幼稚園(保育園)や小学校に通う頃になりますと、
早くも明らかな体調不良として症状をだす子供がでてきます。
軽いモノであれば●●●・●●●●●●●●等があり、
少し軽くないモノであれば、
●●●●●●●●・●●●●・●●●●●●●等の●●●●●●があります。

然しこの時期の体調不良(病気を含む)は、
業者(お医者や代替療法の施術者)サンが、
原因を特定しない(特定できない)事や、
本人が適切に説明できない(本人の訴えに信憑性がない)事や、
慢性でも歴史が短いから放置しておいてもマダ症状が消え易く、
対症療法(薬や理学療法等)でも症状が消え易い事から、
仮に医療機関を受診しても、
殆どの場合が経過観察という(実際には)放置で済ませられたり、
セイゼイ薬を処方される程度で、
それで症状が消えると、
業者(お医者サンや代替療法の施術者)サンや親は治ったと勘違いするのです。

マタこの時期まで「最初の一つ」を作らずにヤッてきた子供も、
この時期になった急性の体調不良(ケガや病気を含む)を、
例えば捻挫や打撲や骨折等のケガの時の治療(RICEの処置等)とか、
●●●●●●●・●●・●●●等の●●●の治療や、
予防での解釈の間違い等で、
「最初の一つ」を作ってしまう子供もいます。
つまりこの時期の子供には、
同じ体調不良(ケガや病気を含む)でも、
急性(御新規サン)と慢性(御馴染みサン)があるのです。

これ(急性か慢性か?)を正しく判断するには、

①今回、体調不良(ケガや病気)になった理由が妥当か?
②出生時からの既往歴。

を確認するしかないのですが、
業者(お医者や代替療法の施術者)サンは、
①②はあまり重視しておらず、
症状(検査結果も症状の一つ)の有無や程度だけで判断して、
急性も慢性も同じ扱い(対症療法)ですから、
これで急性(御新規サン)の子供は「最初の一つ」を作り、
慢性(御馴染みサン)の子供は、
セッカク身体が治し始めて症状を再発させたのを(後述)、
マタ燻らせた状態に戻してしまうのです。

然し何れの場合も、
症状は消えてしまえば身体は楽になりますから、
業者(お医者や代替療法の施術者)サンや親は、
「治った(良くなった)」と判断するのですが、
実はこれは問題を先送りにしているだけなのです。

このようして身体に火種を燻らせた子供が、
小学校高学年や中学生になりますと、
日常生活での運動量が増えたり、
勉強や趣味の時間が増えたり、
中には身体が未熟の時期(筋骨格の成長期前)であるにも係わらず、
野球やサッカー等の身体の一部分を酷使する運動(スポーツ)や、
激しい運動(スポーツ)を始めたりして、
これが余裕の無い身体に大きな負担になるのです。

ここで大切な事は、
この時期の生活環境の変化が、
子供の身体に大きな負担になっているのかは、
親や周囲の身近な大人が判断しなければならない事で、
これは親や周囲の身近な大人の信条が、
子供の健康状態に大いに影響するという事なのです。
これに関しては後述します。

考えたり行動したりするうえで、基本としているやり方。
「goo辞書:信条」より
https://dictionary.goo.ne.jp/thsrs/14028/meaning/m1u/

つまり今迄に自由に振る舞ってきた子供は、
成長と伴に生活の自由度が増して、
ゲームやスマホで夜更かしをするようになったり、
食事でも好き嫌いが激しくなったり、
何時でもお菓子を食べたるようになったり、
マダマダ幾つもありますが、
これが余裕の無い身体に更に大きな負担になるのです。

余裕の無い身体に、
更に大きな負担をかけてしまうという事は、
身体は些細な事をキッカケにして、
燻っている火種が再び燃え始める(体調不良になる)事になります。

然しこの時も前回と同様に、
多くの場合が大した症状ではなく、
検査でも明確な異常が出なかったり、
暫くすると症状が消えてしまったり、
本人の訴えに信憑性がなかったりして、
ヤハリ前回同様に業者(お医者や代替療法の施術者)サンは、
症状だけで病名を付けて経過観察(実際の放置)をするか、
セイゼイ薬物療法や理学療法でお茶を濁すのです。

「御茶(おちゃ)を濁(にご)す」の解説
いいかげんに言ったりしたりしてその場をごまかす。「冗談を言って—・す」
「goo辞書:御茶を濁す」より
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%BE%A1%E8%8C%B6%E3%82%92%E6%BF%81%E3%81%99/

確かにこれでもマダ症状が軽減消失する場合も多いので、
症状が消えれば、
業者(お医者や代替療法の施術者)サンや親は、
「治った(良くなった)」と勘違いしてしまうのです。

そして今回も前回同様に、
この時期の体調不良(ケガや病気を含む)にも、
(相当少なくなりましたが)
急性(御新規サン)と慢性(御馴染みサン)の二種類があります。
ソレ(急性か?慢性か?)を正しく判断するには、
体調不良(ケガや病気を含む)になった理由が妥当なモノか、
どのような既往歴があるのかを詳細に聞き取り、
判断するしかないのですが、
何れも業者(お医者や代替療法の施術者)サンや親や本人は、
症状を消す事しか考えていませんから、
これで急性(御新規サン)の子供は「最初の一つ」を作り、
慢性(御馴染みサン)の子供は、
折角身体が回復を始めた身体の反応(再発)を消して、
再び燻らせた状態に戻してしまいすから、
仮に症状が軽減消失して身体が楽になったとしても、
ヤッパリ問題を先送りにしているのです。

マタこの時期に考えなければならない事として、
小学校高学年や中学生という、
身体が未熟な時期(筋骨格の成長期前)に、
サッカーや野球のような身体の一部分を酷使する運動(スポーツ)や、
激しい運動(スポーツ)を熱心に行う子供ほど、
その環境に身体が適応する事です。
その代表的なモノには、
●●●・●●●●・●●●●●●●●●●●●●等の骨変形があります。

このような骨変形に対して業者(お医者や代替療法の施術者)サンは、
単純に使い過ぎ(酷使)が原因だと考えているようですが、
これは半分がウソで、
使い過ぎ(酷使)だけが原因とは考え難いのです。
その根拠は同じ運動(スポーツ)をして、
同じような練習をしている子供でも、
骨が変形する(少数の)子供と、
骨が変形しない(多数の)子供がいるからです。

それでは骨変形が始まるのは、
使い過ぎ(酷使)以外に何が原因として考えられるのか?

考えられる事は、
骨変形が始まる子供は、
既に下地(以前に治り損ねたモノを含む)ができていて、
そこに激しい運動(スポーツ)や、
身体の一部分を酷使する運動(スホーツ)を始める事で、
その子供の弱っている部分にも大きな負担をかけるようになり、
その負担を少しでも減らそうと、
身体が歪み(クセ)を作り(歪みを増大させて)痛みを消し、
歪み(クセ)を作った儘で運動(スポーツ)を続けるから、
身体が歪み(クセ)を作る(増大する)のも限界となり、
マズは酷使する部分に痛みが生じた・・・というストーリーが考えられるのです。

特に現在では運動(スポーツ)の良い面だけが強調されて、
健康の為にと運動(スポーツ)が奨励されている状況で、
運動(スポーツ)をする子供の親が考えなければならない事は、
使い過ぎ(酷使)に注意するのではなく、
運動(スポーツ)後のケアを考えなければならないのです。

然しこれに関しても問題があります。
運動(スポーツ)後のケアといいますと、
セイゼイストレッチに時間をかけたり、
酷使して熱を持った部分を氷や冷却スプレーで冷やしたり、
酷使した部分をテーピングやサポーター等で保護する事だと思いますが、
これは身体が未熟な時期(筋骨格の成長期前)で、
以前に治し損ねたモノが燻っている子供には、
全くケアにはなっていない(見当外れです)のです。

これは業者(お医者や代替療法の施術者)サンが、
症状だけを診て(消炎鎮痛だけが目的の)治療をしていますから、
分からないのも仕方がない事ですから、
それだけに親が理解して子供を守らなければ、
本人も含めて親も知らないうちに子供の身体は弱っていき、
軈て今迄受けていた治療の効果がなくなったり、
それでも誤魔化しながら(症状だけを消して)運動(スポーツ)を続ける事で、
身体は拗れて(更に弱って)新たな体調不良(病気を含む)が出てきたり、
それが運動(スボーツ)を熱心にする子供の骨変形だったりするのですが、
これ程迄に身体を拗らせてしまう(身体の働きを弱めてしまう)と、
業者(お医者や代替療法の施術者)サンにも為す術はなく、
時には手術を勧めたり、
子供が好きで始めたスポーツの引退を勧告したりするのです。

マタ運動(スポーツ)をあまりしない子供も、
「最初の一つ」が身体に潜んでいる(燻っている)と、
身体の弱化は着実に進んでいますから、
普段の生活の中の何気ない事でも、
身体には大きな負担になる事もでてきて、
(大した)原因がなくても(些細な事をキッカケにして)、
身体的・精神的を問わず体調不良(病気を含む)になり易いのですが、
ヤハリ症状(検査結果も症状の一つ)だけを指標に、
病名を付けて治療を始める業者(お医者や代替療法の施術者)サンには、
症状を軽減消失する事はできても、
適切な対応はできない(回復させられない)のです。

このようにして身体を弱めてしまった子供が、
高校に通うようになったり、
就職して社会で働くようになると、
どうなるのかは次に説明します。

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