「虫一匹の命さえ根絶やしにしろー」
と続く。
この「虫一匹」というのが「虫の知らせ」と同様、気になって仕方ないのだ。
覚醒者がなにゆえ町を殲滅しなくてはならないのかわからないが、バブル時代の地上げ屋を連想させる。
虫一匹は出だす隙間もなく道路を舗装しておいて、その隙間から大根が顔を出せば、はやし立てたりもぎ取るバカがいたり、どうにも滑稽だ。
また、立錐の余地もなくビルを林立させ、再び、虫のはいでる隙間もなくしておいて、日照権がどうのといっても、端からばかばかしい。
北の地アルフォンス、始まりの町ピエタ(深き悲しみ)を殲滅するとは、いかにも象徴的だ。
東の地はすでに荒廃しているらしい。一面コンクリートで覆い尽くされた東京の上空からの映像は見たくない。生活資源の導線を断ってしまえば、たちまち廃墟と化する。
廃墟の中に暮らし脳みその髄まで廃墟の思想に浸った人間の思いつくことは、たぶん覚醒者たちの侵攻と選ぶところはないだろう。
できることと言ったら、その中でさえずることくらいか…。
やがては死に絶える。
と続く。
この「虫一匹」というのが「虫の知らせ」と同様、気になって仕方ないのだ。
覚醒者がなにゆえ町を殲滅しなくてはならないのかわからないが、バブル時代の地上げ屋を連想させる。
虫一匹は出だす隙間もなく道路を舗装しておいて、その隙間から大根が顔を出せば、はやし立てたりもぎ取るバカがいたり、どうにも滑稽だ。
また、立錐の余地もなくビルを林立させ、再び、虫のはいでる隙間もなくしておいて、日照権がどうのといっても、端からばかばかしい。
北の地アルフォンス、始まりの町ピエタ(深き悲しみ)を殲滅するとは、いかにも象徴的だ。
東の地はすでに荒廃しているらしい。一面コンクリートで覆い尽くされた東京の上空からの映像は見たくない。生活資源の導線を断ってしまえば、たちまち廃墟と化する。
廃墟の中に暮らし脳みその髄まで廃墟の思想に浸った人間の思いつくことは、たぶん覚醒者たちの侵攻と選ぶところはないだろう。
できることと言ったら、その中でさえずることくらいか…。
やがては死に絶える。