耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

今朝の新聞

2014年06月18日 13時11分03秒 | 都会の風景
 今朝は、久しぶりにゆっくり新聞を読んだ。

 原発災害の後始末や、自衛と言う名前の戦争に直結する武力行使の話は、相
変わらず紙面を賑わしているが、その他にもいくつか気になった記事があった。

1. 医療事故調 来年発足へ
 先日の記事に、日本で開発された医療費請求事務の電子化が、韓国で大きな
効果を出している、と言うのが有った。日本では医療機関の抵抗で、自動化が
見送られ大きな医療費の無駄使いにつながっているという。医療事故の調査に
関しても、同じ問題が有りそうだ。

2. 精神病床「住まい化」波紋
 認知症(いわゆる痴呆症のこと)老人の介護は、深刻な問題である。病院側は、
診療報酬が稼げない入院患者をできるだけ早く退院させようとするが、親身に
なって介護できる体制を持っていない老人の末路は哀れである。

 精神分裂症も最近は統合失調症などと言って、名前を変えて本質を隠そうと
しているのではないだろうか。

3. 自然エネ買取制見直し開始
 FITという固定価格で自然エネの電力を買い取る制度で、ドイツやスペインは
一躍ソーラー発電の普及を拡大したが、今その歪みで苦しんでいるという。原発を
批判しながら、フランスの原発による電力を輸入している。ヨーロッパは風力が
安定している所が有るからまだ何とかなるかもしれないが、狭くてゴチャゴチャ
した日本で、自然エネによる脱原発は、よほどしっかりした革命的手法を講じないと
難しい。地震国日本は、その難しい脱原発を実現しないと存続できないから政治力が
問われているのに、どうもベクトルが他の方向を向いているような気がする。

4. 燃料電池都内でも発電
 まだ先の技術だと思っていたが、ソフトバンクが200kWを実用化できたという。
東京ガスの天然ガスを燃やさずに電力に変換して、余剰電力を25円/kWhで売るという。
経済的に辻褄が有っているとは思えないが、トヨタのPRIUSだって発売当時は補助金が
無いと成り立たなかったんだから、そのうち技術が追いつくのかもしれない。

5. 自動ブレーキ機能に差
 富士重工のアイサイトの独壇場と思っていたら、最近各社が実用化してきた。
人命に関わる技術だから、規格化・標準化は必要であろう。

 しかし、ロボット王国と自慢していた日本の原発事故で、全く役に立たなかった
ことも有るので、実用化の壁を早く・安くクリアして貰いたい。

6. 「制度のはざま」でSOSを出せぬ人 住民が支えて行く
 大阪には、コミュニティーソーシャルワーカー(CSW)という職種が有るらしい。
他地区では地域福祉コーディネーター、というとのこと。社会福祉に負うところの多い
大阪では活躍の場が期待されているのだろうか。

 生活保護費の支給日に、貰った給付金をすぐ借金返済に充てそのまま次の借金をして、
その金でパチンコしに行く、という特集番組を見た事が有る。

 現場に近いところで頑張っている役人も沢山居るんだから、政治家は政争に明け暮れる
以外にもする事が有るだろう。

7. 五輪バスケ会場建設中止を検討
 国立競技場の建て直しで色んな議論が出た。建築の専門家からも異論が有るようだ。ブ
ラジルはW杯で盛り上がっているようだが、会場の横で反対デモが練り歩いている。
ソトヅラを良くする前に足元を固めることが重要だ。

 そもそもフクシマは、あと数年でオリンピックやれる状況に成れるんだろうか?

8. 今日のスポーツ欄にタイガースの記事は無かった。9回の表に逆転されて、
コートジボアール戦の二の舞かとイライラしたが、なんとかサヨナラで勝った。
しかし、朝日新聞はニュースバリューは無いと判断したようだ。




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