耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

日本オープン

2009年10月18日 21時40分05秒 | golf
 石川遼が負けた。

 手に汗を握るプレーオフの2ホール目、2mのバーディパットがホールに
蹴られて、入らなかった。

 しかし、まだ18歳の高校生が、並み居るプロ達を尻目にジャパンオープ
ンの最終日最終組で、優勝争いに加わっていること自体が異常事態なのに、
負けたことがニュースになるなんて、なんかおかしい!
優勝した小田龍一が、遼君ならあのパットを入れたのにとか、遼君に負けな
いようにだとか、何か間違ってないか?
 優勝したのは32歳のお前だよ。

 今日の石川は、いつに無く可なりナーバスだった。そう言えば、先週の
Presidents Cupでもそうだったが、少し長すぎる構えから打つ直前に仕切り
直す動作が目立った。「日本人のギャラリーが携帯のカメラで。」と言って
睨み付けたりしていた。今日も6番のバンカから打つときに、ギャラリーを
気にして仕切り直して、ダボを打っている。タラレバだがこれがせめてボギー
だっタラ、日本オープン最年少の優勝だったのに。
 タフな日程だとか時差ボケだとか、一切言い訳をしなかったこれまでの謙
虚な態度は何処に行ったのか。うまくいかないことを回りの所為にしだしたら、
成長の道はどんどん狭くなる。

ちなみに、あまり話題にならなかったが、一緒にプレーオフを戦った今野の
最終パットもすごかった。6mほどのスネークラインを的確に打って、カップを
覗きながら50cmオーバして止めた。石川だけじゃなくて、みんな頑張って
いるんだ。

The Presidents Cup

2009年10月12日 15時10分31秒 | golf
 The Presidents Cupの実況中継を見た。
 夜8時に寝て、朝4時とか3時に起きて、4日間TV観戦した。
ゴルフの試合を初めから終わりまで見たのは、初めてである。しかもマッチ
プレーである。

 タイガー・ウッズは別格だが、注目されたルーキーの石川遼が大活躍だっ
た。全試合に出場して3勝2敗。国際選抜チームで3勝したのは石川とエルス
の二人だけで、しかも負けた二つは全勝のタイガー・ウッズとのマッチである。
 アメリカのTVだったが、24人の出場選手の中でも画面に登場する比率は、
タイガーに次いで多かったように思う。意外だったのは、国際選抜チームの
リーダー格のビジェイ・シンの映像が殆ど映らなかったことだ。人種的な偏見
でもあるのだろうか。

 試合形式も面白かった。我々のゴルフは殆どストロークプレーで、マッチ
プレーはクラブ選手権などで例外的に見るだけで、しかもチーム戦はTVの
正月番組のお遊び位しか無いが、ForesomeとかFour-ballというゲームを
真剣に戦うのは、心理的な駆け引きなどが面白かった。

 それにしても石川はすごい。世界ランク43位の18歳が、世界のトッププロと
互角以上に渡りあっていた。出場選手中最年長のペニー・ケリーに3勝した
が、彼は今年のマスターズで、プレーオフまで行った世界ランク6位の大ベテ
ランである。年齢差が話題になっていたが、キャリアの差はもっと大きいはず
だ。
 初日の出足2-3ホールはかなり緊張していたが、徐々に持ち味のアグレッシ
ブなゴルフになり、ティーショットを左右に曲げてもアプローチで挽回するとか、
ロングパットを決めるとか、見せ場を作っていた。

 石川がいない間に国内のツアーで優勝した池田勇太も頑張っている。台風
のせいで賞金が減額されたので賞金ランキングは2位のままだが、これからは、
男子ゴルフも目が離せない。

 阪神の歯がゆい夏が終わったこれからは、ゴルフのシーズンである。

The Open 最終日

2009年07月20日 09時20分09秒 | golf
 リー・ウェストウッドが、付いて回るカメラマンが4-5人に減って、驚いた
ようだけど、矢張りウッズと石川が居ないと、見てる方も気合が入らない。
 久保谷がスコアを落としたのを確認したところで、寝ることにした。

 朝見たら、トム・ワトソンがプレーオフでスチュアート・シンクに負けたよう
だ。アラウンド還暦も捨てたもんじゃない。俺だってチャンスさえ有れば、と
思うがそのチャンスが来ない。

 TVで長嶋茂雄が裕次郎の「わが人生に悔いはなし」を歌っていたが、そう
言い切れる人は幸せだ。
 まだまだ、悔いも色気も残して頑張らなくっちゃ!って、何を頑張ろうか?

 昼から、最終日の中継録画が放送されるようだが、チビ達の襲撃がありそう
なので、HDDに録ることにした。

 果たしていつ、見ることが出来るだろうか。

 いずれにしても、今年の熱い「The OPEN」は、終わった。

閑話休題

2009年07月19日 15時44分54秒 | golf
 今朝は3:30までターンベリーに釘付けで寝不足だったが、何故か娘の家
に遊びに行った。
 我が家に劣らずタイタイ病のようで、最新のTVゲーム機があった。

 ゴルフゲームがあるというのでやってみたら、結構面白かった。リモコン
に3次元の位置センサと加速度センサが埋め込まれているようで、精度は
ともかくとして、単に動きだけでなく傾きも検出できるようである。
 スタンスを取って構えたところをインパクトのフェース面として覚えさせた
上で、リモコンを握ってスウィングすると、インパクト位置でのヘッドスピード
と傾きを計算するようだ。
 OUT-INで振るとちゃんとスライスするし、強く振るとヘッドがブルブル震え
てブレているように感じさせる。ボタンを押さずに素振りをして、力加減と方
向を確認した上で、ボタンを押しながら球を打つことができる。確かに良く出
来たおもちゃである。

 3ホール程遊んだら、大体要領が分かってきた。
 スライスやフックはするけど、大げさに表示するほどには飛び方に影響し
ないし、風もあまり関係ないようだ。スウィングスピードで飛距離は変わる
が、揚げたりころがしたりは出来そうにない。所詮は子供のオモチャか。

 最後に気がついたが、画面を見ながらスウィングするとヘッドアップして
うまくない。仮想の球の位置をよく見ることが必要だ。それと、実際のゴル
フでもそうだが、タイミングとスピードは必要だし、力んではいけない。
 スウィングプレーンの確認と、力の抜き方の練習には良いようである。

 さあ今夜は最終日だ。
 久保谷は少し後退したが、相変わらず還暦直前のワトソンが頑張ってい
る。今となっては、ウッズ/石川と同組だったウェストウッドを応援したい
気になっている。

The Open 二日目

2009年07月18日 03時46分02秒 | golf
 今日のBBCは、昨日topのヒメネスの組を中心に中継を始めた。

 朝のうちは、小雨がパラ付き、冷たい風が吹くリンクス特有の天候になりそう
だったが、徐々に空が明るくなり、昨日2位の久保谷がスタートする昼過ぎには
日差しも出てきた。しかし、リンクス特有の深いラフはフェスキューと言うそう
だが、これが雨を含んで、フェアウェイをはずすと悲劇に突入することが予感
される。

 今日は寒いこともあって黒いウェアが多かった。現地14:20(日本時間22:20)
にスタートしたウッズ/ウェストウッド/石川の組も、3人とも真っ黒、まるで忍者
部隊だ。しかしすぐに雨は上がり、ウェストウッドは黒いベストを脱いで真っ白の
シャツ。黒い二人との、この先のプレーを暗示しているみたいだった。

 そう、前半を我慢のゴルフで通した後、10番にドラマが待っていた。

 ウッズがティーショットを右ラフでロストボール。クラブを叩きつけて大荒れ
している横で、石川は2打目をドーナツバンカの中の島に。中の島と言っても
10畳間くらいの広さで、人が入らないものだから腰までの草がビッシリ。アン
プレアブルで4on-2putt。タイガーもダボで予選落ちの危機となる。メジャーの
試合でロストやアンプレの正式な手続きを勉強するとは思わなかった。

 59歳のトム・ワトソンがスコアを伸ばしている同じコースでタイガーと遼が、
我々と同じようなミスを続けている。

       株と一緒で勝っている奴は無理をせず確実に成果を挙げ、
      負けが込むと運が無いはずなのにギャンブルして散っていく。

 面白いことにトム・ワトソンに引っ張られてガルシアも16歳のマルセロも良い
ゴルフをしているが、タイガーが崩れると、メンタルが弱い石川は目を血走らせ
てズルズルと付いて行って、逃げ出せない。ここら辺が現状の実力か!

 結局夜の3:30(現地19:30)に石川の初の「The Open」は終わった。
多分、日本のTVの視聴率はこの時間で急激に落ち込んだに違いない。

 中継は続いていたが、わたしもここでリタイア。敗戦の弁は、明日聞くこと
にしよう。

The Open 初日

2009年07月16日 22時35分03秒 | golf
 石川が頑張った。

 前半は3バーディ・3ボギーだったが、最終的には2-underで初日のプレーを終
えた。同じ組のウッズは1-over。ウェストウッドは始めの3ホールで連続バーディ
ーで、ウッズと石川の話題の谷間で伸び伸びとプレーしているように見えたが、
16番のグリーン手前のクリークに打ち込んでダボ。終わってみたら石川と同じ
2-underだった。

 タイガーウッズはひどかった。450yds以下のホールではドライバーを持たなか
ったが、そのティーショットが乱れていた。2打目を無理してラフからラフへと、
まるで我々のゴルフのようだった。

 中継が始まった17時から、ずっと石川の組を中心に映像が構成されていたが、
13番からはウッズとウェストウッドは映っても、なかなか石川の絵が出なくなっ
た。やはり、追いかけていたのは石川ではなく、ウッズだったようである。

 良かったのは、なんと59歳のトム・ワトソンだった。まだ半分しかホールアウト
していないが、5-underで単独トップである。穏やかな天候も要因かもしれない
が、それは誰も同じだ。

 残念だったのは、池田勇太。一度もテレビに映らなかったが、6-overだった。
16番でトリを叩いているが、多分クリークに捉まったのだろう。

 ターンベリーの風景は、面白かった。まるで田舎のローカルゴルフ場のような
雰囲気で、高い建物が何もないので、TVカメラ用の青いクレーンがやけに目立つ。
フェアウェイはきれいだが、その周囲のラフは、ひざ上までボウボウ。ティグラ
ンドとフェアウェイの間もそうだ。バンカーも深い。フェアウェイを外したら、
殆ど1ペナと同じ。これがリンクスなのか。

 明日の石川の組のスタートは、日本時間で21時過ぎになりそうだから、明日
こそ夜なべの覚悟が必要だろう。

The OPEN

2009年07月16日 11時14分15秒 | golf
The OPEN が始まる。

 全英オープンゴルフ選手権、ではない。ただの「The OPEN」。
今はいろんな「Open」があるけど、1860年に第1回が開催された時には、これ
しかなかった。それくらい歴史がある競技会に、日本の若造が出ると言って
日本のマスコミは大騒ぎしている。
 さすがに「The OPEN」だから一流選手がウヨウヨ居るが、ミケルソンが欠場
したり2連覇中のハリントンの元気がないなど話題が乏しいのか、ウッズと同組
にするなんて事務局も粋な計らいをするものだ。
 しかし、興味あるペアリングはこの組だけではない。実は今回の最年少出場
者は石川ではなくてイタリアのマナセロ(16歳)だが、59歳のトム・ワトソン、
神の子ガルシアと同じ組だ。池田勇太だって世界ランク12位のビジェガス、13位
のオヘアと回る。今田竜二は、世界3位のケーシーと、MASTERS優勝のカブレラ
と一緒だ。2連覇中のハリントンとフューリック、オグリビーの組み合わせも見逃
せない。

 TV朝日が23:10から翌朝4時までオンエアするというので、これは徹夜だな、
と思っていたが、良く調べたらゴルフネットワークというCATVのチャンネルで
17:00から生中継するという。

TV朝日

 ウッズ-石川の組は現地9:09のスタートだが、これは日本時間では17:09なの
で、ドンピシャである。

 なんにしても、面白い週末になりそうである。

老人のゴルフ

2009年05月19日 20時18分37秒 | golf
 昨日は暑かった。
 風がなくカンカン照りで、まるで真夏のようだったので、今日のゴルフはキツ
イな、と思って覚悟して出かけた。
 首都圏のゴルフ場は郊外にあるので、行くのに2時間前後かかるのは常識だが、
私の所属するクラブも車で1時間半ほどである。7:30に着いた時はまだ曇り空
だったがすでに20℃を超えて暑くなる感じだったので、今日は半ズボンにした。

 今日はクラブ主催の60歳以上が対象のコンペで、前回優勝した時に貰った無料
優待券を使ったので、プレー費も昼食も只。そうでもなければ年金暮らしの傘張
り老人はゴルフなんぞできるはずがない。
そんな年寄りばかりのコンペだったが、私の組は60代が二人とあとはなんと84歳
と74歳の大ベテランだった。84歳の大先輩は沖縄で戦闘中に右手を怪我したとか、
体中手術でサイボーグ状態にも関わらず、スキーは勝手に滑るからゴルフより楽
だとか、なんとも驚異的。さすがにドライバーは150yds程しか飛ばないが、無造
作にポンポン打って、112で回られたのだから恐れ入った。

一日中雲がかかっていたが、風もなく穏やかな陽気で気持ちの良い一日だった。

 水辺の猫柳は綿ぼこりのような花を一面に散らし、桑の枝にはピンクの小さな
葡萄の房のような実が付いて、熟すのを待っている。梅の実も大分大きくなって、
松の雄花は黄色い煙のような花粉を振りまいている。
 曇り空高くあげひばりが大げさな声をあげて飛びまわり、ときどき鶯がまだ
未熟な声でケキョケキョ言っている葭原ではピーキョロチョキチョキとヨシキリ
が大合唱、多分繁殖期なのだろう。ヒヨやムクは草刈り機の後を追って走り回っ
ている。
 ボールを打ち込んだクリークにはオタマジャクシとメダカが一杯、キャディ
さんに聞くと餌が豊富なのか青大将も太くて見事だという。

 金融危機だの選挙だの豚風邪だのとマスコミは騒いでいるが、河原は確実に
夏に向かって様相を変えてきている。

           爽やかな川辺で棒振る馬鹿もいる   蛙蝉

クラブコンペ

2009年05月01日 14時36分30秒 | golf
 会員になっているゴルフクラブのコンペに参加した。

どこでもそうだと思うが、このクラブでは11種類の公式の競技会の他に、いろ
んなコンペがある。なかでも、毎月3回開催される、女性と60歳以上の男性が
対象の水花樹会というコンペは評判である。なんせ、胡蝶蘭をはじめ洋蘭の
大鉢が20鉢以上も賞品として用意されていて、毎回150名近くが参加するのだ。

 3月初めのこのコンペで優勝し、大輪の胡蝶蘭を持って帰ったので味をしめて、
今月も参加した。



 交互に車を出すことにしている、近くに住んでいるYさんとあと常連らしい
女性ふたりが同組。女性でも常連になると強かなもので、飛距離は出なくても
コースの癖を熟知していて、しっかりボギーペースで回る。しかもよくしゃべ
る。Yさんは如才なく合鎚を打っていたが、私はあまり得意ではない。もう一
人の女性はなんと70歳を超えているとか、それでも私とほぼ同じスコアだから
恐れ入る。
 競技会はピリピリした感じだがクラブコンペはフェアウェイ6インチや1グリップ
OKもあり、和やかな雰囲気で親しみ易い。

 しばらくクラブライフを楽しんでみたいと思っている。


golf

2008年09月21日 21時38分38秒 | golf
 浦安に帰ってきてから、初めてゴルフに行った。
沼津では伊豆でも箱根でも1時間以内でゴルフ場に行けたが、浦安から
は最低でも1.5時間はかかる。8:56スタートを予約したが、だから出発
は6:30だ。
 沼津では、車中でまとまった音楽を聴く時間がなかなか取れないので、
ハイドンの交響曲をよく聞いていた。
素朴で、規則的で、安心して聞いていられるので、このブログのIDにも
使っているほどだが、首都圏ではゴルフ場まで時間がかかるのでそうも
いかない。今日はチャイコフスキーの交響曲で迫ってみた。チャイコフ
スキーは、人間的に色々言われているようだが、作品はそこそこボリュ
ーム感があり親しみやすいフレーズも多く、じっくり聞いてもながら族
で聞いても、面白いと思った。
 ゴルフ場へのアクセス時間によって、音楽の好みも変わるとは、ね。

 静岡県のゴルフ場は、伊豆も箱根も富士山麓も山岳コースでアップダ
ウンが多く、乗用カートが常識であるが、私の持ちコースは利根川の河
川敷で全くフラットだが、18ホール全てにウォーターハザードが絡み、
油断するといくつもボールをなくすことが多い。ここにも首都圏の一面
が顔を出している。

 ゴルフは47-48で、自分のコースでのベストスコアが出た。池は多いが
コースはフラットなので、打球の方向性が出せればスコアはまとまりそ
うだ。