blueな日々

( Art で逢いましょう)

かわいそうな?カメラ~Konica C35

2009年10月30日 | カメラたち
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コニカの古いカメラ。レンジファインダーの名機「C35」の初代。
ピント合わせがかなり困難な状態で,モルトの劣化も気になって
はいたが,フィルムを入れて試写をしてみた。今も本当に使える
カメラなのか、はやく知りたかった。コンパクトで適度な重量感
もあって,好感の持てるデザインでも。私の好きなカメラである。

レンズの下部にある感度設定の数値を400にしてみた。フィルム
を入れる前に,よく晴れた朝,ベランダに出て,盆栽などに向け
てみた。ファインダー内部に表示されるシャッターと絞りの数値
が振り切れそうな場所に。シャッターのスピードは「1/650まで」
絞りは「2.8から14まで」 古い往年のカメラなので、ここまで
の性能しかない。当時は,フィルム感度との関連もあって,それ
で充分だったのだ。感度400は室内の暗がりでの撮影にはいいが,
晴れた屋外では、感度が高すぎて敏感すぎて、使えそうにない。

感度100の古い期限切れのフィルムを使うことにした。室内では
手ぶれにだけは気をつけよう。後継機のC35フラッシュマチック
とおなじ,情けないほど頼りないシャッターの切れ具合と、不安
になりそうなかすかな音。今ので本当に撮影ができたの?と疑い
たくなるような…。そして、やはりピント合わせに苦労した。

1030c3512

↑こんな感じ。このカメラのファインダーの内部を、デジカメで
撮影してみた。どういう加減だったのか,この写真では二重像が
よく見えているが,実際は中央の黄色い部分が、かろうじて確認
できる程度。非常に困難なピント合わせ。レンジファインダーの
カメラの基本ともいえる部分が、こんな状態ではかわいそうな。

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最初の2カットのみストロボをカメラに取りつけて撮影。ガイド
ナンバー設定の操作がややしづらい。残りの10カットはいつもの
ようにストロボは不要だ。室内と外でも撮影を。期待を込めて。




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