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横浜F・マリノス2010年シーズン総括!!ビジョンなき戦いが引き起こしたもの。

2010年12月14日 00時00分00秒 | 横浜Fマリノス
本来であれば、昨日12月13日(月)は新聞休刊日にあたるため、
本日12月14日(火)分の更新はおやすみになるところですが、
Jリーグの全日程が終了し、横浜F・マリノスの2010年シーズンも
終了したので、ここで取り上げたいと思います。

木村和司新監督の下にスタートした、2010年の横浜F・マリノスでしたが、
波に乗りかけたかと思うと、崩れる、また波に乗りかけたかと思うと
崩れるという、ここ数年と変わらないようなシーズンがこの2010年も
繰り返され、終わってみれば、木村和司深監督1年目のJリーグは、
15勝13敗6分で勝ち点は51の8位と、ここ数年と同様、
優勝争いに絡むことなくシーズンを終えました。
また天皇杯、ナビスコカップも早々に敗退を喫し、
タイトルは1つもとるころが出来ませんでした。

これは、木村和司監督の言葉に象徴されるように
『手探りの1年だった』ということに尽きると思いますが、
ここ数年と変わらず、ビジョンなき戦いを強いられた結果であると
いうのは、いうまでもないですね。その結果、待っていたのは、
このチームの生え抜きの選手、あるいは功労者、そしてチームの顔や
主力が、相次いで不可解な戦力外通告《0円提示》を受け、多くの
選手やサポーターからも怒りの声が次々とあがるといった問題が
起きてしまったということになりますね。
選手を代表するカタチでは、日本代表DFの中澤佑二が、
12月10日(金))の神奈川新聞スポーツ面に
『カナロコ・横浜M:契約更改で日本代表DF中沢、クラブ方針に疑問』
として記事がすでに出ているように、契約更改の席上で、
『クラブのビジョンとして、選手が来年頑張るぞと
思える話し合いができなかった』
と怒りの声をあげた通りだと思います。
フロントは、不可解なベテランや主力8人の相次ぐ戦力外通告を
『ベテランがいると、それに頼り切ってしまい、
若手が成長できない。』
という言葉を繰り返すばかりで、
具体的な説明はほとんど、選手にもサポーターにもほとんどなく、
嘉悦社長が、最終戦の試合後の挨拶で、『ACL3位出場権を獲得する、
出来なければ辞任。』
と涙ながらに訴えたのみで、結局ビジョンは
見えないままに宙ぶらりんのまま浮いた格好になっています。

シーズン終了後に、補強の面でも少しずつ見えてきてはいますが、
ベテランを切りながら、他のチームのベテラン選手の獲得に動くなど、
ビジョンなき補強といわれてもしょうがない状況も続いていて、
果たして、フロントと現場が考えている選手の補強がしっかりと
出来るのかさえ現状では未知数です。ベテランや収録8人の相次ぐ
戦力外通告は、補強費捻出のためという見方をしている方も
いるように、経営状態が健全とはいえない部分もあるんでしょう。
想定外の中村俊輔の復帰といった問題のツケや親会社に頼りっきりの
経営・運営のツケがもここに出ているんでしょう。
Jリーグは、プロとはいえ、結局親会社に頼っている企業スポーツ集団で
ある以上、マリノスに限らず、こういった問題は、ずっとどのチームでも
くすぶり続ける問題で、資金力が豊富なチームは、補強もそれだけ出来て、
資金力がないチームは、身の丈の補強のみというのが繰り返されるのが
目に見えていると思います。マリノスももちろんそうですね。
マリノスはもちろんのこと、Jリーグ全体でこの不健全な状況を
変えていかないとこの流れというのはずっと続いてしまいます。
フル代表を含む、各年代の日本代表強化への影響というのも
また出てくることになりますから・・・。

マリノスが、ベテランや主力8人を相次いで戦力外通告をした意味を
キチンともたらすためには、ここ数年、見えてこない、
しっかりとしたビジョンを持って戦うチーム作り、
親会社に頼り切らない、地域の根ざした本当の
意味でのプロのチーム作り
が求められると思います。
これは選手にもしっかり自覚を持ってほしい!
当然木村和司監督の2年目の手腕も問われることになります。

いろいろ厳しい2011年になることは間違いないですが、
誰もが納得するシーズンにするために、反省すべき点は
みんなで反省し、良い2011年のスタートを切れるようにして欲しいです。
マリノスが、真のJリーグのチームとして他のチームの良いお手本に
なれれば、それに越したことはないですから・・・。

決してシーズンの集約が、シーズン後の契約更改の場になることに
ならないように・・・。


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