もっちゃんが本格的にバイクに乗り出したのは21歳の夏。
31年前のことである。
最初のバイクはカワサキのZ250LTD。
中型免許を取ったのが7月だったのでその1ヶ月後には
東京→福島(一泊)→釜石の600km帰省ツーリングを慣行したのであった。
当時高速に乗るのが怖くて・・・
っていうか高速の乗り方がわからなかったのだ(笑)
誰にでも初めてということはあるが、ホントそんなんで
600km先までトコトコ走っていったのだから、若かったね。
その後、31年間で通算30万km以上を走ることになろうとは。
さて、そのときのルートで走ったのが磐梯吾妻スカイライン。
31年のときを経て、バイクは1580ccのウルトラとなり、
排気量は6倍、価格は10倍以上!
どの道も景色も31年前とそんなに大きくは変わっていないでしょう。
だからかしら、不思議な感覚に陥っていくのです。
パーキングに停まる若いライダーが21歳の自分に見えてしまう。
まるでタイムスリップしたような。
立ち止まってライダーに話しかけてみる。
「へぇ~、免許取ったばかりなんだ。」
「楽しいでしょう。これからもっと楽しくなるよ。」
「きっとそのバイクのおかげで君の人生は変わるかもね。」
なんて.
「うへぇー、ハーレーのおじさんに話かけられちまった。」
「よぉーし、いつかは俺もハーレーだな!」
と、若いライダーは思ってくれただろうか。
21歳の自分が何を思いながらこの磐梯を走っていたのか?
もっちゃんとしては、その頃の自分に誇れることがあるとすれば
未だに走り続けていることだけ。
それだけで十分じゃん。
さて、たっぷり思い出に浸ったあとはせっかくなので温泉にでも入っていきましょうか。