耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

マンションの暮らし

2023年12月05日 07時47分47秒 | この頃思うこと

マンションには、集合住宅での共同生活と言う形とプライバシーを

守る城と言う二つの性格がある。

 

マンション住まいに限らず、プライバシーを侵害する事は許されない。

隣は何をする人ぞ、と憶測する事は有っても、盗み見したり盗聴する

事は犯罪行為で有る。

 

マンションライフでは、ドア1枚で周囲の付き合いを拒絶して、

プライバシーを守ることも出来る。表札を出さず個人情報を

守っている家庭もある。

しかし山の中の一軒家では無いから、近所の住民と顔を合わす

事は避けられない。その時に知らん顔して無視するより、一言

挨拶したら、どうだろう。

 

折角マンションに住んでいるのだから、隣り近所と仲良くしよう。

他人に干渉されたく無い、近所付き合いは嫌だ、自分の城に込もって、

プライバシーを守りたい、そのためにマンションを選んだ、と言う

人も居るかも知れない。周りに干渉されたくないなら、没交渉を守る

しかないが、マンションの共同生活の中では限界が有る。

共同住宅に住むからには、それなりの覚悟が要る。それが嫌なら

山の中の一軒家に住むしかない!

 

マンション住まいでは、隣り近所に他人が住んでいるのは、当たり前

で避けられない。であれば、いがみ合うより仲良くした方が、お互いに

気持ちが良い。

出会った人と挨拶をしよう。構内で顔を合わせたら、エレベーター

で一緒になったら睨み合うのでは無く、「こんにちは」とか、

「涼しく成りましたね」とか、声をかけて見よう。近くの家の騒音が

気になったり隣から覗かれたりしたら、警察や管理センターに電話

する前に、何か有りましたか?と声を掛けてみたらどうだろうか。

 

中庭の子供の歓声とか、廊下を歩く音とか、工事の騒音とか、

ある程度は、覚悟することが必要だ。

共同生活を維持して快適に過ごす為に、自治会という組織がある。

困った時に警察や市役所を頼りにする前に、自治会で相談する事は

どうだろうか。

 

昭和の時代には隣組と言う考え方があって、醤油切らしたから

ちょっと貸して、とか田舎からリンゴが届いたからお裾分けとか

言って、隣近所とお付き合いが有ったものだ。お上が庶民を統制

する為の組織と言う意味合いも有ったかも知れないが、気持ち

良く近所付き合いする事は、常識だった。

 

満員電電車の中でもそうだが、いがみ合うより仲良くすることを

考える方が、気分が良いと思う。相手を睨みつける前に、まず

にっこりして声を掛けることで、雰囲気が和みコミュニケーションが

始まるだろう。長話をする必要はない。笑顔で挨拶するだけで、

敵意は失せて、親近感が生じるだろう。騒音が気になるなら、

何かありましたか?と聞いてみればいい。覗かれていると思ったら、

お気に障りましたか、と言ってみればいい。喧嘩を構える前に、

まず仲良くなることを考えたほうが、精神衛生上得策だと思う。

 

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上の階の部屋と下の階の騒音トラブルも絶え間無い。多分上の

部屋では多少の音を出しているのだろうが、録音されていることは

まれだ。それ以上に、うるさいと言う苦情に耐えられないと、

怯えていることも多い。夜間にベランダの洗濯物のはためく音が

うるさい、と言う苦情もあったが、判断に苦しむ。

 

上の部屋では騒音を出してない、と言い張っていたが、調べたら

ベランダのアルミサッシの戸車が、ガラガラ鳴ってたと言う事例も

あったから、一概には言えないが。


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