
【本日の福野郎 No.170】
旅の中、わざわざ途中下車して歩きたくなること、ありませんか?
先日、アニメキャラクターのクッキーを作りました。
顔のパーツを作り分けるために、通常の白生地の他に、茶色の生地もほしい。
いつもはココアやチョコを混ぜて作るのですが…生地を作り始めてから、気づく福野郎。
…ココアが…ない…ッ!!!
もう作り始めちゃったので、買い出しに行く気にもならず…
しばらく考えてふっと頭に浮かぶ、「そうだ、飲みきれずにいたコーヒーがあるではないか…!!」
というわけで、コーヒーを投入。
無事茶色の生地が完成しました^^
お味としては…ちょっとコーヒーを入れすぎたようですが、
香りも良いし、もう少しコーヒーの量を減らせば丁度良い味になりそうでした!
次回リベンジしよう…!!
「コーヒーを入れる」
普段ココアを使っていた私にとっては、新しいアイディアでした。
それは、「ココアが無かった」からこそ、生まれたアイディア。
ココアがあったら、いつも通りココアを使い、いつも通りのクッキーになっていたはずです。
“無い”からこそ、新しいものが“生まれる”
例えば…
私は子供の頃から色鉛筆でお絵描きするのが好きです。
今では36色を所持していますが、昔は24色しかありませんでした。
新たに12色増えた今、作業効率も上がり、表現できることも増えたと感じていますが、
私は「最初からたくさんの色鉛筆を持っていなくて良かった」と、思っています。
24色の頃は、色と色を混ぜ合わせて、無い色を作り出していました。
おかげで色彩感覚が養われ、その力は今、色々な場所で活きています。
他にも、
2016年に1ヶ月、高知県の田舎に1人滞在した時…
お借りした家には炊飯器がなかったので、お鍋でご飯を炊いたり…
交通機関がないから、苦手な運転を練習せざるを得なかったり…
“無い”“不便”だからこそ、自分で工夫する、チャレンジする、新しいものを生み出す…
“無い”“不便”は、マイナスばかりではないのです。
もちろん、
“便利”や“整った環境”は、効率を上げ、時間や労力の消費を最小限にしてくれるもの。
そしてその浮いた時間や労力を、他に回すことができます。
でも裏を返せば、“便利”によって“工夫する必要なくなった”ということ。
啓発本でよく見る、「若いうちに貧乏な生活を経験しなさい」という教えは、
貧乏という“不便”な生活の中で、
“自分なりに工夫して、より良くしよう”とする経験が成長につながり、思い出になり、
必ずこの先の人生でも活きてくる…ということなんだろうなあ。
だから、
便利とは、“自分なりに工夫してより良くしよう”という作業を省いて、時間や労力を最小限にしてくれるもの
だと、私は思うのです。
新しい“便利”が、ボタン一つで買える時代、自分自身に問いたい。
それは本当に、自分にとって省くべき労力だったのか。
“自分なりに工夫してより良くしよう”という姿勢こそが、人を成長させてくれるものだから。
(そしてその過程に、実は“面白い”というスパイスがあったりもするから。)
好きなもの・上達したいものほど、つい“便利”“整った環境”に走りがちですが、
好きなもの・上達したいものにこそ、“無い”“不便”という選択肢も持っていたいな、と思う福でした。
でゃ!
なんというか、旅の途中にわざわざ途中下車して歩くイメージ、にも近いかな。
ちょっと疲れるけど、自分の足でのんびり歩くからこそ、見えるもの、感じるものもありますよね。
便利と不便…それぞれのメリットを使い分けながら、人生楽しんでいきましょう!
*アピールスペース*


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