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中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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ルートバーン(39):マウントクック山麓トレッキング(5)

2011年05月20日 09時40分03秒 | ニュージーランド;ルートバーン

                                      <頼もしいガイド>

       ルートバーン(39):マウントクック山麓トレッキング(5)
              (湘南カラビナ隊)
            2005年1月25日(金)~2月2日(日)

第9日目:2005年2月4日(金
) (つづき)

<トレッキング地図>


<ハーミテージホテルからケアーポイントを目指す>
※この地図は再掲


<プロフィールマップ>



39 素晴らしいガイド

<みんなで朝食>

■混雑する食堂
 6時30分,モーニングコールを受けると,フクロウと私は,すぐに食堂へ向かう.Sさんから,昨日の夕食のときと同じ席に座ってくれと言われる.先客は消防隊長と消防署員だけである.相変わらずこのお二人は元気そうである.
 食堂に着いてから,10分,20分と経つに連れて,食堂はだんだん混雑してきた.日本人がやたらと多い.いかつい面相の3人連れのご婦人を見つけて,フクロウが「ゴリラ3姉妹だ」と失礼なことを言いながら,痰のからまった笑いをして咳き込む.
 フクロウは,他人にあだ名を付けて楽しむという困った癖がある.この癖は,風邪を引いても健在のようである.
 良く見ると,われらのマオリ酋長こと,仁王様に良く似た人が2人いる.これがまた笑いの種になる.われわれの仁王様も,消防署に負けないぐらいに元気そのものである.
 「おいしいですね」
の合い言葉を発しながら,仁王様の食はドンドンと進む.


■バイキング形式の朝食
 例によりバイキング形式である.私は,大皿に目玉焼き,トマト2切,キュウリとピーマンの千切り若干を盛りつける.それにご飯と梅干し2個,みそ汁,納豆,ふりかけを取り分ける.バナナ1本は多すぎるので,半分にして「へた」の付いた方を仁王様に献上する.

<和風の朝食>

<出発前のひととき>

■マウントクックをスケッチ
 7時30分,朝食を終えた私たちは,それぞれ部屋に引き上げる.今日はマウントクック山麓トレッキングに出掛ける.まだ,出発時間まで間があるので,多少念入りに,朝のマウントクックをスケッチする.
 今夜は,いよいよ9階の見晴らしの良い部屋に移動する.
 私たちが,昼間,トレッキングで外出している内に,ホテルの人が,この部屋に置いてある荷物を,9階の部屋に移動してくれることになっている.そこで,散らかしてある荷物を纏めて旅行鞄の中に,メチャメチャに入れてしまう.
      
      <ホテルの部屋からマウントクックを眺める>

■心強いシェルパさん
 8時40分,部屋を出て,ロビーへ向かう.持参するリュックの中には雨具,水,地図,磁石,手袋,バンダナ,ノート,ボールペン2本,デジカメだけが入っている.
 間もなく全員が集まる.
 定刻2分前,8時58分にSさんが,今日のガイド,フリンジシェルパ(Phrenge Sherpa)さんを紹介してくれる.何遍聞き返しても,彼の名前のスペルが良く分からないので,ノートに,直接,彼に名前を書いて貰う.
 彼は多分30歳代後半(あるいは40歳代前半)の好青年である.Sさんとは旧知の仲のようである.ただ,Sさんのチームが,直接,フリンジさんのガイドを受けるのは今回が初めてだという.
 フリンジさんの「姓」は,正真正銘の「シェルパ」である.大変すばらしいガイド.彼はあのエベレストに2度も登頂した経験があるという.しばらく彼と雑談する.温厚で素晴らしい方である.

 
                                 (つづく)
「ルートバーン」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/0918cb0dfef7d0c1019db0e5adad2a4a
「ルートバーン」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/03eda2bf3e61a26613e91a501bca7f1e


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[編集後記]

2011年5月20日(金)
 快晴

 今日も朝から上天気である.気温はかなり高くなりそうだが,いかにも5月らしくカラッとした天気である.
 今日は,神奈川美術協会公募展4日目を迎える.毎日,お出で頂く知人・友人が居られるので,結局,毎日,会場へ出かけている.有り難いことである.
 例によって,ゴソゴソと雑用をしているうちに,瞬く間に午前中が終わる.少々早めの昼食を摂って,午後から横浜山下公園近くの会場に向かう.
 今日は山旅スクール5期のノシイカさん他,何人かの方々が,見学に来られる.いずれも登山経験豊富な方々ばかりなので,これらの方々が,私の山の絵にどのような印象を持たれたかに,私はとても関心がある.
 私は,昨日の愚痴話でも取り上げたように,目に見える山の美しさだけでなく,目に見えない奥底のマグマの雄叫び,登山者の辛苦,汗,達成感と悲哀,そんな諸々が水彩画で表現できないかなと,何時も思っている.
 私は,14時少し前に会場に到着する.そして,もう一度,会場の全作品を一つひとつ丁寧に見て回る.そして,ノシイカさんたち山仲間が現れる予定の14時過ぎに,会場入口近くに移動する.ところがなかなかお三方が現れない.
 3人を待ちながら,何となく会場内をブラブラいていると,神奈川美術協会の会長に呼び止められる.そして,会場裏手の事務室でコーヒーをご馳走になる.
 14時20分頃,ようやくお三方が賑々しく現れる.
 「神奈川県民ホールと横浜市民ホールを間違えて,市民ホールの方へ行っちゃたんですよ・・・」
と,ノシイカさんが言う
  市民ホールの方でも,どこかの展覧会が開かれていたようで,そちらの会場で私の絵を探していたとのこと.探しても当然無いので,ようやく間違いに気がついて,慌てて県民ホールに来たとのこと.ご苦労さん.
 私はお三方に,私の山の絵に対する考え方を熱っぽく話す.すると,同じ山仲間なので,すぐに私の気持ちが分かってもらえる.やっぱり山仲間は良いなとつくづく思う.
 私のこれからの課題は,山仲間のように共通の体験を持たない方々に,どのようにしたら,私の山への思いを伝達できるような絵が描けるかという一点にある.
 ・・・で,今回は愚痴を書くにしては,少々テーマが重すぎる.この辺りで,今日の愚痴はやめよう.
 ところで,新しい携帯電話によると,本日の歩行距離は7.8キロメートル,歩数10,612歩,消費カロリー230キロカロリーだそうである.ちょっとしか歩いていないつもりだが,案外,歩数が多いのが意外である.

                                  (愚痴おわり)



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