耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

蕎麦が好き

2021年11月08日 17時08分53秒 | この頃思うこと

秋蕎麦の季節なので、新蕎麦を味わいたくて、

 

行徳の慈庵に行った。 

 

辛し蕎麦を食ったが、細くて腰が有って喉越しが

良くて、旨かった。残念ながら新蕎麦の香りは

分からなかった。「新蕎麦と言っても、9月から

新蕎麦ですからね。これは北海道の新蕎麦です」

とのことだった。

 

蕎麦が好きだ。

シャキッと冷えた、ざる蕎麦が、好きだ。

寒い時は熱い蕎麦も良いが、冷たい蕎麦が好きだ。

蕎麦殻を練り込んだような、黒い蕎麦が良い。

只、田舎蕎麦と言うような、太いのは困る。

細くて腰がしっかりした方が良い。

 

酒々井に「みなもと」という蕎麦屋がある。

ここは店の隣に、広大なそば畑が有って、というか

蕎麦畑の道沿いに店が有って、そこで取れた蕎麦を

出してくれる。天婦羅も旨い。十割蕎麦も良いが、

私は二八の方が好みだ。

<蓼食う虫も好き好き>

                      

                      

佐倉でパークゴルフの帰りに寄った木乃家という

蕎麦屋は、植木屋と見まがうほどの立派な庭の中に

あったが、驚いたのは、海老天。

天せいろの 蕎麦は二枚、天婦羅は海老二本、かぼちゃ、

玉ねぎなど。海老の巨大さは特筆もの。半分ほどを

備え付けのプラケースに詰めて、持ち帰る人が多い。

 

江戸っ子は、つゆに少ししか浸けないと言うが、

私はしっかり浸して食べたい。薬味も色々欲しい。

葱、山葵、柚子胡椒、茗荷、紫蘇。

とろろや鶏の煮込に浸ける南蛮も捨てがたい。

辛い大根おろしは、最高だ。

唐辛子やニンニクと言う人も居るが、流石に

やり過ぎだと思う。

 

御殿蕎麦と言う、白い蕎麦がある。そば殻を

極力除いた、上品な蕎麦だ。

細くても腰があって、旨い。

大磯の、箱根駅伝コースの松並木沿いに有って、一度

食べた。もう一度味わいたいと、何度か通りかかったが

定休日ばかりで、まだ、有り付いていない。

代りに大磯の蕎麦屋を調べたら、最近東京から脱サラして

始めた、蕎麦屋が有った。

住宅街の中で、普通の住居を蕎麦屋にしていて、親父は竈で

焼き芋を焼いていた。

 

今年の七福神巡りは、谷中にした。

最近流行りの「ヤネセン」(谷中-根津-千駄木)コースを

山手線の田端から上野まで歩くのだが、途中谷中の墓地の

近くに松寿庵という蕎麦屋が有って、「七福神蕎麦」の

のぼりが出ていた。

七福神ゆかりの具が入っていると言う。恵比寿は海老、

大黒は袋茸、福禄寿は筍、寿老人は海苔、弁才天は紅白

かまぼこ、布袋はうづら卵、毘沙門天はとり肉。

ま、縁起物として、食べるしかない。

 

新蕎麦は薫りが良いと言うが、私には分からない。

一度体験してみたいと思って居るが、未だに

その機会が無い。

先日友人が、蕎麦を打つサークルで作ったと言う

貴重な手打ちそばを分けてくれた。早速茹でて、ザルで

食ったが、違いは分からなかった!

 

板蕎麦、と言うのがある。

山形方面で数人分を板箱に盛って、皆でつつく

所から始まったそうだが、私は山口県で初めて

見た。

ヘギ蕎麦は、板に盛ることが多いようだ。繋ぎに

フノリを使った、腰があって独特の風合いの蕎麦だ。

イクスピアリの凜やで食える。

浦安では、東西線ガード下のちんねんの田舎蕎麦が

人気で、昼時は行列が長い。

フラワー通りの天哲は、あおべか物語にも出て来る

歴史ある蕎麦屋だが、鶏南蛮が旨かった。

柳通りの栄ゴンは、蕎麦も天婦羅も旨いが営業時間が

短く、なかなかありつけない。

新浦安のそじ房は、チェーン店だが入り易くてそこそこ

旨い。

最近、入船に出来た「蕎麦たのし」は、団地の友人が

夫婦でやってるので、特別な飲み会やなどで、時々行く。

 

 

蕎麦ではないが、饂飩も冷たい水に晒して笊で

食うのも良い。銀座の佐藤養助の稲庭うどんは、

絶品だ。腰があるのに舌触りが良い。

しかしうどんは、温かい方が好きだ。天かすと卵は

必須で、色んなトッピングがある方が良い。刻んだ

ネギも嬉しい。

 

たかが蕎麦だが、なかなか面白い!

たまには、スーパーで買ってきた乾麺を自宅で茹でても

旨いよ、そば湯も呑み放題だしね。

 



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