死して屍拾うものなし

日々の記録。

岸田森が好きだ その40

2011-06-27 14:01:30 | 岸田森
「乱れからくり」 1982年3/23放送

神保町シアターにて鑑賞。

TV版の「乱れからくり」を上映するというので、まぁこんな機会はめったに
ないだろう、と思い見てきました。会場は超満員。勝手な想像ですが、円谷フ
ァンが多かったのでは?
そして、勝手に「土曜ワイド劇場」だと思ってみていたのですが、最後に岩崎
宏美の「聖母たちのララバイ」が流れました。これ、火曜サスペンス劇場でや
ったやつだったんですねw

このドラマの原作本、大変面白いという評価が多かったので、只今アマゾンで
取り寄せ中。本を読んだら、映画版の乱れからくりも見てみようかな、と思っ
てます。どちらにも森さん出てるし(笑)

ドラマの方は、主演は柴田恭平(でいいと思うw)彼が演じる勝敏夫は、ボク
シングジムに通う探偵の卵(と思われw)彼のボスは、元タカラヅカの男役ス
ターの宇内舞子(古城都)。
…なんでまたタカラヅカの男役スターが探偵?と思いましたが、そういや、
このテの2時間ドラマって「お祭り弁護士」だとか「カメラマン探偵」(どっ
ちも高嶋だ…)みたいな「?」な設定多いよな、と納得。…というか、昭和の
頃からそういう傾向にあったんでしょうか?(笑)
で、実際にこの古城都さんというかたはタカラヅカ出身の女優さんという。
途中、ちょいちょい歌い踊るシーンなんかもあったりしました(笑)きっと原
作はこんな設定じゃないはず(だと思う)だから、これは彼女に合わせたんで
しょうね、きっと。

玩具メーカー鶴寿堂を経営するの馬割家一族(まわりと読む)が、次々と殺さ
れる…というお話です。
馬割家一族の住むお屋敷が妙なお屋敷で、庭に巨大迷路があるという。
で、映画版ではこの迷路が割愛されたらしいですが(見てないので)ドラマ版
では再現した、と。それを手がけたのが円谷プロだったそうです。

で、配役も豪華でした。
事件のきっかけになる、妻の尾行を探偵事務所に依頼する馬割朋浩に菅貫太郎。
出てきた時は「おおお!スガカンさん!」と盛り上がりましたが、割と最初の
方でスコーンと死亡。。残念。。
スガカン妻が新藤恵美。そのスガカンさんと仲の悪い従兄弟役が中尾彬(若か
った)で、殺人事件を捜査する警部が草野大悟!
2時間ドラマなのに、この豪華な配役はどうよ?w
で、森さんはというと、なっかなか出てこない。
最初、中尾彬の役か?なんて思ったのですが、違った。
中尾彬の父ちゃん役の中尾鉄馬、鶴寿堂の社長でした。とはいえヨボヨボのジ
ーさん役。家にやってきた柴田恭平とタカラヅカ男役に「ごゆっくり。ごゆっ
くり」と声をかけ、ヨボヨボと新藤恵美の助けを借り、退場。

で、次に出てきた時は死亡してました…orz

この死亡シーン、去年の秋に阿佐ヶ谷ロフトの森さん祭り(?)で取り上げら
れた探偵2人が、死体を前にしゃべっている間(2分弱か?)まばたきしないと
いう死体役への執念というか、…森さんすげーなぁ!という(笑)
見てて「あ!まばたきしないやつだ!」と思い出しました。。w

これで森さんの出番は終了。。
全部で5分あったんだろうか?(笑)

ちなみに、スガカンの妻(すぐに未亡人)の新藤恵美に、柴田恭平がホレて
しまうんですが、「お!奥さん!」とつい新藤恵美を抱きしめてしまうのが、
旦那・スガカンと息子の遺影&遺骨の前というのが、絵に書いたような、ザ・
未亡人なシーンすぎて、思わず笑ってしまいました(笑)

乱れからくりは、本を読んだらまたブログに書いてみようかと思います。

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