川崎市立長沢中学校で、遅刻した生徒の名前を「地獄へ直行」「校長面談」など5段階に分けて張り出し!!

こちらも昨日3月2日(金)の神奈川新聞社会面から
『カナロコ・遅刻5回で「地獄へ直行」生徒の名前廊下に張り出す／川崎』
という気になる記事からです。
記事に関しては、上記のリンク先の参照をお願いします。

川崎市麻生区東百合丘の川崎市立長沢中学校で、遅刻した2年生の
生徒の名前を、その頻度によって『地獄へ直行』『校長面談』など
5段階に分けて張り出していた ことが分かったそうです。
川崎市教育委員会は『不適切な対応』として再発防止を指導したということです。

こういうことをするということは、生徒の遅刻というのが常習になっている
というのがあり、それをなくすようにするというのは分かりますが、
それにしても『地獄へ直行』『校長面談』など5段階に分けて
張り出した というのは、生徒から信頼されている先生だろうが、
不満が出ていなかろうがやりすぎでしょう。
これは生徒側から不満が出なかったのではなくて、それも
いえない状況だったのではないかと思うぐらいです。
しかも問題の教諭と渡辺校長の行動にも大きな問題があります。
『地獄へ直行』という言葉を芥川龍之介の『杜子春』から
『冗談のつもりで引用』したって冗談で通用する言葉ですか？
また渡辺校長の『事情を知らない人に誤解を与える』として、
学校外部評価で文部科学省職員の視察があった際には撤去して、
視察終了後に、教諭が独断で掲示を再開するなんて、
事情を知らない人に誤解を与えるからというのではなくて、
学校外部評価にかかるから、事実の隠ぺいを図っただけの
ことではないですか？昨年2006年9月15日(金)の
『神奈川県内の小・中学校内外での暴力行為が過去最多で全国ワースト1。』
《記事元の『カナロコ』の記事はすでに消滅》
などで取りあげてきているように、神奈川県内の小・中学校内外での
暴力行為が過去最多で全国ワースト1になるぐらい、
生徒同士、あるいは生徒・児童から教師への暴力というのが
問題になっており、現場としてもどういう風に教育したら良いのか
試行錯誤を続けていると思いますし、体罰を認める認めないという問題が
出てきている中で、それにしても今回の場合は、
教師としての資質を疑うぐらいに悪質であり陰湿な行為だと思います。
本当に生徒の気持ちに配慮してほしいし、他の方法もあったはず、
二度とこういう問題が起きないようにキチンとこれからはしてほしいです。
こういうことをすれば、生徒から信頼をなくすということは
目に見えているのですから・・・。