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アニメのヒロイン「綾波レイ」の心理学的分析。「23話:恋の告白?」

2005-02-04 22:50:17 | アニメ考証
23話での「綾波レイ」の殺し文句、何でしょう?http://www.kcc.zaq.ne.jp/fountain/psycho-rei5.html(以前の記事はここにまとめてあります。)

17話では「綾波レイ」の心理学的な変化。「少年少女の恋の始まり」を見ました。。
そして主人公「碇シンジ」はなんとなくオタクに愛される主人公ですよね。いやオタクでなくても、普通の少年、青年にとって感情移入しやすい身近な存在。
普通パイロットとか言えば「かっこよく」「決断力があり」いわば{ヒーロー}ですが彼は「弱弱しい」。
ゆえに番組の視聴者が「嫌いでなくても俺も言い出せなくて」と共感しやすいタイプですよね。

友人と共に「シンジ」が 学校で配られたプリントを「綾波レイ」のマンションに友人と一緒に届けに行くことぐらい出来ますよね。
そしてなんとなく気遣いながら入って行きプリントをベッドの上におく。「碇シンジ」はゴミ箱周辺に落ちているゴミを袋に入れてお節介にも「整理してあげる」んです。
これぐらい「普通の少年」にも「可能」ですよね。現実にこんな少女がいるかは別にして。

そして女の子に言葉を詰まらせながら 「ありがとう」といわれたら。
やっぱりうれしいですよ。男だったら。

そのあと綾波レイがほほを赤らめながら
「ありがとうの言葉。感謝の言葉。あの人(碇ゲンドウ司令)にも言った事のない。」 と独りで照れるんです。

*第6話での戦闘の後の「碇シンジ」の弱弱しいアプローチ。
*14話で「綾波レイ」が「綾波言葉」で心の中での自問自答。
*15話の中での機体交換実験でのお見合いごっこ。
*16話「碇シンジ」が「綾波言葉」的に「自問自答」。
*17話で「少年少女の恋の始まり」。

当然そのあとは二人の関係は変わりますよ。
綾波は「碇ゲンドウ司令」以外に「碇シンジ」という同年代の男の子の存在を意識するようになった。
碇シンジは「綾波」を意識することで「男」として決断力が出てくる。「シンジ」が彼の能力を戦闘で発揮するようになる。
戦闘機のおいてある施設「NERV」での「レイ」と「シンジ」のやり取りも微妙に以前とは変わってくる。無意識のうちに初恋を意識したのだから。

もともと「綾波レイ」は他人には心を閉ざす「1*対人恐怖症」的な印象が設定上強調されるがEVAのパイロットとして操縦しているときは「前を向いて表情をはっきり示す」。
本当は「司令」に忠実で「けなげ」で「戦闘時は真剣」で「2*メランコリー親和性性格」が見え隠れする。
そんな
まじめな少女に「碇シンジ」という「新要素」が入れば。。。。。。
「司令」以外に仕事を通じて以外の感情的要素が入らないのだから「同世代の少年」がさりげなくやさしさを見せてくれればそれは。
「2*メランコリー親和性性格」というまじめな性格の少女は「真剣」に「同世代の少年=碇シンジ」を意識するでしょう。

本稿はじめでも述べたとおり「アニメ新世紀エヴァンゲリオン」は圧倒的に男性の視聴者が多い番組なので「碇シンジ」に共感しつつ感情移入しています。

そこで第23話の殺し文句。
綾波レイが「戦死」する直前の言葉。
「これが涙?泣いてるのは私」「これは私の心。碇君と一緒になりたい。。。だめ。」
パイロットとして一緒に戦っている途中、最後にこう言われたら、あなたは??
<続く>

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