東電、ここに来て値上げを強行。
株式会社としての東電は、値上げ以外の対策が万全であった
とはとても言えないと思うが、会社を今後共維持運営して行く
ために、利益を確保することは当然の経営判断だと言わざるを
得ないと思う。
むしろこんな暴挙に出るまで、当事者能力を失った民間会社に、
今の形で事業させている政治の責任が大きい。そしてそのような
情けない政治家に国の命運を任せた、我々自身の責任でもある。
事故直後からTVなどで声高に論じられていたように、原発が
爆発した時点で、政府は非常事態を宣言し、国際機関の指揮の
下で欧米の原子力事故対応の専門家を集め、対策を講じさせる
べきであった。電力事業については、全体を国営化するのは
乱暴だとしても、民間企業でライフサイクル全体を担い切る事
が不可能である事から、少なくとも原子力だけは国の管理下に
置くべきで有った。
東電や役人の報告や記者会見に、これほどの事態に対しても
全く危機意識が感じられないから、小手先の対策で時間が解決
してくれるような錯覚に陥りがちだが、今の日本という国は、
ミッドウェー海戦で大敗し、国土全体が焦土と化する直前の
情況に似ている気がする。ちょっと考えれば、そのままで戦争
に勝てるはずがない事は自明の理だと思うのに、戦争遂行以外
に存在意義を見出せない軍部に押し切られて、破局に至った。
今は、愚にもつかない小さなコップの中の政争に明け暮れる
こと以外に存在意義を見出せない、視野が狭い政治家に国の
運命を委ねて、改革の機会を逸しようとしている。
もう原子力発電に戻ることができない、ということを認め
たくない気持ちは解らないでは無い。あのフクシマでさえ、
廃炉にしない対策を検討しようとしたのだから。
しかし、地震や津波の心配が無い大陸は兎も角、日本という
立地に原子力発電はもう不可能であることを、今こそ全国民に、
世界中に、宣言すべきである。かと言って資源枯渇が目前に
迫っている化石燃料による火力発電にも将来性は無い。数十年
は持つかも知れないが、それこそ電力料金は高騰するだろう。
今こそ国内外の叡智を集め、エネルギー革命を起こす時では
ないだろうか。勿論、新エネルギー源の開発だけでは不足する
だろうから、エネルギーの変換・貯蔵・移動の仕組みを抜本的に
改革する。エネルギー消費に関しても、産業界だけでなく国民
全体が省エネ・節電の為の生活様式の抜本的変革に参画する
ことが必要になるだろう。
敗戦後の復興のように国全体で、死ぬ覚悟でエネルギー革命に
取り組むのである。
今TVで話題になって居る小さな太陽電池や風車などをバカに
するつもりはないが、B29に竹槍で武装するような事よりも、
憲法9条のような、世の中全体をひっくり返すような対策が
求められていると思う。
今回の地震は、その規模において未曽有のものであった。
ここ浦安でさえ、未だに爪痕が生々しく残っている。
あの津波はどうだ。船や車のみならず、家という家が街中で
あったところを右に左に流されぶつかり、瓦礫だけが残った。
被災直後は兎も角、今求められるのは、何がしかの小遣いを
義援金として寄付したり、ボランティアとして汗を流して免罪符
にしたり、無能な東電や腑抜けの政治家を悪し様に罵ること
ではないと思う。
新しい再生日本に向けて智慧を集める時ではないだろうか。
私にもう少し能力があればなあ、と悔やむ毎日である。
株式会社としての東電は、値上げ以外の対策が万全であった
とはとても言えないと思うが、会社を今後共維持運営して行く
ために、利益を確保することは当然の経営判断だと言わざるを
得ないと思う。
むしろこんな暴挙に出るまで、当事者能力を失った民間会社に、
今の形で事業させている政治の責任が大きい。そしてそのような
情けない政治家に国の命運を任せた、我々自身の責任でもある。
事故直後からTVなどで声高に論じられていたように、原発が
爆発した時点で、政府は非常事態を宣言し、国際機関の指揮の
下で欧米の原子力事故対応の専門家を集め、対策を講じさせる
べきであった。電力事業については、全体を国営化するのは
乱暴だとしても、民間企業でライフサイクル全体を担い切る事
が不可能である事から、少なくとも原子力だけは国の管理下に
置くべきで有った。
東電や役人の報告や記者会見に、これほどの事態に対しても
全く危機意識が感じられないから、小手先の対策で時間が解決
してくれるような錯覚に陥りがちだが、今の日本という国は、
ミッドウェー海戦で大敗し、国土全体が焦土と化する直前の
情況に似ている気がする。ちょっと考えれば、そのままで戦争
に勝てるはずがない事は自明の理だと思うのに、戦争遂行以外
に存在意義を見出せない軍部に押し切られて、破局に至った。
今は、愚にもつかない小さなコップの中の政争に明け暮れる
こと以外に存在意義を見出せない、視野が狭い政治家に国の
運命を委ねて、改革の機会を逸しようとしている。
もう原子力発電に戻ることができない、ということを認め
たくない気持ちは解らないでは無い。あのフクシマでさえ、
廃炉にしない対策を検討しようとしたのだから。
しかし、地震や津波の心配が無い大陸は兎も角、日本という
立地に原子力発電はもう不可能であることを、今こそ全国民に、
世界中に、宣言すべきである。かと言って資源枯渇が目前に
迫っている化石燃料による火力発電にも将来性は無い。数十年
は持つかも知れないが、それこそ電力料金は高騰するだろう。
今こそ国内外の叡智を集め、エネルギー革命を起こす時では
ないだろうか。勿論、新エネルギー源の開発だけでは不足する
だろうから、エネルギーの変換・貯蔵・移動の仕組みを抜本的に
改革する。エネルギー消費に関しても、産業界だけでなく国民
全体が省エネ・節電の為の生活様式の抜本的変革に参画する
ことが必要になるだろう。
敗戦後の復興のように国全体で、死ぬ覚悟でエネルギー革命に
取り組むのである。
今TVで話題になって居る小さな太陽電池や風車などをバカに
するつもりはないが、B29に竹槍で武装するような事よりも、
憲法9条のような、世の中全体をひっくり返すような対策が
求められていると思う。
今回の地震は、その規模において未曽有のものであった。
ここ浦安でさえ、未だに爪痕が生々しく残っている。
あの津波はどうだ。船や車のみならず、家という家が街中で
あったところを右に左に流されぶつかり、瓦礫だけが残った。
被災直後は兎も角、今求められるのは、何がしかの小遣いを
義援金として寄付したり、ボランティアとして汗を流して免罪符
にしたり、無能な東電や腑抜けの政治家を悪し様に罵ること
ではないと思う。
新しい再生日本に向けて智慧を集める時ではないだろうか。
私にもう少し能力があればなあ、と悔やむ毎日である。
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